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『インヘリタンス』

『インヘリタンス』

原題:Inheritance

 

2020年製作/アメリカ映画/上映時間:111分/G/2021年6月11日(ガッキーのお誕生日!)日本公開

 

監督:ヴォーン・スタイン

出演:リリー・コリンズ

   サイモン・ペッグ

   コニー・ニールセン ほか

 

ある資産家一家に隠された秘密をめぐるサスペンススリラーです。

『あと1センチの恋』などのリリー・コリンズ、『ミッション:インポッシブル』シリーズのサイモン・ペッグが共演。

監督は『アニー・イン・ザ・ターミナル』のヴォーン・スタイン。

 

あらすじ

 

アメリカ・ニューヨークの政財界に絶大な影響力を誇る銀行家のアーチャー・モンローが急死し、妻と政治家の息子、地方検事である娘のローレン(リリー・コリンズ)が遺産を相続する。さらにローレンは、「真実は掘り起こすな」という奇妙な遺言と共に1本の鍵を受け継ぐ。遺言を頼りに彼女が屋敷の裏手に隠された地下室へ通じる扉を開けると、鎖につながれた男(サイモン・ペッグ)を発見。モーガンと名乗る男は30年もの間アーチャーに監禁されていたと彼女に話す。

シネマトゥデイより)

 

急死した父親の遺産を受け継いだ娘が、父が遺(のこ)したショッキングな秘密に翻弄されるサスペンススリラーです。

主人公を『あと1センチの恋』などのリリー・コリンズ、彼女の父の過去を知る男を『宇宙人ポール』などのサイモン・ペッグが演じております。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

期間限定レンタル¥100だったので、予告編を観て「面白そう」と思っていたのでレンタルいたしました。

し、しかし毎回このパターン。

今月中旬から見放題での配信が決まりました。(涙)

 

ニューヨークの政財界に絶大な影響力を持つ銀行家のアーチャー・モンローが急逝したことにより、彼の遺産は妻と政治家の息子、そして地方検事である娘のローレンに相続された。さらにローレンは、アーチャーから「真実は掘り起こすな」という遺言とともに1本の鍵を託された。

 

遺言を頼りにローレンは邸宅の裏手に隠された扉を発見する。遺された鍵で開いたその扉の先には地下室があり、ローレンはそこで鎖に繋がれた男を発見する。モーガンと名乗るその男は、30年にわたりアーチャーの手でこの部屋に監禁されていたと語り始めるが・・・。

 

リリー・コリンズ Lily Jane Collins

 

1989年3月18日、イングランド・サリー州・ギルフォード生まれ。

 

それほど多くは作品観ておりませんが、とても綺麗な女優さんと思っておりましたら、お恥ずかしながら最近知ったのですが、お父さんはあのフィル・コリンズ

'80年代の洋楽にハマりまくっている世代にとっては、偉大すぎるお父さんです。

今、お父さんのベスト盤聴きながら記事を書いております。

 

フィル・コリンズ・・・には劣るかもしれませんが、政財界に大きな影響力を持つ特権階級の父親を持つ正義感の強い地方検事のローレン。

父親の遺したメモリを見て、裏庭に隠されていた、とんでもない遺産(インヘリタンス)を見てしまいます。

 

その遺産とは、地下室に30年間も監禁されていた怪しげな謎の男だった。

父親の悪事を隠蔽するため自由を奪われたと主張するこの男はモーガンと名乗る。

はたして、彼の言っていることは事実なのか?

 

30年間、犬のように首輪を巻きつけられ生きていた割には、意外(?)に髪の毛もお肌も綺麗。

・・・ですが、17年間鉄仮面を被っていたにも関わらず、その鉄仮面が割れた途端、潤ったお肌の美少女が出てきたドラマにはインパクトという点で負ける。

 

特権階級の父親に反発し、人権派の地方検事となった名門一族の令嬢。

当初は別の女優さんが演じるはずの役でしたが、リリー・コリンズ、頑張っていたと思います。

 

政治家の息子に2000万ドル。

ローレンには200万ドルという遺産額。

嫌がらせのうえ、とんでもない遺産まで引き継がせるお父ちゃん。

名前がアーチャーと言うので、劇中「アーチャー、アーチャー」と連呼され、思わず「Fate/stay night」を思い出してしまいました。

 

設定からいろいろツッコミどころ満載の作品です。

特権階級でお忙しいお父ちゃんが30年間も地下室へ人を監禁できないように思っちゃいます。

そのモーガンという男も病気ひとつせず、監禁した男の娘が現れるや否や、「ステーキ食べたい。お酒飲みたい。タバコ吸いたい」と元気いっぱい。

 

・・・ですが、映画の作りは悪くは無く、結構後半まで楽しめました。

モーガンという男の言い分を信じると父親は数多くの悪事を働いていた。

自分はその証拠を知っているから監禁されている。

彼の話しを聞いていくにつれ、自分は何を信じればいいのか苦悩するローレン。

そして守らなければならないのは正義なのか?家族の保身なのか?

この辺りは面白かったです。

 

※ネタバレあり※

 

政治家の弟が賄賂を貰っていたことを30年間男が監禁されたこと以上に驚いてしまう温室育ちのお嬢ちゃんのローレンには苦笑してしまいました。

 

そして、モーガンという男の本当の姿が明らかになると、映画全体に思いっきりシラけた空気が漂い始めました。

お母さんに酷いことして、ローレンに「オレはお前の父親だ」・・・って、あなたダース・ベイダーだったんですか?

 

FBIに指紋を調べてもらっていたにも関わらず、ひとり突っ走って暴走してしまうローレンも地方検事の割には頭のキレが悪いな~と思ってしまいました。

モーガンの「銀行家、政治家、地方検事。悪の三位一体」というセリフは笑ってしまいました。

 

ローレンのお母さん、体つきが良く大きいんですよね。

鑑賞後調べましたら、『ワンダーウーマン』のお母さん(女王)を演じた女優さんでした。

さすがです。

最後にシスの暗黒卿倒してしまいました。(いや、絶対ダース・ベイダーじゃない)