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『アンモナイトの目覚め』

アンモナイトの目覚め』

原題:Ammonite

 

2020年製作/イギリス映画/上映時間:117分/R15+/2021年4月9日日本公開

 

監督:フランシス・リー

出演:ケイト・ウィンスレット

   シアーシャ・ローナン

   ジュマ・ジョーンズ ほか

 

愛を読むひと』などのケイト・ウィンスレット、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などのシアーシャ・ローナンが初共演し、19世紀イギリスを舞台に、異なる境遇の2人の女性が化石を通じてひかれあう姿を描いたドラマです。

監督は『ゴッズ・オウン・カントリー』などのフランシス・リー

 

あらすじ

 

イギリス南西部にある海沿いの町ライム・レジスで、世間とのつながりを断つようにして生活する古生物学者メアリー・アニング(ケイト・ウィンスレット)。かつては発掘した化石が大英博物館に展示されて脚光を浴びたが、今は土産物用のアンモナイトの発掘で生計を立てていた。ある日、彼女は化石収集家の妻シャーロット(シアーシャ・ローナン)を数週間預かる。裕福で容姿端麗と、全てが自分と正反対のシャーロットに冷たくしながらも、メアリーは彼女に惹(ひ)かれていく。

シネマトゥデイより)

 

1840年代のイギリスを舞台に、化石収集家の妻に惹(ひ)かれていく女性古生物学者の姿を映し出したドラマです。

ケイト・ウィンスレットシアーシャ・ローナンという当代きっての演技派女優の共演が見どころになっております。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

期間限定¥100レンタルだったので、シアーシャ・ローナンお目当てでレンタルいたしました。

 

1840年代、イギリス南西部の海沿いの町ライム・レジス。人間嫌いの古生物学者メアリー・アニングは、世間とのつながりを絶ち、ひとりこの町で暮らしている。かつて彼女の発掘した化石が大発見として世間をにぎわせ、大英博物館に展示されたが、女性であるメアリーの名はすぐに現実社会から消し去られた。

 

今は土産物用のアンモナイトを発掘し、細々と生計を立てている彼女は、ひょんなことから裕福な化石収集家の妻シャーロットを数週間預かることになる。美しく可憐で、何もかもが正反対のシャーロットにいら立ち、冷たく突き放すメアリー。しかし、自分とあまりにかけ離れたシャーロットに、メアリーは次第にひかれていく・・・。

 

タイタニック』から約24年。

何かに縛られ生きている女性を演じると絶品のケイト・ウィンスレットの本領発揮の1本です。

 

かつて13歳で貴重な化石を発掘した古生物学者メアリー(ウィンスレット)は、いまや年老いた母とふたりで暮らしながら、観光客にアンモナイトを売りさばいて何とか性活をしていた。

 

極度の人間嫌いの彼女のもとに、旅に出る夫によって強引に預けられることになったうつ病を患ったシャーロット(ローナン)がやってくる。彼女にも冷たい態度で接するが、シャーロットが高熱で倒れたことがきっかけで変化が訪れます。

ケイト・ウィンスレット演じるメアリー・アニングという人物が実在したというのは映画鑑賞後知りました。

映画は実在の人物をモデルに、かなり想像を盛り込ませているストーリーになっていたと思いました。

 

映画はよくあるパターン。

心を閉ざしていた人物がふとしたことから何かに目覚めるという内容です。

 

ほんの軽いお休みのキスから、2人の心を閉ざしていた女性が禁断の性に目覚め、その快楽に溺れていきます・・・。

 

映画最大の見どころは2人の演技派女優の○ックスシーンだと言っていいと思います。

「ここまでやるか?」と思うほど、おふたりともあっぱれな頑張りを見せております。

 

悲しい過去から人を避けて生きていたメラニー

そんな彼女に喜びを与えたシャーロット。

常によどんだ曇り空だったイギリスの浜辺に光が差し込んだのもつかの間、2人の幸せの時間はそう長くは続かない。

 

アンモナイトは裏切らないが、人間は自分の思うようにはいかない。

今まで避けてきた人肌が恋しくなったメラニーはある行動に出ます・・・。

 

映画ですが、『ノマドランド』を観たときも思いましたが、排尿のシーンなど必要あるのかな?と思ってしまいました。

また、『ガールズ&パンツァー 最終章』第3話でアンツォイVS聖グロリアーナで、アンチョビが「ご飯の不味い国に負けるワケにいかない」と言っていた通り、イギリスのご飯が不味そうなのが印象に残ってしまいました。

 

百合映画と言ってしまえば、それまでの映画なのですが、主演の2人の演技はすばらしいと思いました。

・・・ただ、ここまで激しい○ックスシーンがある本作より、同じ同性愛が御法度だった時代の女性同士の愛を描いた『キャロル』の方が切なさを感じるものが強かったです。

 

観る人によってハッピーエンドともバッドエンドとも取れるエンディングは想像力をかき立てさせられ、自分は良かったと思います。

その後のエンドクレジットのバックに流れる波の音も美しかったです。

 

アンモナイト”というと、仮面ライダーBLACKで敵組織ゴルゴムアンモナイト怪人というのがおりました。

ふと、思い出してしまいました。