One today is worth two tomorrow.

当ブログへ起しいただき、心から感謝いたします。映画の感想やスポーツ観戦の記事、写真中心のブログです。

『Gメン』

『Gメン』

 

2023年製作/日本映画/上映時間:120分/G/2023年8月25日日本公開

 

監督:流東東一郎

出演:岸優太

   竜星涼

   恒松祐里 ほか

 

秋田書店週刊少年チャンピオン」にて連載された小沢としおの同名コミックを映画化した青春コメディです。

女子に人気の男子校に転校したものの、問題児ばかり集うクラスに振り分けられた高校生の暴れぶりが描かれます。

 

あらすじ

 

女子に人気の高い男子校へ転校するも、問題児ばかりが集う「最底辺」クラスの1年G組に振り分けられた門松勝太(岸優太)。個性豊かなクラスメートや上級生たちと共に学園生活を全力で楽しむ中、突如凶悪事件が発生する。大切な人を救うため、そして仲間たちとの絆を守るため、勝太は壮絶な戦いに挑む。

シネマトゥデイより)

 

小沢としおの青春漫画を映画化です。

人気グループ「King & Prince」(・・・知りませんが)のメンバーとして活躍した岸優太が映画初主演を務め、共演に竜星涼矢本悠馬森本慎太郎恒松祐里吉岡里帆高良健吾尾上松也田中圭ら。

監督は「おっさんずラブ」シリーズの瑠東東一郎。

 

Netflixにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

吉岡里帆さまがご出演になられている以外、観る理由の無い映画・・・だったのですが、2023年・第97回キネマ旬報ベストテンにおいて、読者選出日本映画ベストテンで4位の『ゴジラ-1.0』に1万票以上の差をつけて1位、読者選手日本映画監督賞も獲得し、映画.comでもレビュー平均点も、キネマ旬報ベストテン評論家が選ぶ正規の1位の『せかいのおきく』3.7点、『ゴジラ-1.0』の4.0点を上回る4.5点なる高評価が気になり、観てみることにいたしました。

 

製作委員会に事務所の名前はありませんでしたが、製作に藤島ジュリーK.氏のお名前が。

丹波哲郎さんが出演した刑事ドラマとは一切関係ありません。

 

名門・私立武華男子高校。4つの女子高に囲まれ、入学すれば“彼女できる率120%”はカタいというこの高校に、「彼女を作る!」という理由ただ一つで転校してきた高校1年生の勝太。しかし、勝太のクラスは、校舎も隔離され教師たちも怯える、問題児集団=【1年G組】だった。

 

荒れ果てた校舎とクセが強すぎなクラスメイト達に唖然とする勝太。自らを“校内の肥えだめ”と自虐するクラスメイトたちに、「もっとプライド持てよ!這い上がってやろうじゃねえか!」と吠える勝太は、彼女が欲しいという一心だけで、転校早々G組をひとつにしていく。

 

学年トップクラスA組のエリートで校内イチのイケメン・瀬名との出会い、勝太を目の敵にするレディース集団・多摩黒天使(ブラックエンジェル)のヘッド・レイナとのロマンス(?)、色々な意味で勝太に迫る2年の伊達、何かと訳知り顔で見守る3年の八神――“モテたい”だけが目的だった勝太だが、空回りしながらも友達想いのまっすぐな勝太の性格に惹かれた仲間たちとなんだかんだで楽しい日々を過ごしていく。

 

しかしそんな勝太たちに、今や都市伝説と化している不良グループ=Gメンが死闘の末に潰したはずの凶悪組織=天王会の魔の手が忍び寄っていた・・・。

 

・・・つまらなくは無かったです。

でも、これが読者選手日本映画でベスト1になるというのはいかがなものか?

2021年は『ドライブ・マイ・カー』、2022年は『ケイコ 目を澄まして』と本家(?)評論家ベストテン1位と同作が読者選手日本映画でも1位でしたが、なぜに2023年はこれなの?と思ってしまいました。(評論家ベストテンでは当然圏外)

 

ケンカと動程(←あえて違う漢字にしております)を卒業することだけを生き甲斐にJK憧れと言われる名門校へ転校してきた門松勝太の昭和感漂う、汗と涙の青春コメディなのですが、これだけ暴力シーンと下ネタ満載でよくG指定で収まったな~と思ってしまいました。

 

ケンカや下ネタ、悪いとは思いません。

ですが、これがG指定で収まってしまうところが逆に問題があるように感じました。

もっと弾けちゃってもらいたかった。

 

その昔、『ポーキーズ』なる、1960年代のアメリカ南部を舞台にした、本作と同じような動程を卒業する、女の子とエッチすることだけしか頭にないど~しようもない下ネタ満載映画がありましたが、それくらい男なら全開バリバリで行ってもらいたかった。

本作はエッチシーンどころか、キスシーンすらありません。

 

エンドクレジットで藤島親方のお名前を観て、「主演はあの事務所の人だったか?」と知りました。(その割にはオーラが無かったような)

つまりは、言いたくないですが(本当は声を大にして言いたい)、”忖度”ですね。

それと、主演の人の女性ファン向けなので、キスシーンなど御法度と言うことだった。

 

現在テレビ朝日系列で放映中のあるドラマが何かと言われているそうです。

こちらの事務所の大御所が主演で、内容が「カッコいいキ○タク」を前面に出した押し売りな内容らしく、観ている人からは「もう、うんざり」との声も。

 

あのようなことがあっても、まだ「こんな」ことをしているのかと呆れてしまいました。

この事務所のタレントさんを主演にする作品はいつもそのタレントさんをカッコよく描くものばかり。

それでタレントさんの好感度アゲようとしているのも見苦しいですし、あの記者会見の後、何をやっても信用は取り戻せない気がするのですが・・・。

 

良かったところは俳優さんの生身のアクションシーンですね。

戦闘シーン、全部CGでやっちゃった同じ東映の『シン・仮面ライダー』がこのように生身でやってくれたら・・・などと今さらジロー(若い人は知らない)なことを言いたくなってしまいました。

 

ヤクザはツッパリ(死語?)など、昭和の東映お得意路線が満載だったところも、どことなく懐かしさを感じて良かったと思いました。

 

吉岡里帆さまも忖度映画にご出演されて立派だと思いました。

似合わないお下品なセリフも吐きまくり、頑張っておりました。

いつもカッコいい役しかやらない○ムタクとは正反対ですね。

 

悪い映画、酷い映画では無いのは間違いありませんが、映画.comのレビューの中にもありましたが、キネマ旬報読者選手日本映画1位というのは不自然に思えてしまいます。

日本映画のいい作品選びの一番の参考になるのは、大手映画会社や事務所の息がかかった日本アカデミー賞でもブルーリボン賞でも無くキネマ旬報だと思います。

読者もかなりの映画通のはず。

あまり考えたく無いのですが、おそらくあの事務所の名誉挽回の裏工作の組織票としか思えません。

まあ、そんな私も本家評論家ベストテンでは4月27日現在10本中1本も観ておりませんが・・・。(6位の『花腐し』、8位の『ゴジラ-1.0』は来月追加料金なしで観れます)

 

丹波哲郎さんが滑走路を歩いている、あのドラマ、久々に観たくなっちゃいました。

 

 

 

2024 PARSOL・パ・リーグ公式戦 オリックスVS.埼玉西武ライオンズ 第4回戦

4月23日(火)、PARSOL・パ・リーグ公式戦 オリックス・バファローズVS.埼玉西武ライオンズ 第4回戦(京セラドーム大阪)を観戦してきました。

 

※終始愚痴、愚痴、愚痴の見苦しい記事になります。ご了承ください。※

 

埼玉西武ライオンズのファンに戻って(?)初めての生試合観戦になります。

ライオンズはここ11試合、1勝10敗と本来の実力を発揮しております。(苦笑)

選手名は敬称略。

試合前の練習中の背番号5番・外崎修汰。

これだけ負けて穏やかな表情なのは、ある意味凄い。

 

両チームのスターティングラインアップ。

背番号60番・おかわり中村剛也が2番?

背番号27番・炭谷銀仁朗が5番?

冗談かと思っちゃった。

 

BsGirls亡き後(?)に誕生した、BsGravityなる男女混合パフォーマンスユニット、初めての拝見です。

一応女性はBsGirlsというみたいです。

いとしのレイラ・・・じゃなくてREINAさんがいないので、特に熱心に観ることは無かったです。

オリックスは野球はどんどん良い方向へ行っておりますが、このパフォーマンスグループは間違った方向に進んでいるように思えてしまいます。

 

メンバー表交換。

これだけ負けていて満面の笑顔の背番号77番・松井稼頭央監督。

本当に凄い神経だ。

メンバー表で無くて辞表出して。

 

BsGirlsのお見送りは健在でした。

こちらの方は背番号382番・YUIKAさん・・・だと思うのですが。

 

1回表、ライオンズの攻撃。

1アウトからおかわり中村剛也がヒットで出塁。

でも後続がダメだろうと思っていたら予想どおり続く背番号10番・佐藤龍世が併殺打で終了。

 

ライオンズ先発投手は、”海馬神”(かいまじん)の異名を持つ背番号61番・平良海馬。

防御率は0点台。

でも、打線の援護が無いので勝てません。

 

2回裏、オリックスの攻撃。

先頭バッターの頓宮がライトへツーベースヒット。

1アウト後、紅林四球、宗ヒットで満塁。

若月がセンターへ犠牲フライ。1点先制。

それぞれのランナーがタッチアップで進塁。

福田がセンターへタイムリーで0-2に。

 

 

4回表、ライオンズの攻撃。

先頭バッターのおかわり中村がレフトへツーベースヒット。

続く佐藤龍世

背番号44番・ヘスス・アギラーが四球でノーアウト満塁。

ここで銀仁朗。

併殺打だな」と思ったら、予想どおり前進守備のサード正面のゴロ。

それを宗がファンブルしてライオンズ、労せずして1点。

こ、これ、何イニングぶりの得点だ?

さらにノーアウト満塁でしたが、後続がバカみたいに振り回し倒れ同点、逆転ならず。

 

2点は取られましたが、平良、腐らず頑張っておりました。

 

5回裏攻撃終了後、KONAMI Presents”ハリセンタイム”。

3塁側にもBsGirlsの方、いらしておりました。

こちらは背番号381番・SAAYAさんという方だと思うのですが。

 

7回裏、ライオンズ、2番手の背番号14番・増田達至

1点負けている段階で、早々と敗戦処理的投手投入。

 

平良は6イニングを投げ、投球数108、被安打9、奪三振5、被本塁打0、与四死球3、失点・自責点2という成績でした。

 

8回裏、ライオンズ、3番手に背番号69番・水上由伸。

同じ由伸でも昨年までオリックスにいらした方とは違い過ぎる。

 

増田は1イニングを投げ、投球数11、被安打1、奪三振1、被本塁打0、与四死球0、失点・自責点0という内容でした。

 

水上は1イニングを投げ、投球数16、被安打0、奪三振0、被本塁打0、与四死球1、失点・自責点0という内容でした。

 

9回表、何の策も無くアッと言う間に2アウト。

この日、ここまで3打数2三振の背番号35番・若林楽人が代打出されず、そのままバッターボックスへ。

「正気なの?」と思ったら・・・

あっさり三振して(いささか写真も暗い)試合終了。

ライオンズ、平良を見殺しにしてまた負けました。

 

勝:田嶋  (2勝1敗0セーブ)

セ:平野佳 (1勝0敗6セーブ)

敗:平良  (1勝2敗0セーブ)

 

 

・・・開幕スタートだけは良かったんですけどね。

正捕手候補だった背番号22番・古賀悠斗がケガで離脱してから、もうボロボロ。

いつもDAZNで観戦していても、途中から寝ていることが多かったです。

そして、いよいよ本年初の生観戦。

交通費のムダだった。

 

この日のスタメンでプロ野球レベルと言えるのはDH入れて10人中で平良だけ。

あとはアマチュアレベルです。ハッキリ言って。

貴重な指名打者枠を打率1割台の背番号1番・栗山巧とおかわり中村を交互に使わざるを得ない悲惨な現状に加え、”ドングリーズ”と呼ばれる超低レベルの若手外野手たち。

これだけ酷い成績でも選手層の薄さから翌日も使ってもらえる安心感で危機感ゼロ。

 

打てないなら策で打開策を見出すものです。

先発投手の出来は田嶋より平良の方が良かったと思います。

オリックスベンチはセーフティバントやエンドランで揺さぶりを掛けてきました。

しかし、ライオンズベンチは何もしません。

ホームランバッターで無い選手が扇風機の如く、ブンブン振り回すだけ。

ライオンズのアウト27個のうち、三振12です。

前へ飛ばなければ何も起こりません。

 

無能の監督&ヘッドコーチ&打撃コーチは今すぐやめてもらいたい。

でないと、とんでもないことになります。

それと渡辺久信ゼネラルマネージャー。

自分が投手出身だからと言って昨年オフの補強。

これは「無いでしょ」レベルです。

ライオンズは投手力はリーグトップクラス。

打撃はプロレベルでは無い。

ならば、当然打者を補強すべきです。

ですが、ドラフト1位投手。

山川の人的補償も投手。

現役ドラフトも投手・・・って、そんなピッチャー集めて手薄の外野放置した責任重いよ!

 

同じ最下位でもJERAセ・リーグ東京ヤクルトの試合の方が面白いとのこと。

そりゃ東京ヤクルトは打者でプロ野球レベル大勢いますからね。

 

このまま埼玉西武ライオンズを応援していいものなのか?

そもそもまだ埼玉県に家買ったワケではありません(まだマンション売れてませんので)ので、まだ引き返せる可能性はあります。

こんな未来も何もない壮絶なまでにつまらないチームの応援をしていいものなのか?

自分は西武ライオンズ発足の年、所沢市に住んでおりました。

ぶっちぎり最下位でしたが、まだ光明はあった気がいたしました。

今のライオンズにはそれもありません。

もうファンの間では「100敗確実」と言われております。

 

先日のベルーナドーム、ファンがスタンドにいる中、ソフトバンクの山川と談笑していた松井稼頭央監督。

やはり、今すぐやめてもらいたい。

 

 

 

『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』

 

2023年製作/日本映画/上映時間:109分/G/2023年4月14日日本公開

 

  監督:立川譲

声の出演:高山みなみ

     山崎和佳奈

     林原めぐみ ほか

 

青山剛昌の人気コミックを原作とするアニメの劇場版第26弾です。(もう、ここまで来たら『男はつらいよ』追い抜いてもらいたい)

東京・八丈島近海に世界各国のエンジニアがとある計画のため集まる中、江戸川コナンたちに黒ずくめの組織が忍び寄ります。

 

あらすじ

 

世界中の警察が管理する防犯カメラをつなぐための海洋施設「パシフィック・ブイ」が、東京・八丈島の近海に建設される。そのころ、江戸川コナンも鈴木園子の招待で八丈島を訪れていた。ユーロポールの職員が黒ずくめの組織に殺害されたという情報がコナンにもたらされ、不穏に思ったコナンがパシフィック・ブイに向かうと、そこで黒ずくめの組織によるエンジニアの誘拐事件が発生する。

シネマトゥデイより)

 

人気テレビアニメーション名探偵コナン」の劇場版シリーズ26作目です。

ボイスキャストはコナンの声を担当する高山みなみのほか、山崎和佳奈小山力也林原めぐみなどお馴染みなメンバーが揃い、ゲスト声優に沢村一樹

監督は『名探偵コナン ゼロの執行人』を手がけた立川譲

 

Netflixにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

本当は嵐を呼ぶ幼稚園児の映画を・・・と思っていたのですが、「これは昨年公開されたばかりのじゃないかな?」と思い、急遽また『コナン』の映画にしてしまいました。

配信されていることを知らないくらいなので、ストーリー、ゲスト声優などまったく知らずの鑑賞でした。(それが良かったのかも)

 

※お詫びと訂正※

2023年9月18日の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の記事の中で、「後にも先にも最多ノミネート作品に俳優部門ノミネートゼロは『ラストエンペラー』だけ」なる記載をしてしまいましたが、前回の『コンカッション』の記事を書いて違和感が・・・。

調べてみましたら、2003年の『ロード・オブ・リング/王の帰還』、2009年の『アバター』、2015年の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が最多ノミネート、俳優部門ノミネートゼロでした。

訂正しお詫び申し上げます。

知ったかぶりはやめないといけないですね。(でもやめないと思います)

 

いつも通り、超人的な活躍を披露する江戸川コナンが主人公の作品です。

陸に海底にと大車輪の活躍はジェームズ・ボンドやイーサン・ハント顔負け。

これで死なないミステリーを解き明かしてもらいたい。

 

今回、”黒の騎士団”(・・・は「コードギアス」だった)では無く”黒の組織”が登場し、「コナン」に疎い私には少しお勉強になりました。

みんな高級酒の名前がついていて、安室さんは潜入捜査をしていると分かりました。

 

阿笠博士が珍しく感情をあらわにするシーンがとても印象的でした。

演じる緒方賢一さんが前回の『緋色の弾丸』から製作としては3年経っておりますが、まったく変わらない声で良かったです。

現在82歳、まだまだ頑張ってもらいたいですね。

 

灰原哀役の林原めぐみさんとは親子役での共演が多く、林原めぐみさんは「声優界のお父さん」と呼ばれているそうです。

Wikipediaを参考にさせていただきました)

 

阿笠博士の発明品や、劇場版ならではの21世紀に現在とは思えない超ハイテクノロジーなものの数々に、『緋色の弾丸』同様「凄い!」の一言。

 

もう”犯人特定マシーン”なるものも開発され登場してもおかしくない、推理ものというジャンルよりかなりSF色の強まった劇場版だと思います。

ですが、『緋色の弾丸』と違い、今回はミステリー要素があり、眠りの小五郎や真犯人特定シーンは良かったと思いました。

 

・・・ここが番組スタート当初からのファンと比較的最近にファンになった人との温度差らしいですが、『緋色の弾丸』、そして本作を観て、コナンと灰原哀のアツアツぶり(?)に意見が分かれているそうです。

 

たしかに哀ちゃんは可愛い。(私は初めて観たときは、「何だ、この綾波○イのパクリは?」と思ってしまいましたが)

 

それはともかく、その分、本来新一の恋人であるはずの蘭の存在感がかなり薄くなり、本作ではほとんどモブ化してしまったように感じてしまいました。

蘭が格闘技を披露するシーンなど見せ場はあるのですが、あまり盛り上がらない。

蘭のピンチより、より力を入れて哀ちゃん救出に奮闘するコナンの姿に「心変わりか?」と思えてしまうほど。

 

赤井さん、またまた登場。

声優陣豪華で、池田秀一さん&古谷徹さん&井上和彦さん&飛田展男さん。

もう「刻の涙」観るしかない顔ぶれ。

 

また、林原めぐみさん&立木文彦さん&三石琴乃さんと、こちらも某汎用人型決戦兵器のアニメーションを連想させる顔ぶれに「サービスぅ、サービスぅ~」。

 

古谷徹さん&三石琴乃さんで「月の光は愛のメッセージ」などなど。

 

あまりハラハラするシーンは無く、新キャラと思われる人もあまり魅力があるとは思えませんでしたが、ストーリー自体は悪く無く、最後まで飽きずに楽しむことができました。

 

哀ちゃん大好きなファンへの哀ちゃん萌え萌え魚雷炸裂映画と言っていい、哀ちゃんファン必見の映画です。

本作が『コナン』映画史上初の興収100億円超えを記録したのも、哀ちゃんファンの多さを表しているように思います。

ですが、人工呼吸はキスとは言いません。

 

新一の愛は蘭に、コナンの愛は哀ちゃんにと割り切って観れる人と、灰原哀というキャラに萌え萌えの人と林原めぐみさんの名演に浸りたいにはオススメですね。

・・・小五郎は、もういいかな?

鬱陶しくなってきた。

 

 

 

『コンカッション』

『コンカッション』

原題:Concussion

 

2015年製作/アメリカ映画/上映時間:122分/G/2016年10月29日日本公開

 

監督:ピーター・ランデズマン

出演:ウィル・スミス

   アレック・ボールドウィン

   ググ・ンバータ=ロー ほか

 

ウィル・スミスが引退したアメリカンフットボール選手の死とアメフトの因果関係を発見する実在の医師を演じたドラマです。

監督は『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』のピーター・ランデスマン。

ブレードランナー』のリドリー・スコットが製作を担当しております。

 

あらすじ

 

医師のベネット・オマル(ウィル・スミス)は、ナイジェリアからアメリカへと渡る。検死官としても働く彼は、アメリカンフットボールのリーグNFLを引退した元ピッツバーグ・スティーラーズのスター選手、マイク・ウェブスター(デヴィッド・モース)の変死解剖を担当することに。その結果、マイクの死が頭部への激しいタックルが原因で引き起こされる脳の病気・慢性外傷性脳症であることを突き止め、論文にして発表する。しかし、NFLはその見解を全面的に否定し……。

シネマトゥデイより)

 

引退したアメリカンフットボールの選手たちに頻発する、謎めいた死の真相に挑むナイジェリア人医師の姿を追うウィル・スミス主演による実録ドラマです。

共演に『ディパーテッド』などのアレック・ボールドウィン、『タクシードライバー』などのアルバート・ブルックスら。

 

Netflixにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

間もなく配信終了とのことで、ちょっと観ておきたいと思っていた作品なので、今回は本作を選びました。

・・・ただ、私アメリカン・フットボール、ほとんどルール知りません。

写真は劇中登場する実在するNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のピッツバーグ・スティーラーズの写真ですが、映画本編とは関係ありません。

 

今さらジロー(若い人は知らない)ですが、数年前のアカデミー賞授賞式でのウィル・スミスの闘魂(?)ビンタ事件の事の発端は本作にあると言われております。

 

本作が2015年製作なので、アカデミー賞にノミネートされるとすれば翌年の2016年、第88回アカデミー賞になります。

この年のアカデミー賞は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が最多10部門ノミネート、こちらも最多の6部門受賞しております。

作品賞は『マネー・ショート 華麗なる大逆転』と『スポットライト 世紀のスクープ』の一騎討ちと言われ、『スポットライト~』が最優秀作品賞を受賞しております。

 

・・・問題になったのが、この年のアカデミー賞の俳優部門、主演・助演・男女優全員白人で「白すぎたオスカー」などと言われました。

 

白人が映画賞を受賞するたびキレるスパイク・リーや女優のジェイダ・ピンケット=スミスが抗議の意味で授賞式をボイコット。

ジェイダの夫である本作の主演俳優のウィル・スミスもプレゼンターとして登壇する予定でしたが、ジェイダに追随するように授賞式に参加しないことを表明。

また、白人ですが、助演男優賞にノミネートされているマーク・ラファロも遺憾を表しながらも「聖職者に虐待された人や正義を貫いたジャーナリズムを支持する意味で出席する」とX(当時Twitter)で声明。

 

・・・う~ん、本当に10人全員白人だったのか、私も忙しいのですが(暇なくせに)調べてみまして紹介いたします。

レディファーストで助演女優賞からの紹介で、最優秀受賞者を先頭に、以下苗字アルファベット順で。

助演女優賞は、

アリシア・ヴィキャンデル(『リリーのすべて』)

ジェニファー・ジェイソン・リー(『ヘイトフル・エイト』)

ルーニー・マーラ(『キャロル』)

レイチェル・マクアダムス(『スポットライト 世紀のスクープ』)

ケイト・ウィンスレット(『スティーブ・ジョブズ』)

助演男優賞は、

マーク・ライランス(『ブリッジ・オブ・スパイ』)

クリスチャン・ベイル(『マネー・ショート 華麗なる大逆転』)

トム・ハーディ(『レヴェナント 蘇えりし者』)

マーク・ラファロ(『スポットライト 世紀のスクープ』)

シルヴェスター・スタローン(『クリード チャンプを継ぐ男』)

主演女優賞は、

ブリー・ラーソン(『ルーム』)

ケイト・ブランシェット(『キャロル』)

ジェニファー・ローレンス(『ジョイ』日本劇場未公開作品)

シャーロット・ランプリング(『さざなみ』)

シアーシャ・ローナン(『ブルックリン』)

主演男優賞は、

レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント 蘇えりし者』)

ブライアン・クランストン(『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』)

マット・デイモン(『オデッセイ』)

マイケル・ファスベンダー(『スティーブ・ジョブズ』)

エディ・レッドメイン(『リリーのすべて』)

 

「真っ白な灰」(若い人は知らない)じゃない、見事なほど真っ白な俳優10人勢ぞろいでした。

ただ、大女優のシャーロット・ランプリングが言っていたようですが、「黒人の演技がノミネートに値いするもので無かっただけでは」という意見が正論のように思います。

本当に”たまたま”で意図的に白人だけを選んだようには思えないですね。

 

むしろ、人種では無く『キャロル』の冷遇ぶりが気になりました。

作品賞候補にならず、監督賞候補にもならなかったのは原作者のパトリシア・ハイスミスと監督のトッド・ヘインズLGBTであるからという意見もあります。

差別など無いと思いたいのですが、あったとしたら人種では無く同性愛者へのもののように思います。

 

候補者で自分的に不満があるとすれば、『ルーム』の男の子はノミネートされても良かった(スタローンがはじき出される可能性がありますが)気もしますし、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、最多ノミネートにもかかわらずシャーリーズ・セロンが候補にならなかったのは残念ですね。

 

・・・で、なぜこの作品がビンタ事件の発端と言われているかと言いますと、この年のアカデミー賞の総合司会がビンタ喰らったクリス・ロックでした。

授賞式ボイコットしたウィル・スミスに「『コンカッション』の演技良かったのにノミネートされなかったのは腹立つよね。でもオレは『ワイルド・ワイルド・ウエスト』(ウィル・スミス主演の記録的大コケ西部劇)で高額ギャラ貰った方が腹が立つよ」とウィルを挑発。

さらに、「(妻の)ジェイダもボイコットらしいけど、お前は始めから呼んでねぇから」と追撃の挑発。

これがスミス夫婦とロックの遺恨の始まりと言われております。

この日のロックは舌好調で、「アジア人は勤勉でマジメ。でも性器は小さい」なる発言も。

これには台湾出身でハリウッドで活躍している映画監督のアン・リーがロックとアカデミー賞協会に抗議文を送ったそうです。

Wikipediaを参考にさせていただきました)

 

ウィル・スミスのボイコットの理由が人種問題ならいいのですが、自分がノミネートされなかったことだったら、それは間違いだと思いました。

ゴールデングローブ賞にはノミネートされているそうですが、それも大甘と思えるほど、そんなにいい演技とは思えませんでした。

この年のアカデミー賞で黒人でノミネートされる可能性が一番高かったと言われていたのが『クリード チャンプを継ぐ男』のマイケル・B・ジョーダンだそうです。

 

1999年のマイケル・マン監督の大手タバコ産業の不正を描いた『インサイダー』の似たようなテーマの映画なのですが、監督の技量の無さが致命的で、実話を基にしているテーマの映画にもかかわらず、重さを感じず、ストーリーもまったく盛り上がらない・・・。

 

全米のスポーツニュースはMLBなどもあり日本にも届いておりますが、動いているお金が桁違いです。

その中でもトップの人気を誇るアメリカン・フットボールNFLを敵に回すということはアメリカ合衆国と対決することと同じです。

引退したNFL選手の死因を暴いた医師はFBIにも目をつけられることになります。

 

偶然にも同年のアカデミー賞作品賞受賞の『スポットライト 世紀のスクープ』、有力候補だった『マネー・ショート 華麗なる大逆転』も実話を基にしている映画ですが、この2作品に比べると、天下のNFLと対決するお話しの割に何も伝わってくるものが無く、この2作品を見習ってもらいたいと思ってしまいました。

 

(字幕そのまま)「フットボールは最高に人気のスポーツだ。理由はクソ面白いからだ」(下品な言葉でごめんなさい)とありますが、アメリカン・フットボールって、そんなに面白いのかな?と思っちゃいました。

・・・ですが、アメリカン・フットボールを全否定するかのような描き方というのも少し問題あるように感じました。

 

古今東西、巨大権力に一個人が戦うというストーリーは胸アツなものがあるはずなのですが、何もありませんでした。

 

コンカッションとは脳しんとうという意味だそうですが、ウィル・スミスにビンタ喰らったクリス・ロックが・・・などと不謹慎なことを考えてはいけない。

ですが、残念ですがアフリカ系アメリカ人に大きさでは勝てないのは事実ですね。(涙)

 

 

シャーリーズ・セロンの無念はぜひともアニャにゃんに晴らしてほしい!

この映画でアカデミー賞初ノミネート、そして映画も期待しております。

PS、ご結婚おめでとうございます。

オヂさん、悲しい・・・。😭

 

 

『名探偵コナン 緋色の弾丸』

名探偵コナン 緋色の弾丸』

 

2021年製作/日本映画/上映時間:110分/G/2021年4月16日日本公開

 

  監督:永岡智佳

声の出演:高山みなみ

     山崎和佳奈

     池田秀一 ほか

 

青山剛昌の人気コミックをアニメ化した大ヒットシリーズ「名探偵コナン」の劇場版24作目(作りすぎやろ?)です。

世界最大のスポーツの祭典「WSG」と、世界初の「真空超伝導リニア」の開発という2つのキーワードを軸に、前代未聞の事件に挑む江戸川コナンの活躍が描かれます。

 

あらすじ

 

4年に1度開催されるスポーツの祭典、WSG(ワールド・スポーツ・ゲームス)の東京大会の開会式に併せて、最高時速1,000キロメートルという世界初の真空超電導リニアが開通することが発表される。世界から注目される中、WSGの大会スポンサーが集うパーティー会場から大企業のトップたちが誘拐されてしまう。コナンが解決に向けて動き出し、やがてアメリカのボストンで15年前に起きたWSG連続拉致事件との関連性を見いだす。

シネマトゥデイより)

 

世界最大のスポーツ祭典が開催される直前に起きた拉致事件江戸川コナンが挑む劇場版シリーズ第24弾です。

高山みなみ山崎和佳奈小山力也池田秀一らおなじみの面々がボイスキャストを務めております。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

ここのところ、アニメーション映画の話題作が立てつづけにAmazonプライムビデオ、Netflixで配信され、アニメーション映画の鑑賞が増えると思います。

自分は食べたいおかずは最後の方に取っておくタイプなので、『すずめの・・・』は後日ということで、まずは、こちらのお馴染みのシリーズ作品からと思いました。

 

・・・ただ、わたくし、このシリーズあまり好きではございません。

否定的な意見も書くと思いますので、お好きな方はここでスルーを。

 

数ある『名探偵コナン』劇場版から本作を選んだ理由は浜辺美波ちゃんのゲスト出演(でも、誰の声を演じていたかすぐには分からなかった・・・)と我らが(?)クワトロ・バジーナ大尉こと、池田秀一さんの出演という理由だけです。

ファンの方の意見ですと、そのキャスバルを演じた池田秀一さんの赤井ファミリー総出演に感涙ものとの話しでしたが、わたくしにはサッパリ分かりませんでした。

コルレオーネファミリーとシルバニアファミリーなら存じあげておりますが・・・。

 

先日、「ちびまる子ちゃん」の主人公を演じられたTARAKOさんが亡くなれました。

そして、現在後継者探しに難航しているとのこと。(なぜ「終わらせる」という選択肢が無いのだろうか?)

自分にはまるちゃんを演じられるのはTARAKOさんしかいないと思っておりますし、大好きだったお姉ちゃん役の水谷優子さんが亡くなられたショックから今も立ち直れず、原作者のさくらももこ先生もいらっしゃらないので、もう打ち止めでいいような気がするのですが・・・。

 

2019年に公開された『ルパン三世 THE FIRST』は山田康雄さんが亡くなられて初めて観たルパン三世でしたが(広瀬すずちゃんが声優出演していたからの鑑賞でしたが)キャスト一新した中、唯一オリジナルから次元大介を演じられていた小林清志さんのあまりの声のかすれ具合にショックを受けてしまいました。

また、先日鑑賞した『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』も、さすがに野沢雅子さん、堀川りょうさん、古川登志夫さんの声も老いを感じずにいられませんでした。

アニメキャラは永遠に歳を取りませんが、演じる声優さんはそうはいかないのが現実です。

 

アニメーションで池田秀一さんの演技を拝聴するのは新訳『Zガンダム』以来だと思います。

それも約15年前。

テレビアニメーション機動戦士ガンダム」からはもう45年が経とうとしております。

さすがに池田秀一さんも少し厳しいと感じました。

だからかもしれませんが、思ったほど登場シーンありませんでした。

 

7~8年ぶりの「コナン」でしたが、やはりほとんどのレギュラー声優さんの声の感じが変わってしまった印象を受けました。

ただ、灰原哀を演じている方はいつも通り最高の演技、阿笠博士の声優さんはまったくの衰えしらずでビックリ。

さすがは暗黒大将軍。(若い人は知らない・・・)

 

その灰原哀を演じられている声優さんは(アニメファンで無くても知っている人多いと思うのですが)『ヱヴァンゲリヲン』にも出演されており、パーソナリティを担当しているラジオ番組で式波・アスカ・ラングレー役の声優さんをゲストに招きトークをしたとき(ちょうど『破』が公開された頃です)、子どもさんと一緒にいる時間を増やしたいと思っていても、この作品がまったく終わる気配が無いことに「尺が長すぎ」と言っておりました。

オーストラリア在住のアスカ役の方は「私はたま~の出演のため、日本とオーストラリアを行き来している」と愚痴をもらしておりました。

 

長寿番組を否定するつもりはありませんが、それまで何十年も主人公のキャラに命を注いでいた声優さんが他界され、すぐに代役という考えは、その声優さんの功績に対する侮辱のようにも思えてしまいます。

物事にはかならず終わりというものが存在します。

伝えるべきものが無くなったとしたら、もう終焉でいいように思うのですが・・・。

自分が大好きな「EVA」と「Fate/stay nigiht」はすばらしいエンディングで幕を下ろしました。

 

自分から観て(聴いて)本作で一番いい演技だったのが日高のり子さんです。

さすが所沢市在住の草壁サツキ!(日高さんは東京都出身です)

 

映画.comで酷評の嵐、Filmarksで絶賛の嵐と映画サイトでも評価がかなり分かれた本作。

映画.comの評価を拝読すると、どうも古くからのコナンファンの評判がよろしく無いようでした。

 

自分も正直、微妙な感想でした。

ハッキリ言えるのは、これはミステリーでは無く、、完全にアクション映画だと言うことですね。

 

真犯人の動機も犯行も「・・・?」なもので、思わず失笑してしまいました。

それと、これは「仮面ライダー」第1作のとき、専門家の方の指摘を受けたことですが、日本人(日本国籍)の方はFBI捜査官にはなれないそうです。

 

赤井さんの発射する弾丸の性能や軌道など、もう荒唐無稽もいいところで、「認めたくないものだな」、「冗談では無い」、「まるで道化だな」とでも言わざるを得ません。

「坊や」、「モニターが・・・」というセリフは池田秀一さんに気を遣ってなのか、よく分かりませんが。(「モニターが」は美波ちゃんが言っておりましたが)

 

あまりにあり得ないストーリーや設定、描写なので、「お子ちゃま向け」と言ってしまえばそれまでなのですが、銃殺、大量の流血、喫煙シーンとあまりお子ちゃまに観せたくないシーンもあり、誰に向けて作られているかもよく分からない映画でした。

 

あの大事故で軽傷で済んでしまうコナンくんは、もはや名探偵と言うより超人レベルと言っていいと思います。

 

そのコナンや灰原哀という(見た目)小学生の指図にすべて従う公僕を含む大人たちの虚しさ・・・。

 

2017年公開の『から紅の恋歌』は良かったですね。

ド派手なアクションより、もっと新一と蘭のロマンスとか、予想もできない驚きの真犯人のようなミステリーのコナンが観たい気がいたしました。

 

その昔、「ウルトラQ」という番組で「地底超特急西へ」というエピソードが・・・って、もういいか、そのお話しは。

「私はカモメ」。

 

 

 

『ザ・スーサイド・スクワッド ”極・悪党、集結』

『ザ・スーサイド・スクワッド ”極・悪党、集結』

原題:The Suicide Squad

 

2021年製作/アメリカ映画/上映時間:132分/R15+/2021年8月13日日本公開

 

監督:ジェームズ・ガン

出演:マーゴット・ロビー

   イドリス・エルバ

   ジョン・シナ ほか

 

バットマン」や「スーパーマン」を生んだDCコミックスに登場する悪役たちがチームを組んで戦う姿を描いたアクションエンタテインメント映画です。

圧倒的に不利な条件の下、減刑と引き換えに悪役たちが激しいバトルが繰り広げられます。

監督と脚本を手掛けるのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズなどのジェームズ・ガン

 

あらすじ

 

クレイジーハーレイ・クインマーゴット・ロビー)、最強スナイパーのブラッドスポート(イドリス・エルバ)、敵をチーズに変える能力を持つポルカドットマン(デヴィッド・ダストマルチャン)ら凶悪な犯罪者たちを集め、特殊部隊が結成される。彼らは成功すれば刑期短縮、失敗すれば即死、命令に背けば首に埋め込まれた爆弾で殺されるという命懸けのミッションに挑む。

シネマトゥデイより)

 

DCコミックスの悪役たちを集めて結成された「ザ・スーサイド・スクワッド」が、巨大な敵に立ち向かう姿を描くアクション巨編です。

『バービー』などのマーゴット・ロビー、『パシフィック・リム』などのイドリス・エルバ、『ロボコップ』などのジョエル・キナマンらが出演。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

間もなく見放題配信終了とのことでしたが、過去作を観ておりませんでしたので悩みました。

でも、やっぱりジェームズ・ガンの作品は「観たい」と思い、今回は本作を選びました。

 

相変わらずの”悪ノリ”感、全開だったジェームズ・ガンらしさがあふれた映画でしたが、結論から言ってしまうと、さすがに『ガーディアンズ~』には及ばなかったかな~?と言った印象です。

 

本編スタート前にWB(ワーナー・ブラザーズ)から「本作はR15+指定でかなり不適切なシーンが取り込まれております。しかし作者の意向を尊重し、そのまま上映いたします」という断り書きが出たとき笑ってしまいました。

 

映画はマーゴット・ロビーは引き続き出演しておりますが、2016年版の続編と言うより新たに作られた『スーサイド・スクワッド』らしいです。

おかげで過去作を観ていなくても分かりやすい作りになってくれていて良かったです。

 

・・・ですが、さすがにR15+指定映画で、お下品さ、下ネタ、驚くほどのグロ描写がてんこ盛り。

特にグロに関してはR18+指定でもいいのでは?と思ってしまうほどでした。

シネマトゥデイのライター7人の評価も男性6人は満点の★5でしたが、唯一の女性ライターは★3でした。

何となくうなずけます。

 

血の出るシーンが苦手な方にはオススメできません。

またドブネズミの大量発生など、汚らしいものも登場しますので、こちらも苦手な方はご注意を。

幸い私は食事をしながらの鑑賞だったので、思わず「うげっ・・・」となってしまったことが度々。

 

終盤登場する巨大ヒトデ怪獣のB級感には爆笑してしまいました。

ここまで好きに作らせてくれたジェームズ・ガンのやりたい放題ぶりにはあっぱれですが、それを許可し、観る人を選ぶR指定のアメコミ映画をかなりの製作費で作らせることをしたWBの懐の深さも凄いものがあったと感じました。

 

のちのジェームズ・ガン監督作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3』にも出演した(どこに出ていたのか覚えておりませんが)、ラットキャッチャー2を演じたポルトガル出身の女優さん、ダニエラ・メルヒオールがなかなかステキで良かったです。

 

その『ガーディアンズ~』との共通するものも多く、世間から虐げられ、のけ者的になってしまった人間の底力。

強く、カッコよく、憧れるようなヒーローと真逆を行く彼らの姿が、逆に愛着がわき、応援したい気持ちになります。

 

サメ人間・キング・シャークの声を担当したシルヴェスター・スタローン曰く、「脳みそを家へ置いて観に行け」(スタローンは常にそうじゃない?)の言葉通り、理屈など無縁の、頭空っぽにして観るのがベストな映画だと思いました。

 

ただ、それだけでは無い映画なのが、本作の良かったところです。

自国に不利益な存在を、いかにも「それらしい」理由で排除しようとするアメリカの姿や、その巨大権力に切り捨てられる弱者など、しっかりとしたテーマも盛り込まれているところは評価できます。

 

今思い返すと『ガーディアンズ~』シリーズだけ、MCU作品で独特の”色”があったように思います。

その『ガーディアンズ~』を手がけたジェームズ・ガンの完全オリジナルシナリオの本作は悪ノリ、不謹慎、そして友情と愛とジェームズ・ガン全部乗せ的な面白さがあり、そして感動すら覚えます。

 

これから生み出されるジェームズ・ガンのDCユニバースに期待をもたらす映画だったと思いました。

 

 

 

Last Mission 1/7スケール 真希波・マリ・イラストリアス

今月もよろしくお願いいたします。

 

引越しの準備で大忙しの日々を過ごし、なかなか更新ができません。

先日、粗大ゴミ回収業者にお願いして、大量の家具などを処分したのですが、古くてボロボロになっていたソファーも引き取ってもらったため、今座って映画を観ることも出来ず、正直しんどい・・・。

 

映画のレビュー記事を書きたいところですが、今回は手抜き記事で。

先日購入した(引越しで荷物減らさなければいけないのに、増やしてどうするんだよ!)フィギュアの紹介を。

こちら

シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| Last Mission 1/7スケールPVC 真希波・マリ・イラストリアス

 

読んで字の如く、エヴァンゲリオン劇場版に登場するキャラクター、真希波・マリ・イラストリアス(CV:坂本真綾さん)の1/7スケールサイズのフィギュアでございます。

全高は約270mm。

 

私は自慢ではありませんが、このような可動しないフィギュアはかなりの数持っておりますが、基本、ケース(箱)から出して飾ることはありません。

しかし、今回はそれをせざるを得ない状態にありました。

 

美少女やアメコミヒーローのフィギュアは販売2年前くらいから予約を開始いたします。

そして、当たり前のように販売延期。

このフィギュアは当初、アニメイトで予約していたのですが、それだけ長くなった影響でクレジットカードが有効期間が過ぎ、アニメイト側から勝手にキャンセル。

仕方なく、ほかで当たることに。

 

このフィギュアの正式な定価が分かりづらいのですが、おそらくエヴァンゲリオン公式のオンラインショップEVANGELION STOREで売られているお値段¥16,720が定価だと思われます。

そ、それがAmazonで¥8,000で売られているところがありました。(高いのは逆にプレミアムついてしまって倍の¥30,000以上で売られているところもありました)

Amazonはたまに怪しい、ヘンなお店もあり、不安もありましたが、価格の安さに惹かれ購入してしまいました。

 

こちらは時同じくして購入した、Last Mission 1/7スケールの式波・アスカ・ラングレー、こちらもお値段が衝撃の83%OFFの¥2,790。

こちらがヤバい気がしていたのですが・・・

多少箱の一部に破損がある程度でした。

フィギュアはこのように固定させるための透明プラスティックケースに入れられているのが普通です。

このアスカはこの部分はほとんど問題ありませんでした。

 

しかし、マリは悲惨な状態で送られてきました。

まず、宅配の人から渡されたものが、驚きのビニール袋に包まれたもの。(普通はフィギュア破損防止のため、最低でもダンボールなのですが・・・)

すでに、この段階でかなりの凹みが。

開けて「やっぱり」のボロボロになっていた箱。

フィギュア破損防止のプラスティックケースもかなりのひび割れもあり、仕方なくケースから取り出し、フィギュア単体で今飾っております。

 

では、ほかの角度から紹介。

背後から。

斜め左側から。

斜め右側から。

 

パーツのアップを。(ここから少し写真暗めです)

お顔。

マリと言えばメガネですね。

なびく髪もいい感じ。

マリご自慢のバスト。

う~ん、ここの若干塗装が・・・。

脚・前方から。

後頭部。

暗くてまったく見えませんが、リボンがいい感じです。

お尻。

お、美味しそうです。(ヘンタイか?)

脚・後方から。

 

フィギュア本体は目立った破損は無かったのが不幸中の幸いでした。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

再見(ツァイチェン!)