『フレッシュ』
原題:Fresh
2022年製作/アメリカ映画/上映時間:114分/日本劇場未公開作品
監督:ミミ・ケイヴ
ジョージョー・T・ギッブス ほか
ある男女の出会いの裏側に隠されたゆがんだ姿を描くサイコスリラーです。
ドラマ「ふつうの人々」などのデイジー・エドガー=ジョーンズ、『キャプテン・アメリカ』シリーズのセバスチャン・スタンが主演。
あらすじ
出会い系アプリで理想の相手に巡り合えずうんざりしていた女性ノア(デイジー・エドガー=ジョーンズ)は、スーパーで出会った魅力あふれる男性スティーブ(セバスチャン・スタン)に自分の連絡先を教える。初デートで彼に恋したノアは、週末を彼と過ごすことにするが、彼女はスティーブが常軌を逸した欲望を抱えていることに気付く。
(シネマトゥデイより)
偶然出会った好青年とのロマンスを楽しむ女性が、彼が隠し持つ異常な欲望を知るサイコスリラーです。
監督は短編などに携わってきたミミ・ケイヴ。
Disney+にて鑑賞。
初めての鑑賞になります。
Disney+は予告なしに、いきなり配信終了になる作品が多いと知り、未公開ものは急いで観ておこうと思い、今回は本作を選びました。
1週間で2本目の日本劇場未公開サーチライト・ピクチャーズ作品になりました。
ご了承ください。
マッチングアプリでの出会いにうんざりしていたノアは、スーパーでスティーブという魅力的な男性と知り合う。
彼に電話番号を渡してしまうことで、人生が大きく変わっていきます。
初めてのデートで恋におちたノアはスティーブの誘いを受けて週末旅行に出かけますが、ノアはスティーブが“普通ではない”食癖を隠していたことに気づき・・・。
いや~、おったまげるほどリアルな描写のある人肉ホラー映画でした。
「新世紀エヴァンゲリオン」でEVA初号機が使徒を食べちゃうシーンがありましたが、それをも上回るシーンの連発。
『キャプテン・アメリカ/ウインターソルジャー』のバッキーことセバスチャン・スタンが一見魅力的な男性・スティーブを演じております。
スーパーの食品売り場で彼に話しかけられるヒロイン。
イケメンの声かけにウキウキ気分で電話番号を教えてしまいます。
それが恐怖の始まり・・・。
本当に付き合うべき異性はスマホのSNSなどで選んではいけない。
現代のそうした風習をある意味ブラックユーモアを交えて描いたサスペンス・ホラー映画だと言える気がいたします。
ヒロインの親友はスティーブがインスタやっていないと聞き、「そいつは信じられない男だ」と言うセリフが笑えました。
・・・ヤバい、私もやっていない。
Disney+のあらすじ欄に「異常な食欲の持ち主・・・」などと掲載されていたので、大食い、フードファイターの類いかと思ったら、なるほどと思ってしまいました。
シンプルなタイトル。
写真1枚目のポスターで現される異常な「食の文化」の恐ろしさ。
やはりお肉は新鮮(フレッシュ)さが命なのは、どのお肉も同じということのようです。
スティーブ曰く、「女性の方が美味しい」とのこと。
ロッキーの義兄さんが働いていたようなところで、大量に冷凍保管されている女性のお肉・・・。
スティーブの話しですと、女性のお肉はモモよりムネ(胸)の方が美味しいらしい。
ヒロインを演じるデイジー・エドガー=ジョーンズが魅力的でした。
映画(アメリカ&日本ともに劇場未公開なのがお気の毒ですが)はこれが初出演みたいですね。
凄い美人という感じでは無いのですが、万人向けするルックスの持ち主のような感じがいたしました。
ジョーンズ関連で本作と関係ないことを少し。
『インディ5』ですが、やはり予想はしておりましたが、CGでハリソン・フォード若返らせるとのこと。
クランクインするとき、ナチスの旗が映ったときから、予感はあったのですが、『キャプテン・マーベル』のサミュエル・L・ジャクソンと同じ手法で第1作の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』のころのお顔で登場するとのこと。
もうそういう時代なので仕方ないのかもしれませんが、それなら今のハリソン・フォードを担ぎ上げる必要があったのか疑問です。(アフレコだけでいい気がしました)
今のハリソン・フォードに主演してもらうのであれば、80歳になったインディの活躍を描いて欲しかった気がいたします。
お肉大好きな私ですが、少々「ウゲェ~」となるシーンが多かったです。
ベジタリアン推奨映画と言えるかもしれません。
庵野秀明監督の感想を聞いてみたい気がします。
ただ、『ゾンビ』系やハンニバル・レクター博士の映画などを観ているので、最後まで観ることできました。
黒人の親友が助けに来る・・・という設定はちょっと『ゲット・アウト』に似ていると思いましたが。
終盤の逆転劇がちょっとチープだったのが、もったいなかったと思いました。
そこまでは、かなりハラハラしながら観れていたので。
女性のお肉を調理して食べるシーンですが、あの『君の名前で僕を呼んで』の桃を食べるシーンのおぞましさに比べると特に問題ありませんでした。
ヒロインがワサビが好きというが日本人にはポイント・アップ!