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『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』

『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』

原題:Pay the Ghost

 

2015年製作/カナダ映画/上映時間:94分/G/2016年10月22日日本公開

 

監督:ウーリー・エデル

出演:ニコラス・ケイジ  

   サラ・ウェイン・キャリーズ

   ヴェロニカ・フェレ ほか

 

ハロウィンの夜に謎の言葉を残して失踪した息子を捜すため、悪霊に立ち向かう父親の奔走を描くホラー映画です。

監督は『バーダー・マインホフ 理想の果てに』などのウーリー・エデル。

 

あらすじ

 

大学で教えているマイク(ニコラス・ケイジ)は、7歳の息子にせがまれハロウィンの祭り見物に出掛けるが、息子は「霊(ゴースト)に償ってくれる?」と不思議な言葉を残しこつぜんと姿を消す。必死に息子を捜し続けるマイクは、毎年ハロウィンに子供たちが行方不明になり、誰も見つかっていないという事実を突き止める。翌年のハロウィンが迫る中、マイクの周辺で奇怪な現象が起き始め……。

シネマトゥデイより)

 

マドンナ主演作『BODY ボディ』を手がけたウーリー・エデル監督が、ニコラス・ケイジを主演に、ティム・レボンによる同名短編小説を映画化したホラー映画です。

共演にテレビシリーズ「ウォーキング・デッド」などのサラ・ウェイン・キャリーズ、『クリムト』などのヴェロニカ・フェレら。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

間もなく見放題終了とのことと、本日はハロウィンということで、本作を選びました。

ニコラス・ケイジ主演というだけで、C級感が漂ってしまうのは、なぜ?(笑)

 

ハロウィン・カーニバルで大学教授マイクの息子チャーリーが忽然と姿を消した。それから1年後、マイクは言葉では説明不能な不可解なイメージや恐ろしいメッセージに悩まされ続ける。

 

疎遠状態の妻とともに失踪した息子の謎を追うマイクは、ハロウィンに子どもが行方不明になる事件が頻発している事実に気づき、事件の核心に近づいていく・・・。

 

ニコラス・ケイジ Nicolas Cage

本名・ニコラス・コッポラ。

1964年1月7日・アメリカ合衆国カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。

叔父に映画監督のフランシス・フォード・コッポラを持ち、叔母に女優のタリア・シャイア

1981年にニコラス・コッポラの名前で『初体験/リッジモンド・ハイ』に出演し映画デビュー。

コッポラ監督の甥と言われることを嫌い、芸名をマーベル・コミックの「パワーマン」の主人公・ルーク・ケイジから名前を取り、ニコラス・ケイジと名乗ります。(「スパイダーマン」だったらニコラス・パーカー、「アイアンマン」だったらニコラス・スタークになっていたのかも?)

 

その後は叔父の作品に多く出演。

1987年に出演したコーエン兄弟の『赤ちゃん泥棒』、ゴールデングローブ賞にノミネートされた『月の輝く夜に』の演技が高く評価され、”叔父の七光り”は卒業。

1995年にアルコール依存症の男を演じた『リービング・ラスベガス』で第68回アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞いたします。

 

オスカー受賞後は『ザ・ロック』、『コン・エアー』、『フェイス/オフ』などのアクション映画、『シティ・オブ・エンジェル』、『コレリ大尉のマンドリン』などのラブロマンス映画に多く出演。

しかし、かなりの浪費家で自動車ではフェラーリランボルギーニ、アメコミのキャラクターグッズ、日本の成人コミックなどを多く購入し、多額の借金を抱えることになります。

ちなみに購入した一番大きなガレージキッドは40万円する1.5メートルあるガメラのフィギュアだそうです。

 

借金返済のため、2000年代半ばから、かなりの低予算のB級作品に多く出演するようになります。

その甲斐あってか、今はすべて返済できたそうです。

 

5度の結婚歴、4度の離婚歴があり、計3人の子どもさんと1人のお孫さんがいます。

現在の奥様は31歳年下の日本人女性・芝田璃子さん。

Wikipediaを参考にさせていただきました)

 

近年は見る影もない姿になってしまいましたが、’80~'90年代は輝いていた俳優さんでした。(過去形なのね?)

ハリソン・フォードトム・クルーズも手にしていない名誉を持っているのですから、その勲章に泥を塗るようなことは無いよう願っております。

お気に入りの作品はアラン・パーカー監督の『バーディ』(1984)。

ベトナム戦争帰還兵の友情を描いた青春映画です。

 

ハロウィンの夜、ふとした隙に隣にいた息子の姿が無くなってしまう。

このショットは「上手い」と思いました。

 

これは思わぬ拾いもの・・・と思ってしまった自分が愚かでした。

そこからの展開がアホらしさ全開。

 

もうネタバレしてしまいますが、1600年代のニューヨークに移民してきたアイルランドの女性が当時流行ったインフルエンザで多くの死者が出てしまい、「あの女が来たからだ」と魔女狩りに遭ってしまいます。

それを恨んだ女性が、毎年同じ日に子どもを3人づつ連れ去ってやる・・・という意味不明な言葉を遺し焼死。

 

霊媒師や大学の同僚は瞬殺できるゴーストですが、ニコラス・ケイジとは1対1でのタイマン勝負。

ここが本作の見せ場になる・・・はずなのですが、あまりの低予算のため、画面が暗すぎてよく観えない。

 

たまたま処刑された日が10月31日だったというだけで、かなり無理やりこじつけのハロウィンを題材にした映画でした。

Pay the Ghost「幽霊に罪を償え」。

それより観客に罪を償えと言いたくなるまったく面白くない映画でした。

黒いハゲタカのような鳥はヴィジュアル的に良かったとは思いました。

 

Happy Halloween