『ペット・セメタリー』
原題:Pet Sematary
2019年製作/アメリカ映画/上映時間:101分/R15+/2020年1月17日日本公開
監督:ケヴィン・コルシュ&デニス・ウッドマイヤー
出演:ジェイソン・クラーク
エイミー・サイメッツ
ジョン・リスゴー ほか
作家のスティーヴン・キングが自らの体験を基に(本当に?)執筆し1989年に映画化された小説を新たな設定で再映画化したホラー映画です。
死者を復活させる森の存在を知った夫婦に訪れる恐怖が描かれます。
あらすじ
妻子と田舎に引っ越してきた医師のルイス(ジェイソン・クラーク)は、新居の裏に動物用の墓地があることに気づく。新天地での生活にも慣れてきたころ、飼っていた猫が事故で死んでしまう。ルイスは墓地の向こうにある森の奥深くに猫を埋葬するが、その翌日に凶暴化した猫が現れる。やがて彼は、この場所が先住民によって語り伝えられてきた秘密の森だと知る。ある日、娘のエリー(ジェテ・ローレンス)が交通事故で命を落とす。
(シネマトゥデイより)
スティーヴン・キング原作の小説の再映画化です。
『ナチス第三の男』などのジェイソン・クラーク、『ビューティフル・ダイ』などのエイミー・サイメッツ、『人生は小説よりも奇なり』などのジョン・リスゴーらが出演。
Amazonプライムビデオにて鑑賞。
初めての鑑賞になります。
間もなく見放題終了とのことで、「観ておこうかな?」と思い、今回は本作を選びました。
1989年のオリジナル版は映画館で鑑賞しております。
家族ともに田舎に越した医師ルイスの新居の裏には動物の墓地「ペット・セメタリー」があった。ある日、飼い猫が事故で死んでしまったため、ルイスは墓地ではなく、さらに奥深い森に猫を埋葬する。
翌日、死んだはずの飼い猫が凶暴に豹変し、ルイス一家の前に姿を現わす。その地は、先住民が語り継ぐ秘密の森だった。誕生日を迎えた娘のエリーが交通事故で亡くなってしまったことから、ルイスはある行動に出るが・・・。
幼い子どもさんに「人間や動物はいずれ死んでしまう」ということを幾つになったら教えるべきなのか?
自分がそれを知ったのは幾つだったか忘れてしまいましたが、アメリカではできるだけ「死んでしまう=この世からいなくなってしまう」ことを伏せておくのが普通のようです。
ですので、子どもさんが鑑賞するアニメーションに「死」を扱ったものは存在しないのですが、日本の名作アニメーション「フランダースの犬」を観たアメリカ人はあの悲しすぎる結末に仰天したそうです。
1989年のオリジナル版は正直、あまり覚えていないんですよね。
キングが神父の役で出演していたシーンという映画の本筋と関係ないことはハッキリ覚えているのですが・・・。
仮面を被った怪しげな子どもたちが列をなしてセメタリーへ行くシーンはオリジナル版には無かったと思います。
何か、このシーン、「仮面ライダーV3」の第1話、デストロンによる本郷猛の葬儀を思い出してしまった。
死んでしまう子どもはオリジナル版では男の子だったように覚えております。
本作では娘さんに改変。
「あの墓地へ行くな」と優しく指導してくれる幽霊は黒人の青年に。
変わったと覚えているのはこれくらいです。
生き返ったネコちゃんがCGなのかアニマトロニクスなのか分かりませんが、ホンモノならかなりの名演だと思います。
奥さんのトラウマエピソードはいらなかったかな?
オリジナル版のファンから散々な評価を受けている本作ですが、自分は割と気に入っております。
最後まで退屈せず鑑賞できました。
幼すぎる息子さんでは無く、9歳の娘さんに変えたことが、逆に「大人を殺せる」ように思ってしまいました。
「不快になる」と不満を述べていた方も多かったですが、キング原作の映画化作品で「観て爽快になる」のは『ショーシャンクの空に』くらいです。
『ミスト』という映画を観てください。もっと凄いですよ。
やっぱり家族はみんな一緒でなければ。
ラストのオチは橋田ドラマや「サザエさん」のような家族ドラマのようで、心温まりました。(ウソです。笑ってしまいました)