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当ブログへ起しいただき、心から感謝いたします。映画の感想やスポーツ観戦の記事、写真中心のブログです。

JERAセ・リーグ公式戦 2023 阪神VS.東京ヤクルトスワローズ 第9回戦

5月11日(木)、JERAセ・リーグ公式戦 2023 阪神タイガースVS.東京ヤクルトスワローズ 第9回戦(阪神甲子園球場)を観戦してきました。

 

 

※始めに、本当に恥ずかしい言い訳とお詫び。※

本年4月5日の記事で、今年は地元の阪神タイガースを応援するという記事を書きました。

実際、4月11日(火)の東京ドームの読売戦まで、阪神を応援しておりました。

あの替え歌を聴くまで・・・。

7回の攻撃前の応援歌(または球団歌)をファンの人たちが合唱するとき、読売の「闘魂こめて」のサビの部分、「ゆけ、ゆけ、それゆけ」とあるのですが、ここを阪神のファンは大声で(読売のファンの倍以上の音量で)「死○、○ね、くたばれ!」と歌うんですよね。♪~

この替え歌をスッカリ忘れておりました。

今年から声出し可能と言うことで、嫌なものを思い出してしまいました。

 

情けない話しなのですが、私の母が認知症になって以来、介護している私にかなり酷い言葉をあびせ続けました。

「バカ」、「知恵遅れ」、「産むんじゃなかった」などなど。

そして、母が私に最期に遺した言葉が「死ね、テメぇ!」でした。

 

私も読売は嫌いです。

ですが、死んでもらいたいなどと思ったことは一度もありません。

そして、自分が言われて傷ついた言葉を人にあびせたくありません。

試合は1-7の完敗。

その日、やはり、このような下品過ぎる応援をしている人たちと同じチームは応援できないと思い、阪神のファンをやめることに。

OBや選手からも「やめて欲しい」と呼びかけられているんですけどね・・・。

 

じゃあ、やはり地元の今度はパ・リーグオリックス・バファローズに・・・とも多少考えましたが、このチームはファンは礼儀正しいのですが、選手のファンサービスがよろしくありません。

そして、4月5日の記事でも書いた通り、吉田正尚がいないバファローズに魅力を感じないので、昨年後半から応援していた東京ヤクルトスワローズのファンに戻ることにいたしました。(グッズ等も残っていたのもありましたし、傘を振るパフォーマンスが好きです)

 

その東京ヤクルトスワローズのファンも一部・・・では無く1人悪質なのがいるって、そいつ弁護士雇ったので、これ以上書くのはマズい。(汗)

 

そして、具体的な日にちなどはまだ決まっておりませんが、現在住んでいるマンションを売却することにいたしました。

私の姉が具合が悪く、少しでも近くにと言うことで関東へ戻ることにいたしました。

 

そんなこんなで、昨年10月1日以来のスポーツ観戦の記事になりました。

優柔不断でお恥ずかしい限りですが、何試合紹介できるか分かりませんが、スワローズの記事にお付き合いいただければ光栄です。

 

約8ヶ月ぶりの阪神甲子園球場です。

もしかすると、これが最後のプロ野球観戦かもしれません。

 

両チームのスターティングラインナップ。

スワローズはようやくベストメンバーに近いラインアップになりました。

(選手名は敬称略。相手チームの選手はフルネーム記載いたしません)

 

スワローズ先発の背番号54番・サイスニードがレフトスタンド近くで肩を作っております。

全体練習を終え、ベンチ前で円陣を組むスワローズの選手。

このときの掛け声が「さぁ、行こう!」なのですが・・・

 

それが今シーズンのキャッチフレーズになっております。

 

阪神の公式チア、TigersGirlsの皆さん。

もう敵側の応援の方たちなので・・・と思いつつ、ウエストの細さにはウットリしてしまいました。

 

ウォーミングアップにやってきた背番号25番・ドミンゴサンタナ(手前)と背番号13番・ホセ・オスナ。

そして我らが村神様こと、背番号55番・村上宗隆。

TigersGirlsの皆様のあと・・・と言うのは関係なく、少しウエイトオーバーのように思えましたが背番号22番・高津臣吾監督、何も言っていないということは問題無いということなのでしょう。(横綱の土俵入りのようにも観えてしまいました)

ですが、昨年のセ・リーグ3冠王はダテじゃない。

やはり凄いオーラを感じるのは間違いありません。

笑顔もすばらしいです。

 

この試合のスポンサーの紳士服メーカーから背番号60番・武岡龍世に記念品が贈られました。

 

試合前のメンバー表の交換。

阪神・岡田監督のA.R.E.・・・、一緒に見届けることができなくなり、少し罪悪感。

監督や選手の方、嫌いになってファンやめたワケでは無いので。

 

いよいよ試合開始。

この甲子園球場での3連戦、2連勝中です。

頑張れ、スワローズ!

1回表、スワローズの攻撃。

1アウトから背番号51番・濱田太貴が二失策で出塁。

盗塁を決め、二塁へ。

続く背番号1番・山田哲人三振で2アウト。

村神様の第1打席はショートフライ。

先制のチャンスでしたが、得点ならず。

 

1回裏のマウンドへ上がるサイスニード。

いつも通り、礼儀正しく審判に帽子を取って一礼する村神様。

おぉ~、我がチームのキャプテンの山田も。

Oh Captain My Captain!

 

1回裏、阪神に二安打許しますが得点は与えず。

 

2回表、スワローズの攻撃。

1アウトから、背番号33番、期待の若手捕手の内山壮真。(この日は壮真のレプリカユニフォーム着て球場へ行きました)

第1打席は残念ながら三振。

 

2回裏、1アウトから、2本の長打で1点先制されてしまいます。

その後も四球でピンチを広げ、野手とコーチがマウンドへ。

真ん中の方、通訳なのですが、なんか写真ですと1番偉そうに写ってしまいました。

その後のバッターを抑え、追加点は与えず。

 

4回表、スワローズの攻撃。

1アウトから、山田がヒットで出塁。

続く村上もヒットで続き

1アウト一、二塁。

サンタナ倒れ2アウト。

続く壮真がレフトへタイムリーツーベースヒット!

スワローズ、1-1の同点に追いつきました。

 

4回裏、レフトスタンドの本当に少数のスワローズ応援席から「壮真」コールがあったのですが、本人聞こえなかったみたいでした。

しかし、サイスニードがピリッとしない。

2アウトから、ピッチャーの伊藤にストレートの四球。

続く近本にも四球。

中野にヒットを打たれ満塁。

またまたマウンドに集まる内野手とピッチングコーチ。

サイスニード、何か、通訳に人に叱られているように観えますね。

ノイジーを打ち取り奇跡的に得点を許さず。

 

イニング間のTigersGirlsの皆様のお願い事項。

ジャケット着ておりますが、この時間、甲子園球場かなり冷え込んできておりました。

 

6回表、スワローズの攻撃。

1アウトから、村上ヒットで出塁。

何やら大山と談笑。

続くサンタナにもヒットが飛び出し1アウト一、三塁。

しかし、壮真が最悪の併殺打で得点ならず。

 

6回裏、ブルペンカー登場。

ピッチャー交代です。

スワローズ、2番手に背番号44番・大西広樹。

 

サイスニードは5イニングを投げ、投球数117、被安打6、被本塁打0、奪三振4、与四死球4、失点・自責点1という内容。

制球が悪く、3回ですでに球数70球、4回で100球超えておりました。

 

7回表、スワローズのラッキーセブンの攻撃。

先頭バッターのオスナがヒットで出塁。

続くバッターは背番号7番・長岡秀樹。

当然バントの場面ですが、投手への小フライ。

飛び出していた一塁ランナーのオスナも戻れず2アウトランナー無しに。

二塁へ進めて、NEXTに控えていた背番号23番・青木宣親へつなぐ・・・というシナリオが砕け散ってしまいました。

9番、大西に代わりピンチヒッター、背番号42番・澤井廉。

プロ初打席です。

思いっきり行って欲しい!

結果は一ゴロ。

 

大西は1イニングを投げ、投球数15、被安打0、被本塁打0、奪三振0、与四死球1、失点・自責点0という内容でした。

 

7回裏、スワローズ3番手に背番号20番・木澤尚文。

1イニング、打者3人で斬って取りました。

 

8回表、スワローズの攻撃。

2アウトから、山田がヒットで出塁。

山田はこの日、4打数2安打のマルチヒットでした。

代走に背番号31番・山崎晃大朗。

「闘志あふれる一打、今こそ放てよ!」

バッターは村上。

結果は四球。

村上は3打数2安打のマルチヒットに四球1つでした。

 

2アウト一、二塁のチャンスでしたが、サンタナ倒れ得点ならず。

 

8回裏、スワローズ、4番手に勝ちパターンのセットアッパー、背番号17番・清水昇。

 

1アウト、二、三塁の場面で代打・糸原のショートゴロを長岡がフィルダースチョイス

勝ち越し点を許してしまいます。

 

清水は1イニングを投げ、投球数25、被安打2、被本塁打0、奪三振1、失点・自責点1という内容でした。

 

9回表、スワローズの攻撃。

2アウトランナー無しで長岡。

何とか塁に出てほしいと願っておりましたが、二ゴロで万事休す。

スワローズ、負けてしまいました。😭

 

勝:石井(1勝0敗0セーブ)

セ:岩崎(1勝0敗2セーブ)

敗:清水(0勝1敗0セーブ)

 

敵地で3連勝はさすがにムリとは思っておりましたが、高津監督に言いたいことが少々。

先発のサイスニードですが、中日との相性がいいので、本日(12日)からの3連戦の頭・・・と考えていたのですが、この日に持ってきました。

中日の先発がスワローズ苦手の小笠原で、捨てゲームとしてスワローズの先発が前回の読売戦で6点の援護を守れなかった背番号14番・高梨裕稔。

高梨はもう先発では使えないと燕党誰もが思っていたのですが、そのような意図があったのでは?と考えられます。

ですが、スワローズのこの試合前で15勝16敗で借金1。

2連敗したら借金がさらに膨らむことを考えると、やはり相性の悪い小笠原相手でもサイスニードで取りに行った方が良かったのではないかと思いました。

 

長岡は・・・、これだけ打てないなら送りバントくらい決めてもらいたかったですが、彼はまだ若いです。

フィルダースチョイスもですが、何ごとも勉強。

誕生日が私と同じ日なので、応援してますよ!

 

勝ちパターンのセットアッパーの清水で落としてしまったのは痛いですが、清水に責任は無いので気持ちを切り替えて、次の登板頑張ってほしいです。

 

「さぁ、行こうか!」のキャッチフレーズが「最下位か?」に思えるほど酷い今年のスワローズですが、元々それほど強いチームではありませんでしたし、昨年は村神様に頼りっぱなしでしたからね。

でも、少しでも順位を上げられるよう、背中を押すような応援をしていきたいと思っております。

 

輝け 我らの スワローズ!

 

 

『ルパン三世 カリオストロの城』

ルパン三世 カリオストロの城

 

1979年製作/日本映画/上映時間:100分/G/1979年12月15日日本公開

 

  監督:宮崎駿

声の出演:山田康雄

     小林清志

     増山江威子 ほか

 

数多くの名作アニメで世界的な名声を得た宮崎駿の記念すべき長編初監督作です。

ヨーロッパのカリオストロ公国を舞台に、偽札製造や後継者問題などに揺れる小国の行方と、王女クラリスとルパンの関わりなどが描かれます。

 

あらすじ

 

ルパンと次元は大金を盗み出したもののそれが偽札だとわかり、自分たちがつかまされた偽のゴート札の秘密を探ることにする。彼らはヨーロッパの小国カリオストロ公国を訪れ、偶然にも何者かに追われていた少女クラリスを助け出す。しかしクラリスは、ルパンが崖から落ちて意識を失っている間に謎の一味にさらわれてしまう。カリオストロ公国の王女である彼女は、国を支配しようとするカリオストロ伯爵の命令で幽閉されてしまい……。

シネマトゥデイより)

 

1979年に製作・公開された「ルパン三世」劇場用映画のシリーズ第2弾で、宮崎駿監督の劇場初監督作品として知られる作品です。

2014年に5.1chサラウンドにも対応させたデジタルリマスター版が劇場公開。2017年1月には体感型上映システム「MX4D」に対応したMX4D版が公開され、2019年11月には「MX4D」「4DX」の2タイプの体感上映システムに対応した4D版が公開されております。

 

4K Ultra HD BDにて鑑賞。

もう何回目の鑑賞か覚えておりません。

1979年12月の初公開時、劇場で観ております。

 

今回本作を取り上げようと思った理由、経緯は後ほど。

 

盗み出した大金が偽札と気づいたルパンと次元は、偽のゴート札の秘密を探るため、カリオストロ公国へやって来た。そして謎の男たちに追われていた少女クラリスを助けるのだが・・・。

 

先日、日本テレビ系の「金曜ロードショー」で放映されたみたいですね。

それに合わせ、アニメ評論家(という肩書きでいいのか分かりませんが)の岡田斗司夫氏が本作を深掘りした動画を上げていて、これが面白かったので、改めてもう一度見直してみようと思いました。

岡田斗司夫氏の動画からの抜粋がほとんどですが、まんまコピーですとパクリになりますので、それに合わせ、自分なりの解釈、当時の製作現場のことなどを綴りたいと思っております。

 

※完全ネタバレの記事になります。まだご覧になれていない方はご注意を。※

 

本作の前にどうしても語らねばならないのが、「ルパン三世」最初のテレビシリーズです。(以下1st)

故・モンキー・パンチ先生の1967年発表された原作を基に、日本で初めての「大人向けアニメーション作品」を製作しようという目標で1971年立ち上げられた作品です。

物語の基本的なベースとして、アメリカのアニメーション「トムとジェリー」があげられております。

頭のいい(ズル賢い)ネズミのジェリー(=ルパン)を追いかける少しおマヌケなトム(=銭形警部)のような筋書きに、大人向けテイストを加えようと考えていたそうです。

ただ、ハードボイルドな内容とセクシー描写が多かったことなどがあり、当時良ければ30%、悪くても20%は取れると言われたテレビアニメーションの視聴率で初回6%、以降も3%台と信じられない数字で、最初に携わっていた監督は方向転換を余儀なくされ、それに反発して監督を降りてしまいました。

監督不在で、白羽の矢が立ったのが、故・高畑勲監督と宮崎駿監督。

宮崎監督は方向転換の際、まずルパン三世のバックボーンの変更をするようにいたしました。

ルパン三世はその名の通りアルセーヌ・ルパンの三代目。

原作、そしてアニメーション作品の前半での設定はフランスの泥棒貴族ですでに超大金持ち。

泥棒は盗むことを目的では無く、単に娯楽としておりました。

これを宮崎監督はイタリアの貧しい男と変更。

前半のOPに乗っている自動車(写真が見つからずフィギュアのものでご了承を)は世界に30台しか無い高級車でフェラーリのエンジンを搭載。

お値段は50億円は下らない品物だそうです。

 

そのルパンの愛車をフィアット500チンクに変更。

その経緯が面白く、安っぽい車を・・・と考えていた宮崎監督はスタジオの駐車場に止めてあったフィアット500チンクを発見し、「あれくらい安っぽいのにしよう」と決定。

しかし、その自動車は作画監督大塚康生氏のものでした。

当初の目的のものより明るいタッチ、お色気も少なくなったのですが、視聴率は上がらず、2クールもたず、全23話で番組は終了。

 

ですが、再放送で人気を博し(再放送は当初の放送の4倍以上の視聴率でした)、新たなルパン三世を観たいという子どもたちの要望に応えるかたちで1977年から2ndシーズンが製作されます。
ルパンのジャケットの色は2ndシーズンから原作通りの赤に。

なぜ1stでは赤では無く緑だったのかと言うと、1971年当時、まだモノクロテレビの家庭もあった時代で、鮮明に赤を再現できるテレビが少なかったことが理由とされております。

 

2ndシーズンは人気でアニメーション作品としての「ルパン三世」初の劇場版(1978年、『ルパンVS複製人間』と言われている作品です)も大ヒットを記録いたします。

それに次ぐ、劇場版第2作として製作された本作ですが、2ndから一切参加していない宮崎監督の再登板の理由・・・。

岡田斗司夫氏の話しですと、この頃、ディズニーのスタッフと共同でジョージ・ルーカスがプロデューサーとして日米合作の大がかりなアニメーション映画の企画があったそうで、まだ長編映画の製作が無かった宮崎監督は手っ取り早く・・・と言った感じで、1作目が大ヒットをした「ルパン三世」を題材に選んだと言っておりました。

 

1stで作画監督を手がけた大塚康生氏も参加。

ですが、当初の宮崎監督の企画では本作に峰不二子石川五右ェ門の登場の予定は無く、ルパン、次元大介銭形幸一(銭形警部、とっちゃんのフルネームご存じ無い方のため記載いたします)の3人だけがレギュラーメンバーからの登板予定でした。

「それでは困る」と上からの指示で、仕方なく(?)五右ェ門を登場させることにした宮崎監督。

今まで数多く鑑賞しておりましたが、今回岡田斗司夫氏の動画で、初めて冒頭のシーンに五右ェ門と斬鉄剣が映っているのを発見いたしました。

まあ、カジノの追っ手の車が真っ二つになるシーン、あんな芸当は五右ェ門にしかできないですね。

 

五右ェ門は後から来たのか、今まで多少疑問に思っておりましたが、そのような裏事情からカリオストロ公国へはルパンと次元の2人だけで行く理由が分かりました。

 

監督の意にそぐわないかたちでの登場になった不二子と五右ェ門でしたが、後付けで悪い立ち位置では無かったように思いました。

不二子がいなければルパンは死んでいたかもしれませんし、「またつまらぬものを斬ってしまった」というカッコいいセリフも聴けましたし。(このシーンは最初の劇場公開のとき、満員の映画館爆笑につつまれておりました)

 

ルパンはなぜ、50億(円では無くドル、なので当時のレートだと7,500億円くらい?)ものゴート札を捨ててしまったのか?

国営カジノにまで出回る、劇中でも「ホンモノ以上」と言われているほどのものを・・・?

そして、思いっきり飛びますがエンディングのルパンはクラリスを助け出したにも関わらず、彼女のもとから去っていってしまったのか?

 

その理由らしきことを宮崎監督は本作公開の約1年後にアニメージュという雑誌で語られております。(あくまで「らしき」ですが)

「結局ルパンは偽物しか盗れない。大金にしても、そして宝にしても。しかも助け出した少女を抱きしめることも唇にキスすることもできない、盗み出せたものは、せいぜい少女の心というかたちの無いものだけのちっぽけな男になってしまったと言うことです」。

 

「オレのポケットには大きすぎるぜ」というセリフはお宝では無くクラリスのことを言っていたのかもしれません。

本作のエンディングはこの宮崎監督のコメント関係なく観て、ハッピーなのかバッドなのか意見が分かれるものだと思っておりましたが、この宮崎監督のコメントを聞いてしまうと、あのとっちゃんの名セリフも切なく感じるバッドエンディングなものだったのか~と思ってしまいます。

クラリスに笑顔で手を振ったあと、車中で次元に「残ってもいいんだぞ」と言われたときのルパンの悲しそうな顔は印象的です。

その後、後ろから不二子の単車が来るのですが、ゴート札の原板を欲しがる素振りは涙を見せたく無かったルパンの精いっぱいの強がりにも映るものでした。

 

そのような多くの裏事情があった本作ですが、今観てもスピード感のある、初監督作品とは思えないクオリティの高い出来のアニメーション映画だと言えます。

アニメーションの場合はどうしてもストーリーが良くても年月経つと作画の古さを感じてしまうものが多いのですが、本作にはそれもありません。

大塚康生氏が本当にいいお仕事されました。

そして、何よりクラリス・ド・カリオストロの存在でしょう。

 

これは裏事情でも何でもありません、劇中語られていることですが、たしかに彼女の家系は汚れております。

しかし、そんなことをまったく感じさせない清楚で優しさを持った明るい彼女の存在は観る人の心をつかむと思います。

あの五右ェ門が顔を赤らめてしまうほどですから。

ですが、世間知らずの温室育ちの女の子なところもあり、不二子に「捨てられたの?」と言うセリフは笑えます。

ルパンが不二子を捨てられるほどのモテ男では無いと誰が見ても分かることなのですが・・・。

 

ルーカスプロデュースで作られる日米合作アニメーション映画のため、本作と高畑勲監督の『じゃりン子チエ』(1981)の試写会が行われ、当時のディズニーのアニメーターは日本のアニメのクオリティに驚いたそうです。

ただ、ルーカスがアニメーションに興味が無く、プロデューサーを降り、代わりに『スター・ウォーズ』最初の3部作の製作を担当したゲイリー・カーツがあとを引き継ぐのですが、この人がスタッフに文句ばかりつけ、結局企画倒れで終わり、カーツはその後の映画作りでも失敗を繰り返し、1986年に破産し、映画界から引退しております。

 

高畑・宮崎監督のアメリカン・ドリームは幻になってしまいました。(黒澤明のハリウッド進出もダメでしたし、難しいですね)

 

もし企画が実現していたら、宮崎監督がアメリカデビューしていたと思うと残念です。

ですが、日本で多くの傑作を生み出したことから、「アニメーションは子どもだけが観るものでは無い」ことを証明したのも宮崎監督です。

宮崎監督がアメリカに行ってしまっていたら、今でもアニメ好きの大人は日陰の存在だったようにも思います。

 

いろいろなことを書きまくりましたが、シンプルに「ルパン三世」の1エピソードとして観ても、1本のアニメーション映画として観ても、本当に面白い映画であることは間違いありません。

本作で一躍有名になられたクラリスを演じられた島本須美さんの功績も大きいです。

この作品が無ければ、後の『風の谷のナウシカ』も存在しません。

 

ただ、このルパンはあくまで”宮崎ルパン”であって、モンキー・パンチ先生の原作のファンや1stの前半パートが好きな人には不評です。

自分も、唯一否定的な意見を言わせていただくとするならば、テレビの1stシリーズ、第21話の「ジャジャ馬娘を助けだせ!」というエピソードに少し似ているところはあるように思いました。

本作や『天空の城ラピュタ』など、宮崎監督は美少女を助け出すというストーリーがお好きのようですね。

 

yahoo!映画レビュー平均点、驚異の4.6点。(5点満点)

多くの人の心を盗んでいった映画であることも間違いありません。

宮崎駿監督の代表作の1本だと思います。

 

最後に余談で、なぜ岡田斗司夫氏の動画を観たかと言いますと、岡田斗司夫氏の『NOPE/ノープ』の感想動画を観ていて、この作品を語ったものを見つけました。

岡田斗司夫氏は『NOPE/ノープ』は面白くなく、嫌いだそうです。

 

 

本作の音楽を担当したのが、2ndシーズンから参加の大野雄二氏。

劇中、テレビシリーズの曲はあまり使われず、オリジナルの曲が多いです。

特に人気の曲がこちら。

お時間がありましたら、ぜひ聴いてみてください。

 

 

『NOPE/ノープ』

『NOPE/ノープ』

原題:Nope

 

2022年製作/アメリカ映画/上映時間:131分/G/2022年8月26日日本公開

 

監督:ジョーダン・ピール

出演:ダニエル・カルーヤ

   キキ・パーマー

   ブランドン・ペレア ほか

 

ゲット・アウト』のジョーダン・ピールが監督&脚本&製作を務めたサスペンススリラーです。

田舎町の上空に現れた謎の飛行物体をカメラに収めようと挑む兄妹が、思わぬ事態に直面します。

 

あらすじ

 

田舎町に暮らし、広大な牧場を経営する一家。家業を放って町に繰り出す妹にあきれる長男が父親と会話をしていると、突然空から異物が降り注ぎ、止んだときには父親は亡くなっていた。死の直前、父親が雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目にしていたと兄は妹に話し、彼らはその飛行物体の動画を公開しようと思いつく。撮影技術者に声を掛けてカメラに収めようとするが、想像もしていなかった事態が彼らに降りかかる。

シネマトゥデイより)

 

ゲット・アウト』、『アス』で高い評価を受けるジョーダン・ピールの長編監督第3作です。

ゲット・アウト』でもピール監督と組んだダニエル・カルーヤ、『ハスラーズ』などのキキ・パーマー、『ミナリ』などのスティーヴン・ユァンのほか、マイケル・ウィンコット、ブランドン・ペレアらが出演。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

ゲット・アウト』(本ブログ2021年11月24日記事にしております)の監督最新作ということで、結構楽しみにしておりました。

はたして結果は如何に・・・。

 

南カリフォルニア、ロサンゼルス近郊にある牧場。亡き父から、この牧場を受け継いだOJは、半年前の父の事故死をいまだに信じられずにいた。形式上は、飛行機の部品の落下による衝突死とされている。

 

しかし、そんな“最悪の奇跡”が起こり得るのだろうか?何より、OJはこの事故の際に一瞬目にした飛行物体を忘れられずにいた。

 

牧場の共同経営者である妹エメラルドはこの飛行物体を撮影して、“バズり動画”を世に放つことを思いつく。やがて起こる怪奇現象の連続。それらは真の“最悪の奇跡”の到来の序章に過ぎなかった・・・。

 

監督デビュー作『ゲット・アウト』で高い評価を受けたジョーダン・ピール

その後の映画製作の姿を見ていると、どうしてもM・ナイト・シャマランに似た道を進んでいるように思います。

シャマランも『シックス・センス』で(ただ、この作品はシャマランのデビュー作ではありません)全世界の映画ファンに衝撃を与え、その後、映画ファンに失望を与え続け、『エアベンダー』(2010、野球のピッチャーの変化球ではありません)は映画史に残る駄作と評される始末・・・。

 

スピルバーグ同様、映画少年で子どもの頃からカメラをおもちゃのようにしていたシャマランと違い、コメディアン出身のジョーダン・ピール

ただ、アカデミー賞のノミネートされた作品のあと、「何だ、これは?」と思わせて、蓋を開けてみると「・・・」というタイプの映画が続いているところは似ております。

本作はシャマランで言うところの『サイン』(2002)に近い感じです。

 

それと同時にスパイク・リーにも似たところもあり、ハッキリ言うと「白人差別主義者」とも思われるところが映画作りに表われていると思いました。

 

冒頭の1998年のテレビ番組収録のシーン。

番組のマスコットで主役といえるチンパンジーが誕生日のプレゼントの風船が割れる音に恐怖し、共演者を惨殺します。

このシーンにぶったまげ。

その後、テーブルの下に隠れていた韓国系の子役の男の子がチンパンジーに見つかります。

しかし、チンパンジーは彼を殺すことはせず、まるで某スピルバーグ作品のようなシーンが。

このシーンの意味する(と推測される)ことは、この時代のアジア系の人間は「イエロー・モンキー」とバカにされておりました。

 

・・・つまり、ピールが描きたかったことは、白人に虐げられていた人たちの仇をチンパンジー(モンキー)が取ったと言うことなのではと勝手に推測いたしました。

大人になったその子役を『ミナリ』のスティーヴン・ユァンが演じております。

その大人になった韓国人がこの本来なら恐怖体験として残っているはずが快感(喜び)になっていたという設定は、ジョーダン・ピールらしさ炸裂!

 

AKIRA』を思われるシーンや、全体的にはスピルバーグの『未知との遭遇』的な映画なのですが、正直分かりやすいとは間違っても言えない映画で、予想通り賛否分れております。

 

吹き替え版で鑑賞した方が「妹がギャーギャーうるさかった」と評しておりましたが、それは字幕版で鑑賞したわたくしも同意見です。

この妹がうるさいし、お下品な言葉連発。

 

この兄妹と電器店のお兄ちゃんが何をしたいのか分からないという意見。

これは簡単だと思いました。

宇宙人(?)に殺された父親の仇討ち・・・などでは無く、未確認飛行物体の映像を「ネットでアップすればバズる」とハッキリ言っておりました。

 

むしろ、分からないのはこの宇宙船に乗った(生命体が乗っていたかも謎なのですが)ものの目的。

もの凄いド田舎で、人口も少ないところで少人数の人たちを殺めることに意味があるのか?

こちらが謎です。

 

おそらく・・・なのですが、この映画はジョーダン・ピールの映画への愛を描いたユニークなSFサスペンス映画なのかな~?とまたまた勝手に解釈。

先にあげたスピルバーグ作品や日本のアニメーション作品などからの影響がよく出ていた作品のように感じました。

 

クラゲのようになる飛行物体の姿が「新世紀エヴァンゲリオン」の使徒の姿にも似ているように思いました。

赤い液体(血液なのかな?)が降るシーンなども。

 

そこに監督お得意の人種差別への批判を取り入れた、どちらかというとシャマランと言うより、タランティーノの『ジャンゴ 繋がれざる者』のジョーダン・ピール版と言った感じの映画です。

 

「NOPE」とは「無理」と言ったスラング的な意味があるそうです。

前日、「無理は禁句」というホテルマンの映画を観ていたのは偶然か?と思ってしまいました。(笑)

 

ほとんど推測で感想を書かせていただきましたが、チンパンジーに関することは間違いないと思っております。

 

Gパン、Gジャケという言葉は日本人が使う和製英語で、英語圏で「Gパン」などと言っても通じません。

劇中テロップで登場しますがジーンズ(Jeans)と言うのが正しいようです。

まさに「何じゃ、こりゃ~」と言いたくなる映画でしたが、自分は結構楽しめました。

 

 

 

『マスカレード・ナイト』

『マスカレード・ナイト』

 

2021年製作/日本映画/上映時間:129分/G/2021年9月17日日本公開

 

監督:鈴木雅之

出演:木村拓哉

   長澤まさみ

   小日向文世 ほか

 

東野圭吾のベストセラー小説を木村拓哉長澤まさみの共演で映画化した『マスカレード』のシリーズ第2弾です。

原作小説のシリーズ第3作をもとに、ホテル・コルテシア東京に再び潜入した刑事・新田浩介と優秀なホテルウーマン・山岸尚美が難事件に挑む姿が描かれます。

監督は前作に続き『劇場版ラジエーシュンハウス』の鈴木雅之

 

あらすじ

 

ある日、警察に匿名の密告状が届く。それはホテル・コルテシア東京で大みそかに開催されるカウントダウンパーティー“マスカレード・ナイト”に、数日前に起きた殺人事件の犯人が現れるというものだった。パーティー当日、捜査のため再びフロントクラークとしてホテルに潜入した刑事・新田浩介(木村拓哉)は、優秀なホテルマン・山岸尚美(長澤まさみ)の協力を得て任務に当たる。しかし、500人の招待客は全員仮装し顔を仮面で隠しており、二人は殺人犯の特定に苦戦する。

シネマトゥデイより)

 

東野圭吾のミステリー小説シリーズを、木村拓哉長澤まさみの共演で映画化した『マスカレード・ホテル』の続編です。

共演に小日向文世梶原善石橋凌渡部篤郎といった前作からのキャストをはじめ、中村アン田中みな実石黒賢沢村一樹勝村政信らが新たに出演。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

間もなく木村拓哉さんの主演最新映画が配信開始とのことで、その映画を観たいと思っていたので(綾瀬はるかさんがお目当てですが・・・)、まず先にこちらをと思いまして、今回は本作を選びました。

前作(本ブログ2021年12月19日記事にしております)のとき、「続編はいいなか~?」なることを記載してしまいましたが、やはり長澤まさみさん大好きなので(綾瀬はるかさんじゃねぇのかよ!)結局鑑賞してしまいました。

 

ある日、警察に届いた匿名の密告状。それは、数日前に都内マンションの一室で起きた不可解な殺人事件の犯人が、12月31日にホテル・コルテシア東京で開催される年越しカウントダウン・パーティー、通称「マスカレード・ナイト」に現れる、というものだった。

 

晦日当日、捜査本部に呼び出された警視庁捜査一課の破天荒な刑事・新田浩介は、かつての事件同様、潜入捜査のためホテルのフロントクラークとして働くハメに。優秀だがいささか真面目過ぎるホテルマン・山岸尚美と事件解決にあたるが、パーティーへの参加者は500名、全員仮装し、その素顔を仮面で隠している。

 

次から次へと正体不明の怪しい人間がホテルを訪れる状況に、二人はわずかな手がかりすら掴めずにいた...。刻一刻と迫り来るタイムリミット。増え続ける容疑者。犯人の狙いは?密告者とは?残されたわずかな時間で、新田と山岸は顔も姿もわからない殺人犯の「仮面」に隠された「真実」に辿り着くことができるのか・・・?

面白かったです!

・・・ただ、それは本作がとても優れた映画と言うより、前日鑑賞した『ピーター・パン&ウェンディ』が本年度ワースト映画決定的な酷さだったから、自然に本作がとても良くできた映画に観えてしまうというところもあり、間違っても諸手を挙げて賞賛できるレベル(鈴木雅之が監督では、それほ「ムリです」・・・って、これはホテルマンが言ってはいけないセリフ)ではありません。

ですが、けっして悪い映画ではありません。

それは断言できます。

 

冒頭の木村拓哉さんと、とても仲の良い、前作でも友情出演した方の登場シーンには大爆笑してしまいました。

たしかに、あれは人物画など人が写っているものが嫌いな方でなくても悲鳴を上げてしまいます。

田中みな実さん、今、とても人気のある方のようですが、正直自分はそれほど好みではありませんでした。申し訳ありません。(そうですよね、長澤まさみさん一筋ですから)

 

冒頭の木村拓哉さんのタンゴシーンですが、伏線になっているんだろうな~と思ったら、予想通り。

前作もそうでしたが、伏線が途中犯人判明のバレバレな描写が多いのが、前作そして本作のミステリーとして致命的に弱いところのように思いました。

このシーンですが、木村さん演じる新田が女性にタンゴを教えているのかと思ったら、中村アンさんの方が先生だと言うことは後になって知りました。

潜入捜査官って、大晦日タンゴの練習しているほど暇なんだ・・・などという野暮なことを言ってはいけません。(笑)

 

前作に次いで登場の石川恋さん。

可愛い人ですね。(マズい、浮気癖出てきた)

ただ、出演シーンは少なめ。

見せ場も無し。

 

もうフジテレビジョン製作の作品には欠かせない俳優の小日向文世さんが本作でも大活躍されております。

 

今回は前作に比べ、長澤まさみさん演じる山岸と一緒にいるシーンが多めにあり、別の作品を思い出してしまいました。

あちらのフジテレビジョンの作品も息があっておりましたが、本作でもこのおふたりは相性バツグンですね。

 

すべてのお客様に快適な時間を過ごしてもらいたいと考えるホテルの人たちとすべての来客を疑ってかからなければ新たな殺人事件が起こるかもしれないと考える警察側の考え方の違い・・・。

まったく遭い譲れない双方の感情が徐々に歩み寄っていくところは良かったように思いました。

 

ただ、ヘンだな~と思うところ、ツッコミどころは本作も健在。

不倫相手との密会場所として、都内のこんな超高級ホテル利用する人いるのかな~?と思いました。

晦日で、しかも大がかりなパーティもあるのに。

「ホテルマンは時間に縛られてはいけない。それは大切なお客様の時間を奪ってしまうから」・・・と言いながら、お婆ちゃんの形見の常に5分遅れの腕時計をしている山岸。

言っていることとやっていること、矛盾があるのでは?

と、思ったら、やはりこれも後の伏線に。

「あぁ、あれが伏線だったのか!」と思わせるものが上手いミステリーの作りなのですが、「これは怪しい」と思うものが多数序盤から登場してしまうのが、このシリーズのミステリーの面白さを半減させてしまっている原因のように思いました。

 

木村拓哉さんの演技に関しては、賛否かなり分れてますね。(本作以外でも)

私はそれほど多く作品を観ているワケでは無いので、あれやこれや言える立場では無いかもしれませんが、『無限の住人』(2017)の演技はそれほど悪くは無かったと思いました。

『ヤマト』(あの作品にこのタイトル言いたくない)の実写版はバ監督の原作レ○プの酷さに木村さんの演技を観ている余裕が無かったです。

山崎貴の自宅へ波動砲発射してもらいたかった。(冗談です)

 

スマートでカッコ良すぎる新田の姿が(原作がそうなのかもしれませんが)逆に真犯人に「お前はホテルマンじゃない、警察の人間とすぐに分かった」と言われてしまいます。

そこが、そのような役柄を多く演じている木村さんの弱点かもしれません。

 

本作にはもうお一人木村さんが出演しておりますが、木村佳乃さんは出演シーンは少なめですが、印象に残る演技を披露しておりました。

「この役を西島秀俊さんに演じてもらいたかった」という意見もありましたが、西島秀俊さんと演技力比較するのはさすがに気の毒です。

それに西島秀俊さんと長澤まさみさんだと、殺人犯より「禍威獣(カイジュウ)」退治が本職になってしまいます。

ですが、前日鑑賞の『ピーター・パン&ウェンディ』のピーター・パンを演じたガキ・・・もうこどもの日じゃないからいいか、よりは1兆倍いい演技だったと思います。

「キムタクが好きだからこの映画を観に行った」というレビューがありましたが、木村拓哉さん、そう呼ばれるの嫌っているので、ファンなら呼ばない方がいいです。

 

真犯人を演じた方、久々の拝見でしたが、とてもすばらしい演技だったと思います。

前作同様、犯行動機は「・・・?」でしたが。

 

新田が「次は無いでしょ」と言っていたので、これで終わり・・・と思わせて3作目も間違いなくあると思う東野圭吾氏原作の本作。

金城哲夫氏原作ではありませんので、長澤まさみさんが巨大化し、ホテルを踏み潰してエンディング・・・では無いということだけネタバレしておきます。

 

まあ、前日の映画のあまりの酷さもあって、観て「良かった」と思えるものでした。

むしろ、これまで数々の駄作を世に放っていたフジテレビジョン製作の映画がDisneyの映画を大きく上回ってしまう、この信じられない現実が「Disney、これから本当に大丈夫か?」と心配になるものでした。

 

 

 

『ピーター・パン&ウェンディ』

『ピーター・パン&ウェンディ』

原題:Peter Pan & Wendy

 

2023年製作/アメリカ映画/上映時間:106分/日本劇場未公開作品(Disney+にて2023年4月28日より配信)

 

監督:デヴィッド・ロウリー

出演:ジュード・ロウ

   エヴァ-・アンダーソン

   アレクサンダー・モロニー ほか

 

1904年にスコットランドの作家ジェームズ・M・バリーの戯曲および小説として発表され、1953年のディズニーアニメ版でも広く愛される「ピーター・パン」を、新たに実写映画化した作品です。

監督は『ピートと秘密の友達』などのデヴィッド・ロウリー。

 

あらすじ

 

イギリス・ロンドン。少女ウェンディ(エヴァー・アンダーソン)の前に、ある日不思議な少年ピーター・パン(アレクサンダー・モロニー)が現れる。彼と小さな妖精ティンカー・ベル(ヤラ・シャヒディ)にいざなわれ、彼女は幼い弟たちと共に、異世界ネバーランドへと旅立つ。そこでウェンディは、ロスト・ボーイズと呼ばれる子供たちや、ピーター・パンの宿敵である海賊のフック船長(ジュード・ロウ)と出会い、冒険を繰り広げる。

シネマトゥデイより)

 

スコットランドの作家ジェームズ・M・バリーの戯曲および小説を基にした映画です。

ピーター・パンをアレクサンダー・モロニー、ウェンディを『ブラック・ウィドウ』などのエヴァー・アンダーソンが演じるほか、ジュード・ロウ、ヤラ・シャヒディらが共演。

 

Disney+にて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

「こどもの日」なので、永遠の少年、ピーター・パンの映画を選びました。

前日の「みどりの日」に”グリーン”とつく映画を・・・と思い(『グリーンブック』など)ましたが、間に合いませんでした。

みどりの日とこどもの日で、ダジャレをこめてエヴァー・グリーン主演の『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』にしようかな~?とも考えたのですが、すでに鑑賞済みだったので、今回は本作を選びました。

 

幼いころから慣れ親しんだ家を離れることが不安な少女ウェンディが、大人になることを拒む少年ピーター・パンと出会い、弟たちや小さな妖精ティンカー・ベル、そしてピーターと一緒に不思議な世界ネバーランドへと旅立つ。

 

そこで彼女は、邪悪な海賊の船長フックに出会い、彼女の人生を永遠に変えるスリリングで危険な冒険に乗り出していく・・・。

 

配信開始から1週間で、すでに酷評の嵐。

映画ファンのYouTuberの方の動画では、あの「『大怪獣のあとしまつ』を超える駄作」(さすがにそこまででは無かったとは思いましたが)という意見もあり、期待はまったくしておりませんでしたが、それでも、これは相当酷い。

 

「ピーター・パン」の映画は子どもの頃、テレビでDisneyのアニメ作品を観て、以降はスピルバーグの『フック』(1991)くらいしか観ておりません。

このスピルバーグ監督の『フック』もジョン・ウィリアムズの音楽くらいしか印象に残っておらず、スピルバーグ作品の中では下から数えた方が早い出来だと思いました。

余談ですが、出演者を悪く言うことなど無いスピルバーグが唯一、ジュリア・ロバーツに「二度と仕事したくない」と批判的な発言をしております。

(『プリティ・ウーマン』で大スターになり、天狗になっていた時期ですね)

また、ピーター・パンを演じさせなかったことで怒り、マイケル・ジャクソンスピルバーグを「殺す」などと物騒なことを言った、言わないで話題になりました。

 

近年、暴走して爆死を続けている”Disneyの無理矢理ポリコレ”が本作でも強烈なほど発揮されております。

まず、妖精のティンカー・ベルですが、黒人の女の子に変更。

ネバーランドに住むロスト・ボーイズのほとんどが女の子で、多彩な人種。

黒人の女の子にウェンディが「あなた、女の子じゃない」と言うと「だから?」と言うそっけない返事。(いや、観ている方もちゃんとした理由知りたいのですが・・・)

「まあ、いいか」であっさり済ませてしまうウェンディ。(いいんかい?)

そのロスト・ボーイズのリーダー的キャラクターがネイティヴ・アメリカンのような女の子。(女性と言った方がいいかもしれない年齢)

・・・ここ、たしかイギリスだったよね?

その辺に生えている草で薬草を作りピーター・パンの傷を治すシーンは石ノ森章太郎先生原作の傑作特撮番組「仮面ライダーアマゾン」(1974)を思い出してしまいました。

フック船長の船の部下も本当に多彩な人種。

歌を合唱するシーンがあるのですが、アジア系の部下(を演じた俳優さんorエキストラ?)は英語話せないようで、ほかの部下と違い一切歌わない。

もの凄い不自然さと違和感・・・。

ポリコレに反対ではありませんが、近年のDisneyのこの無理矢理ポリコレはアメリカ国内の黒人の方にすら嫌われている始末。

本年度のゴールデンラズベリー賞で最低映画賞を含む6部門候補になった実写版『ピノキオ』(写真上)ですが、ピノキオをホンモノの人間に変える妖精がブロンドの女性から、なぜかスキンヘッドの黒人女性になった映像を観た段階で「たしかに、こりゃワーストやな」と思ってしまいました。

無理矢理ポリコレの影響から大コケ映画連発のDisneyですが、来月(かな?)公開の『リトル・マーメイド』の実写版もオリジナル版の赤毛の白人が黒人女性に変更されております。

オリジナル版の設定を無理矢理変更して、白人と違う人種にすることが本当のポリコレと言えるのかDisneyはもう一度考えた方がいいと思います。

妙な気遣いで作られたポリコレ映画は逆に「人種差別」との声も多いです。

そして、子どもの頃に観た楽しかった思い出や夢を汚さないでもらいたい気持ちでいっぱいです。

 

それらのことを差し置いても、本作は本当に酷い。

間違いなく来年のゴールデンラズベリー賞の大本命と言える出来でした。

まず酷かったのが、ピーター・パンとティンカー・ベルを演じたガキ・・・などとこどもの日に言ってはいけない、子役の演技が酷すぎて観ていられない。

 

これは『炎の少女チャーリー』を観た感想のとき書こうと思っていたことですが、本年度のゴールデンラズベリー賞で11歳の女の子を最低主演女優賞候補にしたことでバッシングを受け、同賞の主催者は「愚かで無神経だった」と発言し、今後18歳未満の俳優はノミネートしないことを発表しております。

・・・これに関し、私はまったく違う意見で、ガキ・・・じゃなくて子どもさんでもギャラを貰っているのならプロでしょ?と言いたいですね。

『炎の少女チャーリー』はまだ観ていないので分かりませんが、少なくても本作のピーター・パンとティンカー・ベルを演じたガキ・・・じゃなく子役は映画初出演ということをわきまえてもお金を取れるレベルの演技ではありません。

こんな酷い演技をした俳優が”未成年法”みたいなものに守られていたら、本年度のゴールデンラズベリー賞、最低主演男優賞の『モービウス』(本ブログ11月2日記事にしております)のジャレッド・レトは気の毒です。

 

子役の演技の酷さはラジー賞に相応しいのですが、ノミネートが出来ないことのとばっちりは全部ジュード・ロウに来ちゃうんでしょうね。

こちらもお気の毒です。

彼だけはそれなりの演技をしていたので。(あくまで”それなり”です)

 

本当に本年度のゴールデンラズベリー賞の最低作品賞の『ブロンド』(本ブログ2023年3月12日記事にしております)をもはるかに凌ぐ、あのネコのミュージカルに匹敵する酷い映画です。

褒める要素がまったくありません。

 

夢にまで見た憧れのネバーランドが何も無いへんぴな島で、イニシェリン島へ来てしまったのか?と思ってしまいました。(笑)

 

CGも思いっきりショボく、空飛ぶ海賊船はこれまた石ノ森章太郎先生原作の隠れた特撮番組の大傑作「アクマイザー3」(1975)のザイダベック号を思い出してしまいました。

もちろん、すべてにおいて「アクマイザー3」の方が上です。

 

ピーターパンが空を飛びながら戦うシーンはワイヤーを使っているのですが、これも思いっきりワイヤーで吊っておりますという動きで開いた口がふさがらない。

ガキ・・・じゃなく子役の演技の問題ですが。

良かったと言えるか分かりませんが、ウェンディを演じたミラ・ジョヴォヴィッチの娘さんは可愛かったです。

 

監督の『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』(本ブログ2021年12月2日記事にしております)は結構良かったのですが、そちらはA24製作だったからかな~。

 

世界中でDisney+の加入者が減っているという事実も頷ける、本当に酷い映画で、「大人にならないことの楽しさ」が描かれない、まったくワクワクしない『ピーター・パン』の物語は退屈の一言。

こんなヘンなポリコレ映画を連発して製作しているDisneyの幹部にピーター・パン、そして、こどもの日に相応しい言葉を贈りましょう。

「大人になれ!」。

 

 

日本語、本当に上手というか、普通に話せているのが凄いです。(字幕いりません)

日本が大好きというのもポイント高いです。

コロナも落ち着いてきたので、ぜひ日本へ遊びにいらしてもらいたいですね。

 

 

本作とは、まったく関係ない映画なのですが、こちらの方も親日家のようで嬉しいですね。

ハリウッドでは本当に少ないので日本の映画ファンは感涙ものです。(トムとキアヌの2人だけだと思っておりました)

全米の生放送で「ジャッ○!」と連呼していたキャメロン・ディア○とは大違い。

映画の大成功、お祈りいたします。

 

粽よりピザ

本年、3回目のピザを注文いたしました。

 

今回もピザハットです。

今、”ウルトラ半額祭”なるものが行われ、ドミノ・ピザピザーラピザハットと半額で注文できるのですが、慣れ親しんだからか、いつも通りピザハットを選びました。

”グルメマニア”というメニューを注文いたしました。

Lサイズ、お値段は半額なので¥2,340。(定価だと・・・。ムリだな)

4種類のお味が楽しめます。

明太ホタテのクリーミーシーフード。

ジェノバ風ガーリックトマト。

ガーリックミートグルメ。

カマンベールの贅沢ミートソース。

 

美味しかったです。

・・・が、配達員の方が持ってきてくれた段階で、箱からもの凄くホタテの匂いが漂っていて、少し驚きました。

 

子どもの日に食べると言われる粽(ちまき)ですが、子どもの頃食べたことが無く・・・

神戸に引っ越しして、元町にある神戸・南京中華街で食べたのが生まれて初めてになります。

 

お味は・・・やっぱりピザの方が美味しかった。

ご馳走様でした。

 

 

 

 

『キャプテン・マーベル』

キャプテン・マーベル

原題:Captain Marvel

 

2019年製作/アメリカ映画/上映時間:124分/G/2019年3月15日日本公開

 

監督:アンナ・ボーデン&ライアン・フレック

出演:ブリー・ラーソン

   サミュエル・L・ジャクソン

   ベン・メンデルソーン ほか

 

マーベルコミックが生んだヒーローが結集する『アベンジャーズ』シリーズに連なる「マーベル・シネマティック・ユニバースMCU)」の一作で、MCUでは始めて女性ヒーローが単独で主役となったアクション映画です。

アベンジャーズ結成以前の1990年代を舞台に、過去の記憶を失った女性、キャロル・ダンヴァースの活躍が描かれます。

 

あらすじ

 

1995年、ロサンゼルスのビデオショップに、突然正体不明の女性(ブリー・ラーソン)が空から降ってくる。彼女には驚くべきパワーが備わっていたが、全く覚えていない“記憶”がフラッシュバックすることが悩みだった。その記憶にはある秘密が隠されており、それを狙う敵がいた。彼女は、後にアベンジャーズを結成するニック・フューリーと共に戦いに身を投じることになる。

シネマトゥデイより)

 

マーベル・シネマティック・ユニバースMCU)」の一作で、オスカー女優のブリー・ラーソンをヒロインに迎え、1990年代の地球を舞台に描くアクション映画です。

サミュエル・L・ジャクソンアネット・ベニングジュード・ロウらが共演。

監督は、マーベル映画では初の女性監督となるアンナ・ボーデンと、ボーデンとともに『ハーフネルソン』などでコンビを組んできたライアン・フレック。

 

今月もよろしくお願いいたします。

 

Disney+にて鑑賞。

映画館に次いで2度目の鑑賞になります。

 

今週いっぱいで見放題終了になる映画が暗いものが多く、5月一発目なので、少し明るめの映画をDisney+で探していたところ、チラッと本作を鑑賞して、すぐに終え、未見の作品を探そうと思っておりました、気づいたら最後まで観てしまいました。

 

映画館の大画面には敵いませんが、4KUHD・HDR IMAXサイズというのは画質の面では上回っていたかもしれません。

・・・って、失敬、この上の写真、本作では無く『エンドゲーム』のものでした。(知っていて掲載したくせに)

 

1995年、ロサンゼルスのビデオショップに空からひとりの女性が落ちてくる。彼女は驚異的な力を持っていたが、身に覚えのない記憶のフラッシュバックに悩まされていた。

 

その彼女の記憶には、恐るべき戦いの引き金となる “秘密”が隠されていた。正体不明の敵に狙われた彼女が、最後につかむ“衝撃の真実”とは・・・。

 

MCU初の女性ヒーロー単独ものであり、アベンジャーズ誕生の秘話などが明かされる”エピソード0”的な作品だと思います。

 

MCU作品としては前年製作された『ブラックパンサー』と同じような立ち位置にある作品のように感じました。

アフリカの黒人の王がヒーローとなるのと同様、’90年代、女性が虐げられていた時代に女性の戦士が戦う姿はこれまでのヒーロー映画の根本を覆す新たな挑戦だと言えます。

 

ですが、フェミニズム全開の作品かと言われれば、そのようなことは無く、単純にヒーロー映画として楽しめる要素の多い映画と言えます。

 

CGで若返ったニック・フューリーがいいです!

なぜ、彼がアベンジャーズを立ち上げたのか?

左目を失った理由などが明らかになる映画としても楽しめます。

 

話しが脱線してしまいますが、CGで俳優を若返らすというのは「どうなのだろう?」という気持ちもありました。

ですが、MCU作品嫌いのスコセッシ監督ですら『アイリッシュマン』でデ・ニーロ若返らせておりました。

 

いよいよ来月公開になる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』もハリソン・フォードを『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』のころに若返らすと聞いて複雑な気持ちでしたが、それは全体の1/4くらいで、残りは現在の80歳の姿での活躍と聞いて胸をなで下ろしました。

 

ネコちゃんも名演でした。(『イニシェリン島の精霊』のロバには劣りますが)

私は犬派ですが、このネコちゃんは大好きで1枚目のポスター、本来ならキャプテン・マーベルの写ったものを掲載すべきでしたが、ついついこのネコちゃんのものにしてしまいました。

 

そして、本作公開の約4ヶ月前、2018年11月12日、95歳で亡くなられたスタン・リー氏の直接携わった最後の作品となりました。

冒頭のマーベル・スタジオのロゴ、本来ならアイアンマンやハルクなどが映し出されるのですが、それがすべてスタン・リー氏の姿に変更され(このロゴが観たくて観始めちゃったんですよね)、氏の功績を考えると胸の熱くなる感動的なものでした。

 

MCU作品の限らず、マーベル・コミックス原作の映画には必ずカメオ出演しておりました。

この写真はかなり初期のものですね。

こちらが本作でのカメオ出演シーン。

これが最後の出演になりました。

メイキングがあり、このシーン撮影後、感極まってブリー・ラーソンが涙ぐんでいたのが印象的でした。

 

スパイダーマン」は実は東映が製作したものがあり、スパイダーマンが巨大ロボットを操縦するという後のスーパー戦隊の礎のような内容だったのですが、原作者のスタン・リー氏は作品の出来に喜んでくれたそうで、日本人として本当に嬉しく思いました。

 

内容的にはほかのMCU作品を観ていなくても比較的分かりやすい映画です。

・・・が、『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』の橋渡し役の映画であるのは間違いなく、『インフィニティ・ウォー』のラスト、ニック・フューリーが取り出したものは何か?ということが本作で明らかになります。

さらに”指パッチン”後の世界、キャップやナターシャがフューリーの残した発信器のようなものを追うシーンは、当然ながら『インフィニティ・ウォー』未見ですと分かりません。

 

この映画に否定的な意見も多かったですが、正直かなり頷けるものも多かったです。

まず地下鉄でのお婆ちゃんとのバトル。

相手は変装しているとはいえ、お婆ちゃん痛めつけるヒーローの姿は老婆虐待と思われても仕方ありません。

 

ブリー・ラーソンに華が無いとの意見。

もともと、この女優さんはオスカー受賞の『ルーム』を始め、低予算のアート系の映画を主に活動の場としておりました。

正直地味目な印象の女優さんだと思います。

 

ですが、MCU作品初の単独女性ヒーロー作品のヒロインとして、高い演技力の彼女の存在は不可欠だったように思います。

・・・が、評論家からも先を越されたDC映画『ワンダーウーマン』(2017)のようなパワーは無い作品と言われてしまいましたが、それに関しては自分も遺憾ながら同感です。

 

彼女が指パッチンのとき、どこで何をしていたのかは謎ですが、ひとつ言えることは彼女はあまりに強すぎる・・・といった印象があり、あのサノスでもあっさり倒せそうな感じです。

この強さのインフレ感が好きでは無いという意見も多かったです。

 

ヒーローは諦めない。

その姿勢を強く描いていたところは本当に良かったです。

 

『イニシェリン島の精霊』のように同国の人間が戦争する映画のあとに本作を鑑賞すると、地球人は異星人とも友好関係を結べる。

そんな気持ちにされられるほど、とにかくブリー・ラーソンサミュエル・L・ジャクソンの息がピッタリでした。

 

ほかのMCU作品観ていなくても分かりやすいと書いてしまいましたが、あの4次元キューブは『アベンジャーズ』第1作と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第1作を観ていないと分かりません。

そこは訂正させていただきます。

 

吹き替えは水樹奈々さんが演じられていらしたんですね。

今度鑑賞するときは吹き替え版で観ようかな?(また観るんかい?)