『ベアリー・リーサル』
原題:Barely Lethal
2015年製作/アメリカ映画/上映時間:98分/2015年5月16日日本公開
監督:カイル・ニューマン
暗殺者養成学校の優等生を『トゥルー・グリット』などのヘイリー・スタインフェルドが演じ、ジェシカ・アルバ、サミュエル・L・ジャクソンと共演するアクションコメディです。
あらすじ
暗殺者養成学校の優等生メーガン(ヘイリー・スタインフェルド)は、幼少期より鬼教官ハードマン(サミュエル・L・ジャクソン)のしごきに耐えてきた。ある日、美人暗殺者ヴィクトリア(ジェシカ・アルバ)の捕獲任務に成功したメーガンだったが、仲間とはぐれてしまう。しかし、それをいいことに自分の死を偽装し、高校生活をエンジョイしようと計画。ところがある日、ヴィクトリアが逃げ出してしまい……。
(シネマトゥデイより)
『ファンボーイズ』のカイル・ニューマン監督が『トゥルー・グリット』の若手女優ヘイリー・スタインフェルドを主演に迎え、普通の生活を求めて高校に潜入した殺し屋少女の奮闘を描いたアクションコメディです。
主人公と敵対する女暗殺者役をジェシカ・アルバ、鬼教官役をサミュエル・L・ジャクソンがそれぞれ演じております。
Amazonプライムビデオにて鑑賞。
初めての鑑賞になります。
本日、12月21日はサミュエル・L・ジャクソン、74歳のお誕生日です。
近年の作品は大体観ているので、”見放題”の中で観ていない映画となると2016年の『ターザン:REBORN』くらい。
ターザンはあまり観たいと思わなかったので、BDで『ジャンゴ 繋がれざる者』の4回目(観過ぎだろ)か、Disney+で『キャプテン・マーベル』の2回目のどちらか・・・と思っていたら、レンタル¥100で本作を発見。
『トゥルー・グリット』が大好きですし、¥100ならと思いこの作品ををレンタルしました。
はたして吉と出るか凶と出るか?
とにもかくにもHappyBirthday!
暗殺者養成学校の鬼教官ハードマンのもとで幼い頃から厳しい訓練を受けてきた少女メーガン。凄腕の女暗殺者ビクトリアを捕獲する指令を下された彼女はターゲットの生け捕りに成功するが、任務中に仲間とはぐれてしまう。
かねてから普通の生活を夢見ていたメーガンは、これを機に自分の死を偽装し、カナダの交換留学生に成りすまして郊外の高校に編入する。憧れの高校生活を満喫しようとした矢先、脱走したビクトリアがメーガンに迫る・・・。
サミュエル・リロイ・ジャクソン Samuel Leroy Jackson
1948年12月21日アメリカ合衆国・ワシントンD.C.生まれ。
学校の人種差別に対抗し、人質を取って抗議したこともあるそうです。
舞台やテレビドラマに出演後、1972年に長編映画デビュー。
1988年の『星の王子ニューヨークへ行く』の強盗役で注目され、以降、『グッドフェローズ』、『パトリオット・ゲーム』、『ジュラシック・パーク』と大作映画の脇役に抜擢。
1991年のスパイク・リー監督作『ジャングル・フィーバー』の演技が高く評価され、1994年のクエンティン・タランティーノ監督作『パルプ・フィクション』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされます。
『パルプ~』では直接の共演シーンの無かったブルース・ウィリスと1995年『ダイ・ハード3』でコンビを組み、大ヒットを記録。
その後も順調なキャリアを築き、2022年にアカデミー賞名誉賞に輝きます。
『スター・ウォーズ』新3部作が製作されるとき、ジョージ・ルーカスに「ノーギャラでもいいからヨーダと共演させてくれ」と頼み込み役を得たエピソードがあります。
また、キアヌ・リーヴス同様、千葉真一さんの大ファンでご本人にお会いしたとき、直立不動で「サインください」とお願いしたとのこと。
『アベンジャーズ』シリーズのニック・フューリーが眼帯をしているのは千葉真一さんの代表作である柳生十兵衛から来ております。
善人が似合わない俳優さんですね。(『スター・ウォーズ』だけ例外かな?)
好きな作品はやはりタランティーノの作品になりますね。
『パルプ・フィクション』、『ジャンゴ 繋がれざる者』印象深い演技でした。
Mother××・・という言葉(良い子は言ってはダメ)が世界一似合う俳優さんです。
ダっサい邦題だと思ったら、原題そのままでした。(汗)
『トゥルー・グリット』から約5年ですか・・・。
身長が173cmと大きくなったヘイリー・スタインフェルド。
その彼女が幼い頃から”アサシン(暗殺者)”としてある政府の秘密機関に育てられ、任務失敗後、自分が死んだことにして、憧れていた女子高校生正解をエンジョイしようとする・・・と言った物語です。
・・・ですが、何なんですか、これは?
思いっきり低予算感爆裂。
しょっぱいCGにショボいアクション。
ジェシカ・アルバが出演していて、凄腕の武器商人という役なのですが、まったくそう観えないですし、出番少な目。
で、憧れていた女子高校生のパートに入ってからも映画は盛り上がらず。
イケメンミュージシャンが好きになったり、やっぱり自分とフィーリングが合う男の子がいいと言ったりお尻の軽いヘイリーちゃん。
これまで人を殺す訓練しか受けていなかったので、仕方ないのですが、逆に世間知らずを全面に出して笑いを取る手法をとっていたら、学園ものとしては面白くなったように思うのですが、こちらもロマンチックでも無ければギャグも滑りっぱなし。
その昔、フランス映画『ニキータ』という映画があり、それをアメリカでリメイクした『アサシン』という女性殺し屋の切ない映画がありました。
そういう良い手本を見習って作ってもらわないとと思いながら観ておりました。
自分の好きな格闘系アクションがメインなのですが、ヘイリーちゃんの体が重そうでリアルに観えなかったのが残念。
酷いシナリオ、安い制作費、いい俳優を使いこなせない監督の未熟さ。
アクション映画としてもダメ。学園ものとしてもダメ。
まるでダメな日本映画を観ているかのような気分になる三流映画でした。
¥100損しちゃった。(涙)
エディ・マーフィの映画のチョイ役で注目され、今やエディ・マーフィの数倍ギャラを貰っているサミュエル・L・ジャクソン。
本作のギャラは相当少なかったようで、ゲッソリ痩せておりました。
くれぐれも健康管理と作品選びは慎重に。
まぁ、MCUある限りお金に困ることは無いと思いますが・・・。