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『10 クローバーフィールドレーン』

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『10 クローバーフィールドレーン』

原題:10 Cloverfield Lane

 

2016年製作/アメリカ映画/上映時間:104分/G/2016年6月17日日本公開

 

監督:ダン・トラクテンバーグ

出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド

   ジョン・グッドマン

   ジョン・ギャラガー・Jr ほか

 

スター・ウォーズ』シリーズのヒットメーカー、J・J・エイブラムスがプロデュースした謎のSFサスペンスです。

思いがけずシェルターの中で過ごすことになった女性が想像を絶する体験をします。

 

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あらすじ

 

ミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は目覚めると、自分が見ず知らずの2人の男性とシェルター内にいることに気付く。その日を境に、彼女を助けたと主張するハワード(ジョン・グッドマン)とエメット(ジョン・ギャラガー・Jr)との奇妙な共同生活がスタートする。ミシェルは、外は危険だという彼らの言葉を信じるべきかどうか悩んでいた。

シネマトゥデイより)

 

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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のJ・J・エイブラハムが製作した異色SFスリラーです。

主演は『リンカーン/秘密の書』などのメアリー・エリザベス・ウィンステッド

 

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Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

間もなく見放題終了とのことで、鑑賞いたしました。

 

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2008年に製作された『クローバーフィールド/HAKAISHA』は異色の怪獣(モンスター?エイリアン?)映画で、面白さ云々より、独特のアイディアが光る作品でした。

同じ『クローバーフィールド』とつくタイトルの本作は、はたして続編なのか?

普通はそこに一番注目して観るものなのですが、自分は特になにも気にせず観ておりました。

 

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ミシェルは運転中、事故に遭い意識を失う。

気がつくと、窓の無い部屋に鎖でつながれていた。

そこに、男が現れ、彼女を助けたと言い出す。

 

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この男はハワードという名前で、元軍人。

彼の話しだと、ここはシェルターで、外界はロシア、アルカイダ北朝鮮、はたまた地球外生命体の攻撃で空気が汚染されているとのこと。

外に出れば即死する。

この男の言葉に戸惑うミシェル。

 

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シェルターにはもう一人男がいて、しばらく3人での生活が始まる。

外から聞こえる謎の音。

肌が腐りかけた女性が助けを求めてやって来る。

そのようなことから、ハワードの言葉を信じはじめるミシェルだったが、あることがきっかけで思わぬことを知る・・・。

 

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ジョン・グッドマンがいい味を出しておりました。

善人にも悪人にも思える風貌がかなり不気味さを出しており、この役にピッタリでした。

 

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しばらく密室劇で、動きの少ない映画なのですが、飽きさせない作りになっていたのは良かったです。

 

映画ファンなら、思わず「ニヤリ」としてしまう小ネタが散りばめられているところが面白いです。

 

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ミシェルを演じたメアリー・エリザベス・ウィンステッドは『ダイ・ハード4.0』でジョン・マクレーンの娘を演じました。

その彼女に『ダイ・ハード』1作目のようにタンクトップ姿で排気管を這わせる描写は思わず「上手い」と思ってしまいました。

 

ジョン・グッドマンがソファーで『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』を観ております。

これが伏線となって、後に「なぜ、あのとき『プリティ・イン・ピンク~』だったのか」というのが分かります。

 

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※ネタバレを含みます。※

 

この映画は『クローバーフィールド/HAKAISHA』の続編なのか?

正確に言えば、関連はあるものの、続編と言うよりサイドストーリー的な内容で、前作はニューヨークが舞台でしたが、別の場所にも同じモンスターが現れたという設定になっております。

 

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ハリウッド映画の大作・・・と思わせて、実はかなりの低予算映画。

出演者も3人で、舞台もほとんどがシェルターの中。

 

怪獣映画と思って観ると感想は今ひとつかもしれませんが、密室・監禁もの(『ミザリー』みたいな)と思って観ると怖さも増すと思います。

やはり一番怖いのは人間だな~と思わせるくせ者映画でした。

なかなか面白かったです。