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『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』

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『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』

原題:Bill & Ted Face the Music

 

2020年製作/アメリカ映画/上映時間:91分/G/2020年12月18日日本公開

 

監督:ディーン・パリソット

出演:キアヌ・リーヴス

   アレックス・ウィンター

   ブリジェット・ランディ=ペイン ほか

 

ビルとテッドの大冒険』(1989年)『ビルとテッドの地獄旅行』(1991年)に続く、コメディーシリーズの第3弾です。

ロックバンドを組み人気を博したが現在は見る影もないビルとテッドが、それぞれの娘たちと共に人類滅亡の危機に立ち向かう姿が描かれます。

 

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あらすじ

 

自分たちの音楽が世界を救うことになると予言され、ロックバンドのワイルド・スタリオンズを率いてその時を30年も待っていたビルとテッド。だがバンドの人気はなくなり、家族だけが応援してくれるという状態になっていた。ある日、二人のもとに未来から使者が現われ、時空のゆがみによって人類滅亡の危機が77分25秒後に迫っていると告げる。世界を救う音楽を完成させるべく、二人と彼らの娘たちは時空を駆け巡ってモーツァルトジミ・ヘンドリックスたちを集めて歴史上最強のバンドの結成に奔走する。

シネマトゥデイより)

 

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キアヌ・リーヴスが若かりし日に主演し、ロックスターにあこがれる高校生のビルとテッドが時空を超えた冒険を繰り広げる姿を描いたコメディ『ビルとテッドの大冒険』の約29年ぶりのシリーズ第3作です。

監督は『REDリターンズ』などのディーン・パリソット。

 

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BDにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

前日が暗い映画だったので、明るい映画がいいと思い本作を選びました。

前作はテレビ放映で鑑賞した記憶があります。(映画館では観ておりません)

 

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自分たちの音楽が将来世界を救うと予言されたビルとテッドは、曲作りに励み、その時を待ち続けて早30年。人気も年月とともに落ち込み、いまや応援してくれるのは家族だけだった。

 

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そんな彼らのもとに未来からの使者が現れ、時空の歪みによって人類滅亡まであと77分25秒しかないという驚きべき事実を伝える。ビルとテッドは世界の消滅を防ぐため、そして「世界を救う音楽」を完成させるため、伝説のミュージシャンを集めて史上最強のバンドを結成しようと、過去や未来を駆け巡る・・・。

 

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全米で大ヒットを記録したコメディ『ビルとテッドの大冒険』のシリーズ第3作ですが、日本ではまったく話題にもならなかったので、知らない人多いと思います。

(レビューを拝読させていただくと、思っていたより観ていらっしゃる方が結構おりました)

自分はこの手のおバカコメディはあまり得意では無いので、映画館へは足を運びませんでした。

 

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キアヌ・リーヴス、ハリウッドのスターでは、なんとなくですが、微妙な立ち位置にいる俳優さんのような気がいたします。

年齢の近いトム・クルーズブラッド・ピットと比較すると、どうしても見劣りしてしまうのは事実。

しかし、『スピード』、『マトリックス』(共に第1作)という映画史に残る映画に主演したことは、すばらしいの一言。

その反面、『地球が制止する日』、『47 RONIN』など「?」な作品に主演し、批評家にかなり叩かれているのも事実。

トムやブラピが駄作出演していないワケでは無いのですが、キアヌの場合、それが多く目立ってしまうことがマイナス要員。

ただ、自分もすべての出演作品を観ているワケではありましたが、どちらかと言うと『バックマン家の人々』、『ギフト』、『恋愛適齢期』など、主演では無い作品で、結構いい味を出している俳優さんのように思います。

 

親日家で昨年他界された千葉真一氏を「マエストロ(巨匠)」と呼ぶほど尊敬し、東京に行きつけのラーメン屋があり、味噌ラーメンがお気に入りというエピソードは日本人の映画ファンとしては嬉しい気持ちになります。

Wikipediaを参考にさせていただきました)

 

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前作をほとんど覚えていなかったので、分からないことが多かったですが、とにかくバカバカしい展開のオンパレード。

登場する殺人ロボットはどう観ても、『ドラゴンボール』のフ○ーザにしか見えませんでした。

 

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29年も曲を作れていないビルとテッドに未来からの使者から77分25秒後までに曲を作れない場合人類滅亡すると言われ、奮闘するオッサン2人・・・と思ったら、奮闘していたのはその娘たちで、タイムスリップを繰り返し、歴史に残るミュージシャンを探し出します。

 

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彼女たちが最初に向かったのが’60年代のジミ・ヘンドリックスのところ。

たしか、ビルとテッドはロックだったと思うので、これは間違いでは無いと思うのですが、次にルイ・アームストロング、さらにモーツァルトと、ただ偉大な音楽家のところへ向かうだけ。

どんな音楽を作り出そうとしているのか?

 

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ビルとテッドは曲を作れず、未来の自分たちなら作れているのではと、2年後、5年後と未来の自分たちの元へ向かいます。

そこで出会う自分たちの変わり果てた姿がアホらしさ全開で結構笑えました。

 

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娘さん役の女優さんが頑張っていたと思います。

ビルの娘役の女優さんがマーゴット・ロビーにどことなく似ていたように思いました。

 

本作はおバカ遺伝子を受け継ぎながら、+αでファミリードラマの要素も取り入れられていたような出来になっておりました。

 

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おバカ全開、中味空っぽというのは構いません。

ただ、タイムリミット残りわずかという緊迫感がまったく無い作りになってしまったのは映画の面白味を半減させ残念に思いました。

 

ただ、コロナ禍の中公開され、人類が滅亡する結末を迎えるより、おバカでもHappyに終わる映画であったのは良かったと思いたいですね。

 

ジミヘン、サッチモモーツァルトがどれだけ偉大な音楽家だったかをもっと描けていたら良かったんだけどな~。