元プロレスラーで、参議院議員を2期務めたアントニオ猪木(アントニオいのき、本名・猪木寛至=いのき・かんじ)さんが1日、自宅で死去されました。79歳でした。
横浜市出身。難病「全身性アミロイドーシス」で闘病中でした。
自分がプロレス・ファンになったのが比較的遅く(初代タイガーマスクが活躍中の頃)、一番の全盛期の猪木さんを生で観たことは無いのですが、会場へ足を運ぶたび、猪木さんからひしひしと奏でる闘志に圧倒されたのが印象的です。
あまりに名勝負が多く、ひとつに絞れませんが、やはり「凄い」と感じたのが当時世界ヘビー級チャンピオンだったプロボクサー、モハメド・アリとの異種格闘技戦。
これはVTRで観たのですが、一瞬たりとも息をつかせぬ間違いない名勝負だったと思います。
近年、難病との闘病生活が続き、とても辛そうでした。
ですが、猪木さんの口癖である「元気があれば、何でもできる」。
まさにその言葉通り、病気と闘う姿はリングを降りたあとも、偉大なるファイターでした。
感謝の言葉が見つからないほど、数え切れない感動を与えてくれた猪木さん。
心からのご冥福をお祈りいたします。