One today is worth two tomorrow.

当ブログへ起しいただき、心から感謝いたします。映画の感想やスポーツ観戦の記事、写真中心のブログです。

『アナと世界の終わり』

『アナと世界の終わり』

原題:Anna and the Apocalypse

 

2017年製作/イギリス・アメリカ合作映画/上映時間:98分/PG12/2019年5月31日日本公開

 

監督:ジョン・マクフェール

出演:エラ・ハント

   マルコム・カミングス

   サラ・スワイヤー ほか

 

ゾンビが蔓延した町で戦う高校生たちの葛藤と成長をミュージカル形式で描いた青春ゾンビミュージカルです。

監督は短編などを手掛けてきたジョン・マクフェール。

 

あらすじ

 

イギリスの田舎町リトル・ヘブンで父のトニーと2人で暮らす高校生のアナは、世界旅行の資金を稼ごうとアルバイトに励んでいたが、秘密にしていた旅行の計画をトニーに知られてしまう。次の日、幼なじみのジョンと登校していたアナはゾンビに遭遇する。二人はゾンビを撃退した後にクラスメートと合流し、学芸会の準備をしていて校舎に取り残されてしまった生徒たちを救おうとする。

シネマトゥデイより)

 

田舎町を舞台に、校舎に取り残された仲間をゾンビから救おうとする女子高校生たちをミュージカル形式で描いた異色の青春映画です。

凄惨(せいさん)な描写とミュージカルシーンの融合が見どころ。

 

dTVにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

今月中にdTVでゾンビ映画が2本見放題終了になってしまうので、まずこちらから鑑賞することに。(特別ゾンビ映画のファンではありませんが)

 

イギリスの田舎町リトル・ヘブン。幼い頃に母を亡くした高校生のアナは、現在は父トニーと2人で暮らしている。

 

夢も希望もないこの町にうんざりしている彼女は、父に内緒でオーストラリア旅行を夢見てバイトに励む日々を送り、幼なじみのジョンは、そんな彼女の夢を応援しながら密かに思いを寄せている。

 

しかしクリスマスイブに旅行の計画がバレてしまい、アナと父は大ゲンカに。翌日、いつも通り学校へ向かっていたアナとジョンの前に突如として血まみれの男が現れ、ジョンに襲いかかる。アナは咄嗟にシーソーを使って男を撃退するが、なんと男の正体はゾンビだった。クラスメイトたちと合流したアナとジョンは、学校に取り残された学生たちを救出しに向かうが・・・。

 

謎のウィルスの影響で(ゾンビ映画はこのパターンが多いですね)ゾンビが蔓延した町で戦う高校生たちの姿をミュージカル・ナンバーを交えて描いた青春映画です。(ホラー映画とも言えますが、こちらの方が合っている気が)

 

「突然に歌いだすのがムリ。馬鹿に見えてしまう」という批判的レビューがありました。

 

・・・それがダメだとなると、本作はおろか、『雨に唄えば』、『サウンド・オブ・ミュージック』と言った名作すら鑑賞はムリになってしまいます。

ミュージカルとは突然歌い出すから面白いのです。

 

ミュージカル・ナンバーはとても良かったと思いました。

映画の舞台がスコットランドグラスゴーの小さな町”グラスゴー”で、音楽を担当している2人がどちらもグラスゴー出身で、登場人物たちが歌う曲の数々が、なんだかどれもグラスゴー出身のインディバンドっぽい感じに仕上がっているそうです。(シネマトゥデイ、平沢薫氏の短評より)

 

ただ、コメディ要素を強くするのであれば、せっかくのゾンビ映画とミュージカルの融合なので、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のMVのように、ゾンビも一緒に踊り出すような描写があれば面白さが増したと思いましたが、ゾンビの部分とミュージカルはキチンと区切ってあり、ゾンビは笑いを取ろうとせず、ひたすら人を襲う設定に。

 

原題は『Anna and the Apocalypse』

” Apocalypse”と言うと戦争映画の名作『地獄の黙示録』の原題『Apocalypse Now』と同じ。

と、言うワケで”Apocalypse”の意味を調べてみました。

 

意味は二つあり、ひとつは神様からのお告げ。

もうひとつが新約聖書ヨハネの黙示録から来ており、「世界の終わり」を意味しております。

邦題は意外にもしっかり意味を伝えていたと知りました。

 

ゾンビ映画のすばらしさはゾンビを演じるエキストラの方たちの演技にあると思います。

本当にゆっくりと、なぜか片方の肩を落としながら歩きます。

これは古今東西ゾンビ映画の基本スタイルみたいですね。

 

またゾンビ以上に厄介な人間の存在の登場など、キッチリとポイントを押さえている映画に仕上がっていたと思います。

 

主人公の女の子がもっと自分好みだったら、もっと楽しめたかも・・・。(そんなことを言ってはいけない

 

自分が好きなゾンビ映画は元祖ジョージ・A・ロメロの『DEAD』3部作と超マイナーな『ゾンゲリア』です。

 

本作も悪い出来では無く、最後まで楽しめる映画に仕上がっていたと思いますが、せっかくのゾンビとミュージカルの融合は成功していたとは言えないところが少し残念です。

 

まさに今現在、恐怖のウィルスに襲われている世界。

希望を捨てず、「レリゴー♪~」と唄って、コロナに立ち向かっていきましょう!

(その『アナ』とは違います)