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『スクランブル』

スクランブル』

原題:Overdrive

 

2017年製作/フランス映画/上映時間:94分/G/2017年9月22日日本公開

 

監督:アントニオ・ネグレ

出演:スコット・イーストウッド

   フレディ・ソープ

   アナ・デ・アルマス ほか

 

『ロンゲスト・ライド』などのスコット・イーストウッドを主演に迎えたクライムアクションです。

高級クラシックカー専門の強盗団が、フェラーリの強奪に挑むさまを描きます。

 

あらすじ

 

頭脳派の兄アンドリュー(スコット・イーストウッド)とメカニック担当の弟ギャレット(フレディ・ソープ)は、高級クラシックカーばかりを狙う強盗団。ある日、世界に2台しかない高級車を奪う計画が失敗し、凶悪なマフィアに捕まった兄弟は、敵対関係にあるマフィアが所有するフェラーリを1週間以内に盗むよう命じられる。一流ハッカーや指名手配中の天才スリ、爆弾オタクらを招集し、フェラーリを盗もうとするが……。

シネマトゥデイより)

 

クリント・イーストウッドの息子で、『スーサイド・スクワッド』などで注目を集めるスコット・イーストウッドが主演を務めたクライムアクションです。

ワイルド・スピードX2』のマイケル・ブラントとデレク・ハースが脚本を担当し、テレビシリーズ「ARROW/アロー」などのアントニオ・ネグレが監督を務めております。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

間もなく見放題終了とのことと、アナ・デ・アルマスお目当てで今回は本作を選んでしまいました。

 

ちなみにスクランブル・エッグは大好きです。

 

誰も思いつかない手口を使い、いかに美しく、そして完璧に車を盗むかをモットーにする高級クラシックカー専門の強盗団・フォスター兄弟。

 

彼らの今回のターゲットはオークション会場から搬出された世界に2台しかない37年型ブガッティ。しかし、その作戦は失敗に終わり、落札したマフィアのモリエールによって、兄弟は囚われの身となってしまう。

 

命が助かる条件として提示されたのが、モリエールと敵対するマフィアが所有する62年型フェラーリを1週間以内に盗むことだった。フォスター兄弟は一流ハッカー、天才スリ、爆弾オタクたちを従え、「走る芸術品」と称される3800万ドルの62年型フェラーリ250GTO強奪ミッションに挑む・・・。

 

クリント・イーストウッドの息子が俳優をやっているとは聞いていたのですが、主演を張るほどとは知りませんでした。

 

デビュー作は父が撮った大傑作『父親たちの星条旗』(どこに出ていたのか分からない)。

グラン・トリノ』にも出演(どこに出ていたのか分からない)。

オリバー・ストーン監督作品『スノーデン』にも出演(どこに出ていたのか分からない)。

 

ハリウッドでも日本でも二世俳優は多いです。

親を超えたと言える人もいれば、ダメだ、こりゃと思う人も・・・。

 

間違いなく親を超えたとまでは言えないかもしれませんが、ハリウッドではジェーン・フォンダマイケル・ダグラスアレクサンダー・スカルスガルド、少しオマケでアンジーキーファー・サザーランド。日本では松たか子さん、中井貴一さん、佐藤浩市さん、柄本佑さんは「頑張っているな」と思います。

今、話題の香川照之氏は・・・。

 

ダメな二世は本年度アカデミー賞授賞式の主役、ビンタした人の息子さんですね。(お父さんの懸命な二度の売り出しに共に大失敗)

日本では数え切れないほど多く、お父さんが元プロ野球選手で国民栄誉賞受賞している終身名誉監督のバカ息子で、親の七光りだけで生存しているのに、司会の女性アナウンサーにハラスメントし泣かせる長嶋○茂。

ほかは真木○人、坂口○里、高畑○太あたり・・・かな?(これらは俳優としての実力云々ではなく問題起こしたという理由が強い)

いしだ○成は父親も三流以下なので、これには入りません。(ここまで、ずいぶん酷いこと書いている気が・・・)

 

イーストウッドの息子は成功例にあげられておりました。

しかし、初めて本格的に演技を観たのですが、もう酷すぎて先ほど例に出した日本人二世俳優とほとんど同じレベル。

息子があまりに酷いので、それほどでも無い異母兄弟の弟を演じた無名俳優が「名優?」と思えるほどでした。

 

本作は2017年。

お父さんが2018年に同じ自動車に乗る犯罪者を演じた『運び屋』に主演。

90歳過ぎて、とてつもないオーラを放っておりました。

・・・スコットくん、頑張ろうね。

 

それ以上に「何なのですか、これは?」と思ってしまうお粗末過ぎるシナリオ。

 

不必要に魅力の無いキャラクターを大勢登場させ、シンプルでいいのに複雑にさせる意味の無いストーリー展開。

「1週間以内に決行せよ」と言われ、「時間がなさ過ぎる」と言っているわりに終始遊びまくっている兄弟。

 

高級クラシックカーを盗むシーンの緊迫感の無さ。

そのクラシックカーで終盤、カーチェイスの場面があるのですが、傷をつけてはいけないので、安全運転(笑)。

これほどスピード感の皆無なカーチェイスの映画、初めて観ました。

 

世界に数台しか無いフェラーリを保管している車庫のセキュリティが4桁の暗証番号だけ・・・って、これじゃ「盗んでください」と言っているもの。

しかも、それを押すところをしっかり見られ、メモされている有様。

 

典型的ステレオタイプの悪役と正体バレバレのインターポール。

やたら炎を吹き上げる自動車。

橋が破壊されるシーンのあまりに安っぽいCG。

 

アナ・デ・アルマスの可愛さだけが救いの映画でした。

久々にここまで酷い外国映画を観た~と実感させてくれる作品でした。

 

アナ・デ・アルマスがキュートな黒ビキニを披露。

しかし、このシーンはあっさり終わってしまう。

ほかのムダなシーン削ってでも、このシーンを長くするべきだった。

 

兄弟の絆を描くワケでも無し、主人公は恋人より自分可愛さという野郎ですし・・・。

「アナ・デ・アルマス観れるなら、人生の貴重な94分をムダにしても構わない」と思う方以外には間違ってもオススメできません。

 

ちなみに、ほっちゃんこと堀江由衣さんが唄う「スクランブル」はいい曲ですよ。♪~