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『ガルヴェストン』

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『ガルヴェストン』

原題:Galveston

 

2018年製作/アメリカ映画/上映時間:94分/PG12/2019年5月17日日本公開

 

監督:メラニー・ロラン

出演:ベン・フォスター

   エル・ファニング

   リリ・ラインハート ほか

 

マグニフィセント・セブン』などの脚本を担当したニック・ピゾラットの小説「逃亡のガルヴェストン」を、『イングロリアス・バスターズ』、『グランド・イリュージョン』などハリウッド大作でも活躍するフランスの女優メラニー・ロランが映画化。

病を患った殺し屋と孤独な少女の逃避行が描かれます。

 

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あらすじ

 

裏社会に生きるロイ(ベン・フォスター)は自分が末期ガンで余命わずかなことを知る。その夜ボスの指令で向かった先で何者かに襲われ組織に裏切られたことを悟った彼は、相手を撃ち殺してその場に捕らわれていた少女(エル・ファニング)を連れて逃げる。行く当てもなく体を売っていたという彼女はロッキーと名乗り、二人は果てのない逃避行に出る。

シネマトゥデイより)

 

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最後の追跡』のベン・フォスターと『マレフィセント』のエル・ファニングが共演し、組織に追われる余命いくばくもない男と孤独な少女の逃避行を描いた作品です。

共演は、『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』などのボー・ブリッジスなど。

 

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Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

間もなく見放題終了とのことで、本作を選びました。

 

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裏社会で生きてきたロイはある日、末期ガンと診断され、余命宣告を受ける。その夜、いつものようにボスに命じられて向かった仕事先で何者かの襲撃を受け、自分が組織から切り捨てられたことを悟ったロイは、とっさに相手を撃ち殺し、その場に捕らわれていた少女を連れて逃亡する。

 

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少女はロッキーと名乗り、行く当てもなく身体を売って生活していたという。ともに深い傷を抱えた2人は、果てしない逃避行に出るが・・・。

 

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アメリカ映画得意の男女の逃避行もの。

それにフランス人女性監督のヨーロピアン・テイストが加わった切なく、悲しい物語でした。

エル・ファニングは本当に様々な役をこなせる女優さんですね。

マレフィセント』のような清純派な役もいいのですが、本作のような影のあるキャラクターを演じさせても上手いです。

 

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組織に裏切られた男が偶然助け出した少女と当ての無い逃避行。

なぜ、殺し屋の男は少女を助けたのか?

推測ですが、余命わずかな男は、これまでの犯罪への贖罪と「助けられる命は救いたい」という気持ちがあったのではないかと思いました。

 

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タクシードライバー』と比較してしまう題材の映画ですが、さすがにその域には届いていないと思います。

終盤、そしてラストの展開をどうとらえるかで評価の分かれる映画だと思います。

 

ありきたりなテーマの映画ではありますが、主演の2人の静かな演技ともの悲しくも美しいテキサスの風景が心に残る映画でした。

久しぶりにボー・ブリッジスを観れたのも嬉しかったです。