10月9日(土)、新日本プロレス G1 CLIMAX 31(エディオンアリーナ大阪)を観戦してきました。
この日はAブロックの公式戦、4試合が行われました。
( )内の数字は前日までの勝敗・点数です。
第1試合 20分1本勝負
藤田晃生&大岩陵平 VS.
現IWGPジュニアヘビー級タッグチャンピオンチームの金丸&デスペラード組にヤングライオンがどこまで闘えるかが見どころです。
金丸の腕を取る大岩。
デスペラードにドロップキック炸裂。
さらに逆エビ固めで攻めます。
しかし、デスペラードに軽くあしらわれてしまうヤングライオン。
デスペラードのボディスラム。
マフラーホールドが決まり、勝負あり。
9分31秒、金丸&デスペラードの勝利。
第2試合 30分1本勝負
石井智弘 VS.高橋ヒロム
本来ですと”内藤哲也VS石井智弘”の公式戦がメインイベントに組まれていた本大会。
内藤の欠場により、急遽組まれた試合ですが、なかなかいいカードです。
欠場している内藤の分までヒロムに頑張ってもらいたい。
試合開始。
お互いパンチやチョップの連打。
ヒロムもパワーで負けていないという気持ちは分かりますが、石井と同じ土俵で闘うのは少し危険な気も・・・。
ヘッドバットの応酬。
コーナーに追いつめて石井のナックル。
ヒロムも反撃。
しかし、一発の重さはやはり石井。
エプロンでの攻防。
ヒロムがデスバレーボムを繰り出します。
石井のバックドロップ。
ヒロムも切り返しで抑えこみます。
ヒロムの闘志に火がついたか?
ヒロムの攻撃を懸命に耐える石井。
反撃のラリアット。
垂直落下式ブレーンバスターを狙う石井。
これを喰らうとヤバい。
これを切り返したヒロムが押さえ込む。
カウントは2。
今度は完ぺきな垂直落下式ブレーンバスターが決まります。
18分13秒、石井智弘の勝利です。
第3試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Aブロック公式戦
ザック・セイバーJr.(5勝1敗=10点)VS.KENTA(4勝2敗=8点)
バレットクラブ、KENTAが先に入場。
鈴木軍、IWGPヘビー級タッグチャンピオンのザック入場。
面白そうな闘いになりそうです。
試合開始。
KENTAは打撃技。
ザックはグラウンドでの関節技で相手を攻めます。
コーナーに追いつめキックを見舞うKENTA。
さらにコーナーポストを外し・・・
金具むき出しのところへザックを叩きつけます。
KENTAの不敵な笑み。
ザックもエルボーで反撃。
ザックがロープ腰に複合関節技を決めます。
さらに張り手。
ザックがKENTAの腕を締め上げます。
しかし、これはロープが近かった。
ザックのジャパニーズレッグロールクラッチ。
きれいなブリッジが決まりますが、カウントは2。
さらに複合関節技。
苦痛の表情のKENTA。
ここに来てザックがペースを握ってきたように思えます。
「決まった」と思ったのですが、これもカウントは2。
ザックがアンクルホールド。
これをかわしたKENTAが金具むき出しのコーナーへ叩きつけ、逆転のgo 2 sleep。
カウント3。
22分24秒、KENTAの勝利。
ザックに勝利したKENTA。
これでお互い、5勝2敗=10点になりました。
前半3試合を紹介いたしました。
第1試合、ヤングライオンの2人には勉強になった試合だったと思います。
ジュニアヘビー級タッグチャンピオンと闘える機会はそうありません。
こうした「敗れる」「歯がたたない」悔しさを経験して、力を身につけてもらいたいですね。
第2試合、当然ヒロムを応援しておりましたが、真っ向勝負ではやはり石井に軍配が上がりました。
もっとジュニアヘビー級らしい闘いを繰り広げていれば、もっと違う闘いになったかもしれませんが、負けず嫌いのヒロムらしいファイトは評価したいです。
ケガから復帰したヒロムの試合、初めての生観戦でしたが、ケガの影響は無いようですね。
第3試合、番狂わせ・・・のように思える結果かもしれませんが、どこかザックにはKENTAとやりにくいものがあったのかもしれません。
古くからの交流のある2人の対決はザックを知りつくした先輩であるKENTAの勝利。
ただ、内容的にはザックが押していただけに、この両者の対決はまた観てみたいと思わせるものがありました。
続く。