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『ザ・ファブル』

ザ・ファブル

 

2019年製作/日本映画/上映時間:123分/G/2019年6月21日日本公開

 

監督:江口カン

出演:岡田准一

   木村文乃  

   山本美月 ほか

 

2017年度講談社漫画賞を受賞した週刊ヤングマガジン連載の南勝久原作の人気コミックを岡田准一主演で実写映画化。

天才的な殺し屋が休業し、一般人として生活するさまをコミカルに描きます。

 

あらすじ

 

標的を6秒以内に仕留める圧倒的な腕前から裏社会で恐れられる殺し屋、通称ファブル(岡田准一)は、ボス(佐藤浩市)から「殺し屋を1年間休業し、大阪で一般人として普通の生活を送る」というミッションを命じられる。1人でも殺したら処分されるという条件のもと、佐藤アキラという偽名を使い相棒のヨウコ(木村文乃)と兄と妹という設定で、生まれて初めて普通の生活をすることになる。

シネマトゥデイより)

 

南勝久の漫画を、『永遠の0』などの岡田准一を主演に迎えて実写映画化した作品です。

共演には木村文乃山本美月福士蒼汰柳楽優弥向井理安田顕佐藤浩市ら。

 

BDにて鑑賞。

映画館に次いで2度目の鑑賞になります。

 

続編鑑賞前のおさらいの鑑賞です。

原作は未読ですが、木村文乃さんは大好きです。(←?)

 

超人的な戦闘能力を持つ伝説の殺し屋ファブルは、育ての親であるボスから、1年間殺し屋を休業して普通の人間として生活するよう命じられる。もし誰かを殺したらボスによって処分されてしまうという厳しい条件の中、「佐藤アキラ」という偽名と、相棒ヨウコと兄妹という設定を与えられ、大阪で暮らしはじめたファブルは、生まれて初めての日常生活に悪戦苦闘。

 

そんな中、偶然知り合った女性ミサキがある事件に巻き込まれたことから、ファブルは再び裏社会に乗り込んでいく・・・。

 

間違ってもジェイソン・ボーンイコライザーと比較してはいけませんが、日本の映画としては、キレ味のいいアクションとユーモアを上手く取り混ぜた面白い映画に仕上がっていたというのが映画館で観たときの感想。

 

その反面、木村文乃さんは、これと言った見せ場も無く、登場人物としての必然性を感じない役。(でも美しさにはうっとり💖)

 

山本美月さんも無理矢理ヘン顔させられる意味が分からないシーンなどがあり、女性キャラクターは完全に死んでしまっているという感想です。

 

柳楽優弥さんが本当に上手い!

ディストラクション・ベイビーズ』に匹敵するアブナイオーラ全開の演技を披露しておりました。

 

福士蒼汰さんも演技は良かったと思います。

ただ、もう少し岡田准一さん演じるファブルと1対1のシーンを多く観たかった。

 

向井理さんですが・・・、ほかの方がレビューで書かれている通りです。

あまり、このような役は似合いませんし、柳楽優弥さんや福士蒼汰さんと一緒だとどうしても見劣りをしてしまいます。

 

偶然にも、向井理さん、木村文乃さん、佐藤二朗さんが出演している本作。

こ、この3人と言うと、21世紀日本テレビドラマ&映画史に残る悪名高き、堤幸彦監督のあのドラマ&劇場映画のトリオ。

衝撃(笑撃?)の最低視聴率3.8%を打ち出した、その”神の舌を持つ○”のメンバーがふたたび揃ったことはいろんな意味でビックリ!(一緒に映るシーンはありませんでしたが)

ドラマですが、私も木村文乃さん大好きなので頑張って第3話まで観たのですが、ギブアップしちゃいました。

 

映画的なアクションの面白さへの追求。

それは上手に描けていると思いました。

ただ、リアリティという観念からだと、冒頭のヤクザ&マフィアVSファブル一人のバトルシーン。

あんな人目につくやり方では無く、暗殺者のように一人一人と殺していくように思います。

しかも、自分の殺害する映像が残ったスマホを残して立ち去るようなドジはプロの殺し屋はしないと思います。

 

これだけすばらしい動きが出来、カッコいい日本の俳優さんは岡田准一さんしかいないと思います。

しかし、致命的な欠点が。

身長が低い。(『図書館戦争』でも榮倉奈々さんを見上げておりました)

山本美月さん演じるミサキちゃんと並んで歩くシーンは、何とも言えなかった・・・。

この辺りが原作のファンに不評を買ってしまっているところみたいです。

 

かなりのヴァイオレンスシーン、流血がある映画ですが、不思議なことにG指定。

血の一滴も出ない『ドライブ・マイ・カー』はR15+指定。

日本は言葉は不味いが暴力はOKと言うことなのでしょうか?

う~ん、たしかに日本はウィル・スミス擁護派が多いような気も。(それは関係無い気が・・・)

 

危険なスタントを自らこなしている岡田准一さんにあっぱれです!

テンポも良く、楽しめる作りだと思います(原作未読なので)が、しつこいですが、かなりの流血がある映画なので、苦手な方はご注意を。

 

個人的な意見なのですが、日本の映画なので主題歌はレディー・ガガでは無く日本のアーティストが担当してもらいたかったです。

続編は木村文乃さんの見せ場があることを願っております。