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『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』

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『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット

 

2021年製作/日本映画/上映時間:119分/G/2021年6月1日日本公開

 

監督:英勉

出演:浜辺美波

   高杉真宙

   池田エライザ ほか

 

河村ほむらと尚村透のコミックを実写化したシリーズの劇場版第2弾です。

主人公・蛇喰夢子の前に、かつて学園を追われたすご腕のギャンブラー・視鬼神真玄が現れます。

主演は前作に引き続き浜辺美波

 

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あらすじ

 

生徒代表指名選挙が終わり、平穏が戻ったかにみえる私立百花王学園だが、生徒会は蛇喰夢子(浜辺美波)の圧倒的な存在感を恐れていた。一方、生徒会への上納金を払えない“家畜”たちは、生徒会役員に公式戦ギャンブルを挑んでいた。学園に不穏なムードが漂う中、かつて生徒会長の桃喰綺羅莉(池田エライザ)に学園を追われた最強のギャンブラー・視鬼神真玄(藤井流星)がやって来る

シネマトゥデイより)

 

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月刊「ガンガンJOKER」連載の人気コミックを原作とするテレビドラマ「賭ケグルイ」をオリジナルストーリーで映画化した劇場版の第2弾です。

浜辺美波らおなじみのキャストに加え、新たな刺客・視鬼神を「ジャニーズWEST」の藤井流星が演じます。

 

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Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

ムビチケ買って観に行くつもりでいたのですが、今年の5~6月は関西でコロナウィルスが猛威を振るい、映画館休館しているところ多かったので、行けませんでした。

プロ野球Jリーグ無観客試合多かったですし。

Amazonプライムで配信(それも見放題)してくれて嬉しいです。

 

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ギャンブルの強さで生徒の階級が決まる私立百花王学園。全校生徒を巻き込んだバトル「生徒代表指名選挙」を終え、学園は日常を取り戻したように見えたが、生徒会は圧倒的存在感を放つ蛇喰夢子に危機感を募らせていた。

 

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一方、学園内では生徒会への上納金を支払えない“家畜”の人数が増加。さらに家畜たちによる生徒会役員への公式戦ギャンブルが横行し、学園内は異様なムードに包まれる。そんな中、2年前にある事件を起こして学園を追われた男・視鬼神真玄が舞い戻る。彼は共感覚という特殊能力を持つ最凶のギャンブラーだった・・・。

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あの”ネコ”の映画が大不評だったにもかかわらず、突如ミュージカルになる悪ノリも楽しいシリーズ第2弾です。

前作に比べ評価が低かったので、気にしていたのですが自分は結構楽しめました。

相変わらず男性キャラはすべて空気。

女性も浜辺美波さん以外は印象薄い・・・と思っておりましたが、本作は池田エライザさんが頑張っておりました。

 

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本当に浜辺美波さんの演技がすばらしいです。

コメディエンヌとしての才能、一際輝いていたと思います。

たぎってしまいます。💖

 

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生徒会の人たちも頑張ってはいたとは思うのですが、本作の学園同様、この世は実力の世界。

浜辺美波さん、池田エライザさんの足もとにも及ばなかったのが現実でした。

 

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この映画の不評のすべての矛先になってしまっている視鬼神真玄を演じる藤井流星さん(私は初めて知りましたが)。

まあ、この映画(と言いますか監督は)男性キャラに力入れておりませんし、藤井さん以外もみんなオーバーアクトなので、「こんなもんじゃない?」と思えてしまいました。

・・・と言うか、先ほども書きましたが、浜辺美波さん、池田イライザさんが良かったので、もうほかの俳優・女優さん存在感ありません。

 

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前作も出演していたそうなのですが、本作でも中川大志さんがいかにもカツラと分かるヘアスタイルで登場。

『砕け散るところを見せてあげる』、本作とコロナ禍で公開延期になっていろいろ大変だったと思いますが、めげずに頑張ってください。

このキャラクターに意味があったのかは謎ですが・・・。

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同様に田中圭さんもゲスト出演しておりましたが、秒殺で退場。

これも意味があったのかは不明です。

 

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ただ、ギャンブルとして観ると、前作に比べ本作の終盤のロシアンルーレットのシーンは面白味に欠けます。

 

ロシアンルーレットで勝敗を決すると言うと、あのアカデミー作品賞受賞作がありますが、あの映画のような流血はこの映画には無いのが分かっていたので、今ひとつ緊迫感に欠けてしまいます。

それにリボルバー式の拳銃なのに、一回だけ引き金引いて3発・・・と言うのがよく分かりませんでした。

 

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やはり浜辺美波さんあっての面白さの映画ですね。

ヴィラン(敵役)に魅力があればもう少し違っていたと思うのですが、それが無かったので、映画のストーリー同様、夢子(浜辺美波さん)の圧勝でした。

ただ、ギャンブル映画の続編としては、マーティン・スコセッシ監督、ポール・ニューマンアカデミー賞最優秀主演男優賞受賞の『ハスラー2』には及ばなかった・・・。

 

内容的には好き・嫌いあると思うのですが、興行的には失敗してしまった本作。

まさに絶体絶命。

3作目を匂わすエンディングでしたが、もし作るのでしたら、もうそれで”打ち止め”でいいのではないでしょうか?

浜辺美波さんも来年1月から民法の連ドラ主演を控える女優さんに成長いたしましたし、ほかの俳優・女優さんも高校生に観るのが厳しくなってきました。

 

作品の内容とは関係ありませんが、パンデミックの中、これだけ多くのキャストを集めて撮影、それは本当に頭が下がる思いです。