One today is worth two tomorrow.

当ブログへ起しいただき、心から感謝いたします。映画の感想やスポーツ観戦の記事、写真中心のブログです。

『ミスエデュケーション』

『ミスエデュケーション』

原題:The Miseducation of Cameron Post

 

2018年製作/アメリカ映画/上映時間:91分/日本劇場未公開作品

 

監督:デジレー・アッカヴァン

出演:クロエ・グレース・モレッツ

   ジョン・ギャラガー・Jr

   サッシャ・レイン ほか

 

キック・アス』シリーズなどのクロエ・グレース・モレッツLGBTの高校生役に挑み、サンダンス映画祭でグランプリを受賞した青春ドラマです。

共演に『ショート・ターム』のジョン・ギャラガー・Jrなど。

 

あらすじ

 

両親を亡くし、保守的な叔母と暮らすキャメロン・ポストは、同性の恋人を持つ高校生。プロムの夜、彼女は車の後部座席で恋人とセックスに及ぶが、運悪く同級生に目撃されてしまう。それを知った叔母は、キャメロンを矯正治療施設「神の約束」に入所させるのだった。治療に消極的なキャメロンだったが、次第に同じ施設に暮らすはみ出し者のジェーンやアダムと絆を深めていき・・・。

(Filmarks映画より)

 

クロエ・グレース・モレッツ(以下、クロエたん)がLGBTの高校生を演じた青春映画です。

日本劇場未公開作品のため、あまり資料が少ないので詳細を書けないところが多いと思います。

ご了承ください。

 

dTVにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

日本劇場未公開作品、同性愛者を描いた映画ということで鑑賞するか迷っておりました。

本日、4月30日で配信終了とのことで、やはり大好きなクロエたん主演なので観ておこうと思い鑑賞いたしました。

 

1993年。交通事故で両親を亡くした高校生キャメロンは、保守的な叔母のもとで暮らしている。ホームカミングの夜、彼女は車の後部座席で同性の恋人とセックスしているところを同級生に目撃され、同性愛者であることを周囲に知られてしまう。

 

激怒した叔母により、矯正治療施設「神の約束」に無理やり入所させられたキャメロンは、理不尽な治療に抵抗しながらも、同じく入所者のジェーンやアダムと絆を深めていく・・・。

 

日本ではそれほど馴染みの無い言葉(私が知らないだけ?)LGBTを描いた青春映画です。

L(レズビアン

G(ゲイ)

B(バイセクシャル

T(トランスジェンダー

の頭文字の略です。

 

ライオンズ、ジャイアンツ、バファローズベイスターズ?)、タイガースの略ではありません。

 

女子高生のキャメロンは同性の恋人とカーセックスしているところを目撃され、矯正治療施設に無理矢理入居されられてしまう。

そこは宗教原理主義を押しつけ、自由を奪う所だった・・・。

 

LGBTアメリカの宗教の考え方と日本人向けで無いテーマだったのでクロエたん主演でも日本劇場未公開作品になってしまったのも致し方ないかと思ってしまいました。

 

同性愛というのは病気で矯正治療施設に入れることで治るのか?

また、宗教の考え方、あまりに偏った考え方で信仰心を押しつけることは、本当に救いになるのか?

そのようなことを描いた映画のように思いました。

 

同性愛者の是非を問う映画と言うより、間違った宗教の考え方は人の自由を奪うことを映し出していたように感じました。

先日鑑賞した『ウィッチ』同様、信仰心の考え方の難しさ、一歩間違うと恐ろしいものが待っていると思いました。

 

キリスト教では同性愛は罪と言われております。

しかし、父親への怒りを口にした少年を足で踏みつける。

アメリカ先住民の少年の長髪を認めずバリカンで丸刈りにする。

それが本当に神の教え、善なのでしょうか?

 

信仰心を持つことは悪いことではありませんが、それを歪めて解釈し、自己の理論で他者に押しつけることは、「精神的虐待」になってしまう。

 

映画はそのような施設での生活の息苦しさや生きづらい姿を描いております。

 

クロエたんが本当に可愛い!💖

どアップの多さや必要以上(?)の女性同士のキスシーンの多さなど、監督もファンサービスを忘れていない作りをしておりました。(意味不明)

 

同性愛や宗教の考え方に明確な正解があるかは分かりません。

ただ、人には考え方の違いはあれど、自由に生きる権利があると思います。

ラストシーンは名作『カッコーの巣の上で』を思い出してしまいました。

 

あまり日本人に馴染みの無いテーマの多い作品なので、オススメするのは難しいですが、クロエたんがお好きなら、ぜひ。