『フリー・ガイ』
原題:Free Guy
2021年製作/アメリカ映画/上映時間:115分/G/2021年8月13日日本公開
監督:ショーン・レヴィ
出演:ライアン・レイノルズ
ジョディ・カマー
ジョー・キーリー ほか
『ナイト ミュージアム』のショーン・レヴィ監督が『デッドプール』のライアン・レイノルズとタッグを組み、何でもありのゲームの世界を舞台に、平凡なモブキャラが世界の危機を救うべく戦う姿を描いたアドベンチャーです。
共演にテレビドラマ「キリング・イヴ」のジョディ・カマー、『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ。
あらすじ
銀行の窓口係ガイ(ライアン・レイノルズ)は、平凡で退屈な毎日だと感じる一方で、連日強盗に襲われていた。疑問を抱いた彼は、襲ってきた銀行強盗に反撃を試みると撃退でき、さらに強盗から奪った眼鏡を掛けると、街の至るところにこれまで見たことのなかったアイテムやミッション、謎めいた数値があった。やがてガイは、自分がいる世界はビデオゲームの中で自身がモブキャラであることを知り、愛する女性と街の平和を守ろうと正義のヒーローを目指す。
(シネマトゥデイより)
自分がビデオゲームの世界に生きる背景(モブ)キャラだと知った主人公が、ヒーローになろうとする姿を描いたアドベンチャーです。
『デッドプール』シリーズなどのライアン・レイノルズが主演。
Disney+にて鑑賞。
初めての鑑賞になります。
本日、10月23日は大洗女子学園・西住みほちゃんのお誕生日・・・と言うのは前の記事で紹介いたしましたね。
そして、もうお一方。
ライアン・レイノルズ、46歳のお誕生日でもあります。
お祝いに意味も込めまして、今回は本作を選びました。
Happy Birthday!
ルール無用のオンライン参加型アクションゲーム「フリー・シティ」。銀行の窓口係として強盗に襲われる毎日を繰り返していたガイは、謎の女性モロトフ・ガールとの出会いをきっかけに、退屈な日常に疑問を抱きはじめる。
ついに強盗に反撃した彼は、この世界はビデオゲームの中で、自分はそのモブキャラだと気づく。新しい自分に生まれ変わることを決意したガイは、ゲーム内のプログラムや設定を無視して勝手に平和を守り始める・・・。
ライアン・レイノルズ Ryan Rodney Reynolds
1976年10月23日カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー生まれ。
身長・188cm。(思ったより高いですね)
『あなたは私の婿になる』(2009)などのコメディ作品で人気者になり、2010年「ピープル」紙の「最もセクシーな男」に選ばれます。(「ピープル」紙も暇な雑誌だ)
2004年、カナダの女性歌手、アラニス・モリセットと婚約するも、2006年に解消。
その後、スカーレット・ヨハンソンと交際。
2008年にカナダで結婚。
しかし、「アベンジャーズとX-MENとの結婚生活は困難」になったことから(ウソです。お互いの映画撮影の忙しさからです)2010年に離婚。
2011年にDCコミックス原作のヒーロー映画『グリーン・ランタン』の主人公に抜てき。
しかし、映画は興行的、内容的にも芳しく無いものに終わってしまいます。
ですが、その作品で共演したアメリカの女優、ブレイク・ライヴリーと1年の交際期間を得て2012年に結婚。
2014年に第1子、2016年に第2子が誕生しております。
2016年にふたたびヒーローを演じた映画『デッドプール』に主演。
映画は興行的、批評的に大成功を収め、第74回ゴールデングローブ賞作品賞・主演男優賞にノミネート。
続編も製作されております。
自身の過去の失敗作に自虐ネタが多く使われております。
紹介がとんでもなく長くなってしまいました。
本作もですが、そのルックスから好青年的キャラクターがとても似合う俳優さんですね。(これだけ書いて、感想それだけかい?Wikipediaを参考にさせていただきました)
ゲームのモブキャラ(背景)が『トゥルーマン・ショー』のように、自我に目覚め、以降は『マトリックス』、『レディ・プレイヤー1』のような世界観に。
「ドラクエの村人Aがヒーローになる感じ」という意見がありましたが、私、それらのゲーム、プレイしないので、その面白さが今ひとつ分からなかった。
yahoo!映画レビューで驚きの高評価連発。
「今まで観た映画で一番泣いた」というレビューが・・・。(『フィールド・オブ・ドリームス』、『ショーシャンクの空に』ご覧になられたこと無いのでしょうね)
このゲームのクリエイターが「彼は世界で初めて自我を持った人工知能ですよ」と大騒ぎ&大喜びしておりましたが、「まさか」と思いますが、この映画のスタッフ&キャストの方々、1968年にスタンリー・キューブリックが発表したあの名作、知らないのでしょうか?
ジョディはジョディでも、2度のオスカー受賞に輝く天才子役出身の名女優と比較してはいけない、本作のヒロインを演じたジョディ・カマー。
どこで見つけてきたのか知りませんが、「よくぞ、ここまで」と言えるほど演技力も魅力も無い人でした。
彼女の登場場面は、それこそゲームのバグのようで、終始イライラの連続。
リドリー・スコット監督の『最後の決闘裁判』で主役を演じているそうですが、この映画観るのやめようかと思い始めております。
・・・でも、久々のマット・デイモンとベン・アフレック共演ですし、悩む。
ゲーム会社のオーナーを演じたタイカ・ワイティティの怪演に評論家の皆様の賛辞が凄いことになっておりますが、こちらも『ジョジョ・ラビット』のアドルフ役同様、「それほどかな?」と思ってしまいました。
Disneyが20世紀FOXを買収したからこそできた悪ノリ全開のパロディシーン。
これは素直に楽しめました。
ハルクネタからスター・ウォーズ。
そして、まさかのキャップのカメオ出演などなど。
今流行の”ポリコレ”感満載の映画でした。
それは悪くは無いのですが、あざとい感じも・・・。
ファミリー向け映画と紹介されておりますが、大型のマシンガンの連射シーンや爆破などバイオレンスな場面もかなり多めです。
お誕生日に水を差して申し訳ありませんが、ライアン・レイノルズは『トゥルーマン・ショー』に主演した俳優さん同様、一生アカデミー賞と縁が無く終わってしまうようなものが漂っておりました。
彼の最高傑作は皮肉にも顔がマスクで映らない作品。
しかも、顔が映るシーンは特殊メイク。
それに『1』は大傑作ですが、『2』は「・・・」な出来でしたし。
ですが、『3』はヒュー・ジャックマンが助け船出してくれて”あの役”で出演してくれるみたいです。(『ローガン』で死んでしまったような記憶も・・・)
自分としては、そちらの方が楽しみ。