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『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』

『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』

原題:The Ides of March

 

2011年製作/アメリカ映画/上映時間:101分/G/2012年3月31日日本公開

 

監督:ジョージ・クルーニー

出演:ライアン・ゴズリング

   ジョージ・クルーニー

   フィリップ・シーモア・ホフマン ほか

 

2004年の民主党大統領予備選に立候補したハワード・ディーンの選挙キャンペーンでスタッフとして働いていたボー・ウィリモンによる戯曲「ファラガット・ノース」を、ジョージ・クルーニーが映画化した政治ドラマです。

ルーニーは製作&監督&脚本&出演を担当。

製作総指揮にレオナルド・ディカプリオが名を連ねております。

 

あらすじ

 

マイク・モリス知事(ジョージ・クルーニー)の大統領選挙キャンペーンチームで戦略担当を務めるスティーヴン(ライアン・ゴズリング)は、決戦のキーポイントとなるオハイオ州予備選討論会の後、ライバル陣営から密会の依頼を受ける。その後、インターンとして働く女性と仲良くなった彼は、選挙戦を揺るがす重大な秘密を知ってしまう。やがて彼はし烈な情報操作戦の渦中へと巻き込まれていく。

シネマトゥデイより)

 

アメリカ大統領予備選挙を舞台に、選挙戦の裏側をスキャンダラスに描いた政治ドラマです。

大統領候補の選挙参謀を、『ドライヴ』のライアン・ゴズリングが熱演するほか、共演にはフィリップ・シーモア・ホフマンポール・ジアマッティら演技派が名を連ねております。

 

dTVにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

dTV、2度目のレンタルになります。(今回もポイント使いましたが)

 

当初は『スター・ウォーズ』の鑑賞を予定しておりましたが、本日5月6日がジョージ・クルーニー、61歳のお誕生日とTwitterで知り、急遽予定変更。

観ていない作品がいいと思い、本作を選択いたしました。

Happy Birthday!

 

マイク・モリス知事の大統領選挙キャンペーンチームで働くスティーブンは、オハイオ州予備選討論会の後、対立候補陣営から密会を持ちかけられ・・・。

 

ジョージ・クルーニー

1961年5月6日、アメリカ合衆国ケンタッキー州レキシントン生まれ。

 

1978年にテレビドラマで俳優デビュー。

1994年~1999年までテレビドラマ『ER 緊急救命室』でダグ・ロス医師役を演じ、知名度を上げ、エミー賞にもノミネート。

映画出演も増え、1998年、スティーヴン・ソダーバーグ監督作『アウト・オブ・サイト』に主演。

2001年にふたたびソダーバーグ監督と組んだ『オーシャンズ11』が世界的に大ヒットを記録。

2002年に伝記映画『コンフェッション』で監督デビュー。

2005年の監督&出演作『グッドナイト&グッドラック』でアカデミー賞、作品賞、監督賞などにノミネート。

同年出演した『シリアナ』でアカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。

2012年に製作を担当した『アルゴ』がアカデミー賞最優秀作品賞を受賞。

Wikipediaを参考にいたしました)

 

トム・クルーズ同様、イヤミの無いハンサムな俳優さんで嫌いだという映画ファンがほとんどいないと言っていい人だと思います。

俳優だけでなく、多才な活躍をしている映画人です。

また、チャリティー活動なども積極的に行っております。

 

あまり知られておりませんが、一度バットマンを演じております。(本人、黒歴史と認めております)

自分は作品は『グッドナイト&グッドラック』、俳優としての演技は『マイレージ、マイライフ』が大好きです。

 

邦題の『スーパー・チューズデー』とは”決戦の火曜日”という意味で(ドリカムの歌・・・ではありません。そちらは金曜日だったような気が)、4年に一度行われるアメリカ大統領選挙の内幕をスリリングに描いた映画になっております。

 

原題の『The Ides of March』はジュリアス・シーザーがローマの元老院でブルータスらに暗殺された紀元前44年の「3月15日」を意味しております。

ルーニーはこのタイトルにかなりこだわっていたらしく、陰謀や裏切りが渦巻く政治の舞台裏を上手く表現した言葉になっているように思います。

 

1950年代のアメリカに暗い影を落とした赤狩りを描いた『グッドナイト&グッドラック』は傑作で、映画館で食い入るように鑑賞してしまいました。

 

本作も長いものに巻かれず、己の信念を貫く理想主義者の男を描いております。

ですが、その男も知らぬうちに政治という暗闇に飲み込まれてしまいます。

 

大統領選挙、当然、勝者と敗者が存在します。

その勝者を誰が、そして何が決めるのか?

”清き一票”などというきれい事は言っていられない。

 

候補者を取り巻く人間たちの思惑。

勝敗の鍵を握る議員や、スクープを狙う女性ジャーナリスト。

誰もが自己の地位や利益のために、時に残酷に、時に平然とウソと裏切りを繰り返していく。

 

冒頭の「自分の信じる信仰は”アメリカ合衆国憲法です”」というセリフが実に皮肉に聞こえてきます。

 

フィリップ・シーモア・ホフマンがいつもながらの名演。

彼の誕生日が来たら、当然祝福の気持ちと共に出演作の紹介をしたいですが、残念ながら、もうその日は訪れません。

本当に寂しいですね。

 

大統領選挙の裏で行われる争いの巻き込まれてしまう若き選挙インターンを演じたエヴァン・レイチェル・ウッドが魅力的でした。

ジェンダー平等という言葉がまだ先だった時代に、男性たちの創り上げた世界の被害者になってしまう姿がとても切なかったです。

 

ジャーナリストを父に持つジョージ・クルーニーらしい作りの映画になっており、『グッドナイト&グッドラック』同様、映画的な面白さより、人間のリアルな姿を上手くとらえたタイプの作品になっていたと思いました。

 

キャストが本当にすばらしく、特に「何を考えているのか分からない」キャラクターを演じさせたら天下一品のライアン・ゴズリングを主演にしたことは大成功と言えると思います。

 

ジョージ・クルーニーはあまり本作を気に入っていないそうですが、自分は十分楽しめました。

政治ドラマですが、それほど肩に力を入れずに観れる映画になっていたと思います。

 

自分の国のトップを国民が選べる。

日本人の立場で言うと、かなり羨ましいことなのですが・・・。

 

スター・ウォーズ』エピソード8のレビュー記事はまた近いうちに。