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『仮面病棟』

『仮面病棟』

 

2020年製作/日本映画/上映時間:114分/G/2020年3月6日日本公開

 

監督:木村ひさし

出演:坂口健太郎

   永野芽郁

   内田理央 ほか

 

現役医師で作家の知念実希人によるベストセラー小説を映画化。

凶悪犯が籠城した病院に残された医師らによる決死の脱出劇が繰り広げられます。

 

あらすじ

 

医師の速水(坂口健太郎)は、一日だけの当直医として元精神科病院に出向く。だがピエロの仮面をかぶった凶悪犯が突然押し入り、傷を負った女子大生の瞳(永野芽郁)と院内に立てこもる。速水は、身元のわからない64人の入院患者や病院の職員らと一緒に監禁されてしまう。

シネマトゥデイより)

 

知念実希人のミステリー小説の映画化です。

監督は『屍人荘の殺人』の木村ひさし。

主演をドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」などの坂口健太郎、ヒロインをNHK連続テレビ小説半分、青い。」などの永野芽郁が務めております。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

本日、7月11日は坂口健太郎さん、31歳のお誕生日です。(1991年生まれ)

お祝いの気持ちを込めまして、今回は本作を選びました。

お誕生日おめでとうございます。

 

先輩医師から頼まれて一夜限りの当直をすることになった速水だったが、その夜、ピエロの仮面をつけた凶悪犯が病院に立てこもり、速水らは病院に閉じ込められてしまう。

 

犯人に銃で撃たれて傷を負った女子大生の瞳を治療した速水は、瞳とともに脱出を試みるが、かたくなに通報を拒む院長や、院長とともに何かを隠している様子の看護師、さらには身元不明の入院患者や隠された最新鋭の手術室など、次々と不可解な事態に直面する・・・。

映画.comに”坂口健太郎さん映画単独初主演”とありましたが、『今夜、ロマンス劇場で』も主演と言えると思うのですが、やはり格として綾瀬はるかさんが主役になってしまうみたいですね。

本作も正直、単独では無く、永野芽郁さんとのW主演のように思いました。

 

私が坂口健太郎さんの出演作品で鑑賞しているものは、『海街diary』(どこに出ていたのか忘れました)、『ヒロイン失格』、『高台家の人々』、『ナラタージュ』、『今夜、ロマンス劇場で』、そして今回の本作。

・・・坂口さん、と言うより事務所の方たち。

もう少し作品選び、慎重に行きましょうよ。

坂口さん、気の毒過ぎます。

※ここからネタバレ全開で書きますので、これからご覧になられる方はご注意を。※

 

とあるコンビニでピエロのマスクを被った男の強盗事件が発生。

逃走中、ある女性を銃撃。

そのマスクの男が田所病院に乱入。

病院をジャックします。

・・・で、その男はなぜか銃撃した女性を連れており、「この女を治療しろ」とたまたまその日当直になっていた速水医師に命令。

お、おかしいと思いますよね、普通。

治療を施したい女性を撃ったりしないと思いますが。

速水医師を含め4人いた病院関係者、誰ひとり怪しいと思わない。

謎だ・・・。

 

ピエロの犯人の行動がバカ過ぎ。

すべての電話線を遮断し、ケータイらも取り上げたのはいいのですが、何者かに警察に通報されてしまう。

それで事件がマスコミにも知られテレビのニュースで放映されているのですが、その様子を最前列で観ているピエロ。

後ろには病院関係者。

・・・敵に背中見せてはまずいでしょう?

しかも高嶋政伸さん演じる医院長、メスを手にしていたのですから。

でも、誰もピエロのテレビ鑑賞を邪魔しない、優しい人質の皆さん。

 

病院に入院している患者のほとんどが認知症を患っている老人たち。

ピエロが銃をぶっ放していても気づかない。

でも、CDの音楽には敏感に反応する。

認知症の患者さん、悪く描き過ぎ。

 

そんな爺ちゃん婆ちゃんばかりの患者の中に若い女性いれば、嫌でも顔覚えるはずなのですが・・・。

 

なぜ病院で寝たきりの女性がリボルバーとベレッタという2丁の拳銃を簡単に手に入れられたのか?

普通に歩くことができる人でもなかなか手に入れるのは難しい品物なのですが・・・。

 

もう、誰か分かる人、教えて~。

 

堤幸彦監督を師に持つ木村ひさし監督(師も師なら、弟子も弟子だ)。

『屍人荘の殺人』(浜辺美波ちゃんの大ファンの自分には大ショックだった)に次ぐ、珍品映画の誕生です。

 

拳銃で撃たれた患者が自分の脚で歩き回る。

これも絶対あり得ない。

なぜ先生はせめて車イスくらい用意しないのか?

 

配給はWB(ワーナー・ブラザース)。

『IT』、『ジョーカー』ときて、次なるピエロがこれ。

まさしく道化となった映画でした。

坂口さん、せっかくお誕生日に申し訳ありません。