原題:Mission: Impossible - Rogue Nation
2015年製作/アメリカ映画/上映時間:132分/G/2015年8月7日日本公開
出演:トム・クルーズ
サイモン・ペッグ ほか
ハリウッドのスーパースターのトム・クルーズ主演の世界的大ヒットシリーズ『ミッション:インポッシブル』の第5弾です。
スパイ組織IMFに所属する腕利きエージェントが、仲間たちと協力して暗躍する無国籍のスパイ組織撲滅というミッションに挑戦する姿が描かれます。
あらすじ
正体不明の多国籍スパイ集団“シンジケート”をひそかに追っていたIMFエージェントのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、ロンドンで敵の手中に落ちてしまう。拘束された彼が意識を取り戻すと、目の前に見知らぬ女性と、3年前に亡くなったはずのエージェントがいた。拷問が開始されようとしたとき、その女性は思わぬ行動に出る。
(シネマトゥデイより)
1960年代に日本でも放映されたテレビシリーズ「スパイ大作戦」の映画化『ミッション:インポッシブル』のシリーズ第5作です。
主演はトム・クルーズ。
共演は、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、アレック・ボールドウィンら。
高度1500メートル、時速400キロメートルで飛行中の軍用機侵入を試みる、トムの命知らずのアクションも見どころ。
Amazonプライムビデオにて鑑賞。
初めての鑑賞になります。
本日、7月3日はトム・クルーズ、60歳のお誕生日です。(1962年生まれ。還暦には見えません)
お祝いの気持ちを込めて、今回は本作を選びました。
今月はスーパースターの誕生日が多いので、皆さんお祝いできるか分かりませんが・・・。
Tom HappyBirthday!
CIAやKGBをはじめとする各国の元エリート諜報部員が結成した無国籍スパイ組織「シンジケート」の暗躍により、イーサン・ハントの所属するIMFはまたも解体の危機に陥る。
組織の後ろ盾を失いながらも、イーサンは仲間とともに世界の危機を救うため史上最難関のミッションに挑む・・・。
1962年7月3日、アメリカ合衆国・ニューヨーク州シラキュース生まれ。
本名はトーマス・クルーズ・メイポーサー4世。
曾祖父はアイルランド移民。
12歳のとき両親が離婚し、経済的に苦しい生活を送ります。
学生時代はスポーツに夢中になりますが、その後演劇に興味を持つようになります。
青春映画の端役を多く演じたのち、1983年の『卒業白書』が全米で大ヒット。
たちまちスターになります。(しかし、この映画は日本では2週間で打ち切り。日本では話題になりませんでした)
1986年の『トップガン』の世界的大ヒットにより、名実ともにスーパースターの仲間入りを果たします。(書くまでもありませんが、現在続編公開中)
その後もヒット作に多く出演。
『7月4日に生まれて』(1989年)、『ザ・エージェント』(1996年)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされております。
親日家としても知られ、これまで20回を超える来日をしております。
また、共演した子役をその後も気にかけ、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)のキルスティン・ダンスト、『宇宙戦争』(2005)のダコタ・ファニングに毎年クリスマスケーキや誕生日プレゼントを贈り、『ラストサムライ』(2005)で共演した池松壮亮さんには来日のたびに声を掛けているそうです。
結婚歴は3回。
いずれもお相手は女優さんでミミ・ロジャース、ニコール・キッドマン、ケイティ・ホームズ。
しかし、全員と離婚しております。
映画ファンで無くても知らない人がいないと言っても過言では無い世界的なスーパースターです。
人柄の良さもポイント高いですね。
若手時代の代表作『トップガン』が人気作ですが、同年公開の『ハスラー2』でポール・ニューマンに負けない見事な演技力を見せ、1988年の『レインマン』でもダスティン・ホフマンと息の合った演技を披露。
2人の名優のアカデミー賞受賞のアシストを決めてくれました。
私の一番のお気に入りは『レインマン』です。
「NASAに入れる」というセリフは爆笑してしまいました。
(Wikipediaを参考にさせていただきました)
結論から言ってしまうと、メチャ面白かったです。
オープニングに中国の映画会社(かな?)のロゴが出て、なんとなくですが不安もあったのですが、冒頭のド派手なアクションシーンから最後まで息もつかせぬ見せ場の連続。
お馴染みの仲間たちも再集結。
見事なコンビネーションを見せております。
ここが、このスパイ映画のいいところだと言える気がいたします。
トムのワンマン映画にならず、仲間がいてこそイーサンも不可能な任務を遂行できる姿はチームのすばらしさを描いていると思います。
レベッカ・ファーガソン演じるイルサというキャラクターがいいですね。
峰不二子を連想させる敵か味方か分からないミステリアスなキャラクターというのが面白いです。
バイクアクションシーンのスピード感が凄い!
ノーヘル、サングラスでのバイク走行はトムのトレードマークと言っていいかもしれません。
敵ボスを演じたショーン・ハリスの無表情な冷酷さはとても不気味な雰囲気をかもし出していて良かったですね。
その冷酷な相手に対し、情は捨てなくてはならないのがスパイの任務遂行の掟のようなものですが、イーサンは絶対仲間を捨てたり裏切ったりしない。
この姿には胸が熱くなるものがありました。
シリーズ5作目でこのクオリティの高さは評価できます。
冷戦下に作られたオリジナルのテレビシリーズは残念ながら未見ですが、その伝統(?)を受け継ぎながら、新しいものを上手くミックスさせようとしている製作のトムとJJ・エイブラハムスの熱意のようなものが伝わってきます。
今日、世界一カッコいい還暦の男性が誕生いたしました。
トムにはこれからも私たち映画ファンを魅了するスターであり続けてもらいたいです。