One today is worth two tomorrow.

当ブログへ起しいただき、心から感謝いたします。映画の感想やスポーツ観戦の記事、写真中心のブログです。

『ラストナイト・イン・ソーホー』

『ラストナイト・イン・ソーホー』

原題:Last Night in Soho

 

2021年製作/イギリス映画/上映時間:115分/R15+/2021年12月10日日本公開

 

監督:エドガー・ライト

出演:トーマシン・マッケンジー

   アニャ・テイラー=ジョイ

   マット・スミス ほか

 

ロンドンで別々の時代を生きる二人の女性の人生がシンクロするタイムリープ・スリラー映画です。

現代と1960年代のロンドンで暮らす女性たちが、夢を通して互いに共鳴し合う姿が描かれます。

監督と脚本を手掛けるのは『ベイビー・ドライバー』などのエドガー・ライト

 

あらすじ

 

ファッションデザイナー志望のエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学するが、寮生活に向かず一人暮らしをすることに。新しいアパートで暮らし始めた彼女は、1960年代のソーホーにいる夢を見る。エロイーズは夢の中で、歌手を夢見るサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)と出会い、肉体的にも感覚的にも彼女と次第にシンクロしていく。

シネマトゥデイより)

 

ファッションデザイナーを目指しロンドンへ留学した少女が1960年代のシンガー志望の女性とシンクロするタイムリープ・スリラー映画です。

ジョジョ・ラビット』などのトーマシン・マッケンジー、ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」などのアニャ・テイラー=ジョイ、『コレクター』などのテレンス・スタンプらが出演。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

今度こそ『イニシェリン島の精霊』を観よう・・・と思っていたのですが、昨日4月16日はアニャ様、またはアニャにゃんこと、アニャ・テイラー=ジョイ、27歳のお誕生日でした。

1日遅れになったのは知ったのが昨夜21:40だったからです。(まさに”ラストナイト・イン・神戸”です)

大急ぎで映画を鑑賞し、今、感想を書いております。

現地時間ですと本日4月17日が16日だと思いますので、まぁ、ノープロブレムということで・・・。

 

HappyBirthday!

 

ファッションデザイナーを夢見るエロイーズは、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学する。しかし同級生たちとの寮生活に馴染めず、街の片隅で一人暮らしを始めることに。

 

新居のアパートで眠りにつくと、夢の中で60年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見る魅惑的なサンディに出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返すようになる。

 

だがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。さらに現実では謎の亡霊が現れ、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。果たして、殺人鬼は一体誰なのか、そして亡霊の目的とは?

 

アニャ・テイラー=ジョイ Anya Josephine Marie Taylor-Joy

 

1996年4月16日、アメリカ合衆国フロリダ州・マイアミ生まれ。

間もなくアルゼンチンに移り、その後イギリス・ロンドンに渡ります。

 

14歳のとき、女優を目指しニューヨークへ。

最初はモデルの仕事をメインに活動し、2015年、イギリスBBCのドラマに出演。

同年にサンダンス映画祭で初上映され、翌年全米で公開されたロバート・エガース監督のA24製作のホラー映画『ウィッチ』(当ブログ2022年4月23日記事にしております)の演技が高い評価を得ます。

 

以降、モデル、女優として活躍し、2021年のNetflixドラマ「クイーンズ・ギャンビット」の演技が評価され、第78回ゴールデン・グローブ賞の「テレビの部・リミテッドシリーズ、テレビ映画」部門で女優賞を受賞しております。

Wikipediaを参考にさせていただきました)

 

シャマラン監督のスリラー映画に連続出演し(当ブログ2022年7月13日、14日記事にしております)、”絶叫クイーン”などと呼ばれたこともあるそうですが、ミステリアスな雰囲気の役柄がとても似合う女優さんですね。

本当に魅力的。

このブログで一番出演作を紹介している女優さんかもしれません。

 

お気に入りは『ウィッチ』、『ザ・メニュー』(当ブログ2023年3月3日記事にしております)、そして本作です。

 

キネマ旬報の信者ではありませんが、2021年・第95回キネマ旬報の外国映画ベストテンで前回紹介の『ファーザー』の5位に次いでの6位にランクインしていたので、かなり期待していたのですが、それを上回る面白さ、そして怖さ、悲しさのあるスリラー映画でした。

 

近年の作品では珍しいオープニングでメインスタッフ&キャストがクレジットされているのですが、監督名うっかり見逃してしまい、ずっと女性監督の作品と思いながら観ておりました。

MeTooが叫ばれる今の時代に相応しい「女性の自立」とその真逆を行く’60年代の「女性は男性の性の道具」のような扱いとのギャップが凄まじく感じました。

 

タイトルになっているソーホー地区は20世紀のロンドンの有名な風俗店が並ぶ歓楽街だったそうです。

当然そこでシンガーを夢見る女性は本来の目的では無く、男性たちの性の奴隷のような扱いを受けることになります。

 

「『プリティ・ウーマン』だって、そういうお仕事のヒロインでしょ?世界古参のお仕事をバカにするな」なる21世紀のレビューとは思えないものがありました。

もちろん人の解釈はそれぞれ自由だと思います。

ですが、そのような考えの方には本作は不向きなのは間違いありません。

 

古い例えになりますが、ド田舎から都会へ夢見てやってくるという作品はマイケル・J・フォックス主演の『摩天楼はバラ色に』を思い出してしまいます。

エドガー・ライト監督はオタクなので、宮崎駿監督の『魔女の宅急便』の悪夢ヴァージョンと言えるかもしれません。

 

ファッションデザイナー志望のエロイーズはふと、’60年代ソーホーにあるミュージックホールでシンガー志望の女性サンディ(アニャにゃん)と入れ替わる夢を見ます。

本当にそれは夢なのだろうか?

 

まるでデヴィッド・リンチの世界観のような不思議な世界と凝った映像が夢(悪夢)の舞台へ誘います・・・。

ヒッチコックポランスキーの映画にも似た感覚があり、それらの作品がお好きな方にオススメです。

ダリオ・アルジェントへのオマージュもあり、店の名前が「インフェルノ」。

映画ファンは思わずニヤリとするシーンが盛りだくさんです。

ただ、かなり光の点滅が多めなので、敏感な方はご注意を。

 

鏡に映った顔が自分では無く、アニャにゃんになっているという映像(逆かな?)が多く登場いたしますが、エドガー・ライト監督はCGを一切使わず、アナログで撮影していると知り驚きました。

監督のアナログへのこだわりは随所に現れているように思いました。

CDでもスマホでも無くレコードで音楽を聴く主人公やダイヤル(運命の・・・では無い)式の電話、「今のロンドンにあるの?」と思ってしまうエロチラシが貼られている公衆電話ボックスなどなど・・・。

 

偶然のも同年に『プロミシング・ヤング・ウーマン』が公開されております。

「(男性のパワハラに)泣き寝入りしない女性」という共通点のある作品です。

 

夢を叶えられなかった女性と夢を実現した少女の物語はグロいシーン多めの作品なのですが、ラストは思わず泣きそうになってしまいました。

 

ベイビー・ドライバー』同様、エドガー・ライトの作品は観客を選ぶので万人向けの作品ではありません。

ですが、幻想的な世界に映るアニャにゃんは、本当に美しかったです。

「恋のダウンタウン」という’60年代の曲が効果的に使われ、アニャにゃんが歌っている動画を貼り付けておきますので、お時間がありましたら、ぜひ。

 

 

 

 

『ファーザー』

『ファーザー』

原題:The Father

 

2020年製作/イギリス・フランス合作映画/上映時間:97分/G/2021年5月14日日本公開

 

監督:フロリアン・ゼレール

出演:アンソニー・ホプキンス

   オリヴィア・コールマン

   イモージェン・プーツ ほか

 

世界中で上演された舞台を映画化したヒューマンドラマです。

年老いた父親が認知症を患い、次第に自分自身や家族のことも分からなくなり、記憶や時間が混乱していく姿が映し出されます。

2021年・第93回アカデミー賞において、アンソニー・ホプキンスが最優秀主演男優賞を受賞。

 

あらすじ

 

ロンドンで独りで暮らす81歳のアンソニーアンソニー・ホプキンス)は、少しずつ記憶が曖昧になってきていたが、娘のアン(オリヴィア・コールマン)が頼んだ介護人を断る。そんな折、アンが新しい恋人とパリで暮らすと言い出して彼はぼう然とする。だがさらに、アンと結婚して10年になるという見知らぬ男がアンソニーの自宅に突然現れたことで、彼の混乱は深まる。

シネマトゥデイより)

 

日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」を基に、老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出すヒューマンドラマです。

原作を手掛けたフロリアン・ゼレールが監督と脚本を担当し、『羊たちの沈黙』などのアンソニー・ホプキンス、『女王陛下のお気に入り』などのオリヴィア・コールマンが主演。

共演に『ビバリウム』などのイモージェン・プーツら。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

2時間以内のヨーロッパ系の映画が観たいと思い(相変わらずワガママです)、行き着いたのが本作でした。

ただ、自分も認知症の母親の世話をしていたので、正直観る前から辛さがありました。

 

ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配する介護人を拒否していた。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受ける。

 

だが、それが事実なら、アンソニーの自宅に突然現れ、アンと結婚して10年以上になると語る、この見知らぬ男は誰だ? なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか? ひょっとして財産を奪う気か?

 

そして、アンソニーのもう一人の娘、最愛のルーシーはどこに消えたのか? 現実と幻想の境界が崩れていく中、最後にアンソニーがたどり着いた〈真実〉とは・・・?

 

気丈であるはずの親が子どものように振る舞い、その親の面倒を子どもが世話をするという、親子逆転の構図をミステリアスに描いた作品です。

 

オリジナル版が舞台劇なので、ほとんどが室内のシーンです。

そして認知症を患った父親(ファーザー)の視線から物語が描かれるというところが斬新に感じました。

 

アンソニー・ホプキンスがさすがの演技力で父親を演じております。

アカデミー賞受賞も納得です。

ですが、この年は亡くなられたチャドウィック・ボーズマン氏が『マ・レイニーのブラックボトム』という作品で受賞するというのが大方の予想でホプキンスも「受賞は無い」と思い式を欠席。(コロナ禍の影響もあると思いますが)

 

アカデミー賞は情が結構絡むことがあります。

この年のアカデミー賞授賞式は残念ながら観ておりませんが、普通は最後に作品賞を発表するのですが、この年は主演男優賞だったそうです。

おそらく受賞するボーズマン氏の遺族の方たちが登壇し賛辞を・・・と言うのが誰もが思ったシナリオだったのですが、まさかの展開に日本で放映しているWOWOWのスタジオも呆然状態だったそうです。

ホプキンスの受賞に何も問題は無いのですが、ボーズマン氏はこれで受賞できる最後のチャンスを逃してしまったと考えると複雑な心境になります。

 

助演女優賞にノミネートされたオリヴィア・コールマンの静かな演技もすばらしかったです。

認知症の父親の視線で描かれるので、とにかくミステリアスな展開が続きます。

そこにあったものが無くなっている。

誰かが盗ったのでは?

気づいたら知らない男が自宅にいる。

彼は10年前から一緒に暮らしていると言う。

しかし、そんなことは知らない・・・。

 

誰もが避けて通れない身内の”老い”というものを正面からと言うより、変化球で描いた作品だと言えます。

オスカー受賞のシナリオも凝った作りで、「何が真実なのだろうか?」という疑問を投げかけてくる作りには上手さを感じました。

 

キネマ旬報の外国映画ベストテンの5位に入っているので、「英語を知らないバカども」(父親の口癖)の日本人でも身につまされるような気持ちになる作品だと思いました。

ラストには衝撃も受けました。

 

・・・ただ、個人的な意見を言わせていただくと、この年のアカデミー賞に関しては言いたいことだらけ。

 

主演男優賞はやはりボーズマン氏に。

作品賞は『ノマドランド』もいいですが、『プロミシング・ヤング・ウーマン』に。

主演女優賞も『プロミシング・ヤング・ウーマン』のキャリー・マリガンに。

助演女優賞グレン・クローズか、私の大好きなアマンダ・セイフライドに・・・。

アジア人に気を遣ったのでしょうが、『ミナリ』のおばちゃんは無いわ。(苦笑)

 

羊たちの沈黙』で2時間の上映時間で出演シーン30分弱で主演男優賞受賞で議論になったホプキンス。

それを考えれば、(ボーズマン氏は関係ないと考えれば)今回は文句なしと言えると思います。

アカデミー賞は昔から議論が多いです。

次回はいよいよ本年度作品賞ノミネートの映画を予定しております。

お時間がありましたら、ぜひ。

 

 

 

『ザ・スイッチ』

『ザ・スイッチ』

原題:Freaky

 

2020年製作/アメリカ映画/上映時間:102分/R15+/2021年4月9日日本公開

 

監督:クリストファー・ランドン

出演:ヴィンス・ヴォーン

   キャスリン・ニュートン

   アラン・ラック ほか

 

『透明人間』や『ゲット・アウト』などホラー、サスペンスの話題作やヒット作を数多手がけるジェイソン・ブラムが製作した気弱な女子高生とシリアルキラーの体が入れ替わってしまうホラー&コメディ映画です。

スリー・ビルボード』などのキャスリン・ニュートンと『ドッジボール』などのヴィンス・ヴォーン一人二役に挑み、『ハッピー・デス・デイ』シリーズのクリストファー・ランドンが監督を務めております。

 

あらすじ

 

さえない毎日を送る地味な女子高生ミリー(キャスリン・ニュートン)は、指名手配中の連続殺人鬼ブッチャー(ヴィンス・ヴォーン)に襲われ鋭利な凶器で突き刺されてしまう。やがて彼女が意識を取り戻すと、なんと中年男のブッチャーと体が入れ替わっていた。24時間以内に入れ替わりを解かないと一生元の姿に戻れなくなるミリーは、自分の体を取り戻すため、女子高生姿で大量殺人を企てるブッチャーに立ち向かう。

シネマトゥデイより)

 

気の弱い女子高生と連続殺人鬼の身体が入れ替わってしまったことから巻き起こる恐怖を描いた異色ホラーです。

24時間以内に入れ替わりを解かなければ永遠に中年殺人鬼の姿で生きることになる女子高生が、自分の体を取り戻すべく奔走する姿が描かれます。

 

Netflixにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

深夜2:00を回っていたので(早く寝なさい!)、上映時間がお手ごろで肩の凝らない映画と言うことで今回は本作を選びました。

 

女子高生のミリーは、今日も憂鬱な一日をやり過ごそうとしていた。家では夫と死別した悲しみを紛らわすかのようにアルコールに溺れる母と、警察官の姉の板挟み。学校では、嫌がらせのターゲットにされ、我慢を強いられる日々。親友のナイラ、ジョシュと過ごす時間が、わずかな慰めだった。

 

その日の夜、アメフトの応援後に無人のグランドで、母の迎えを待っていたミリーに、邪悪な影が忍び寄る。連続殺人鬼ブッチャーが、鳴り響く雷鳴とともに短剣を突き刺したとき、異変が起こる。ふたりは入れ替わってしまったのだ。

 

24時間以内に入れ替わりを解除しなければ一生元の身体に戻れない状況の中、殺戮を企てるブッチャーからミリーは身体を取り戻すことはできるのか? 女子高生と連続殺人鬼がぶつかり合う、長い長い夜が幕を開けようとしていた・・・。

 

不謹慎な言い方ですが、シリアルキラー(連続殺人鬼)を扱ったホラー映画であるのは間違いないのですが、コメディ要素もふんだんに取り込まれ、かなり爆笑してしまいました。

ホラー映画版『君の名は。』的、青春学園ホラー映画と言った感じです。

ただ、R15+指定なので、かなりグロいシーンは多いです。

 

入れ替わったシリアルキラー=ブッチャーに真っ二つにされてしまう図工の教師(で、いいのかな?)役であらら、懐かしや『フェリスはある朝突然に』のアラン・リックが出演していて、この映画が大好きな自分は嬉しくなってしまいました。

 

男女外見と中身の入れ替わりというテーマの作品は過去にも多数あり、中は清純な少女がごついオッサンの姿と言うのは近年の『ジュマンジ』シリーズでもあったので、本作が特別目新しいものではありません。

 

面白いと思ったのが冴えない女子高生のミリーと殺人鬼ブッチャーのセンスの違い。

ブッチャーがセンスあるとは思えないのですが、彼がチョイスしたファッションの方がダサダサだったミリーより校内の男子にウケがいいところは笑ってしまいました。

 

おとなしい性格で思ったことが言えなかったミリーがいざ、強靱な肉体を手に入れ、たまっていた鬱憤やイライラを爆発させるところも面白かったです。

 

映画は全体的に’80年代ホラー映画のオマージュが満載です。

製作から40年経っても未だパロディに使われるところは、やはりキューブリックは偉大だな~と思ってしまいました。

 

ただ、友人関係は現代風にアレンジしてありました。

白人のミリーの親友は黒人の女の子とゲイとポリコレ感満載でした。

 

父親を亡くした喪失感を抱えた少女という設定が強く描かれた作品だと思いました。

鑑賞後、本作の監督が、日本でも大人気だったテレビシリーズ「大草原の小さな家」のお父さん、マイケル・ランドンさんの息子さんと知り、実際のお父さんも頼りがいのある方だったのだな~などと思いました。

 

ネタは古くても調理法によって味が変わる・・・と言わんばかりの痛快ホラー&コメディ映画でした。

 

 

 

coco壱カレー弁当を注文

久々にcoco壱番屋のカレー弁当をデリバリーいたしました。

こちらです。

・・・カレーがありません。(テーブル、もっとキレイにしないとな~)

カレーは別の容器に。

かけます。

思いっきりブレブレです。

たっぷりあさりカレー弁当を注文いたしました。

カレーライスにあさりは合うのか気になり、今回はこちらを選びました。

トッピングとしてハーフクリームコロッケ(カニ入り)。

無い方がいいという方もいらっしゃると思いますが、やはり自分は福神漬けはカレーライスに欠かせないと思っております。

 

お味は少しあさりの生臭さのようなものが気になりました。

シンプルに野菜カレーとロースカツの方が良かったかな~と反省。

ご飯はさすがに400gは多かった。

 

イチローさんもおっしゃっておりましたが、日本人でカレーライスとラーメン嫌いな方って少ないですね。

ご馳走様でした。

 

 

 

 

2023年の推しチームが決まりました。

※本当にお見苦しい記事になります。気を悪くされたら申し訳ありません。※

 

2023年のプロスポーツの応援するチームがようやく決まりました。

このようなことをわざわざ記事にするということは、昨年と違うチームを応援すると受けとめてください。

 

まず、プロサッカー、明治安田生命J1リーグですが、昨年は魔が差して、地元・神戸のヴィッセル神戸を応援しようとしてしまいました。

一昨年の大躍進、FW(フォワード)の武藤嘉紀選手の加入などが「応援したい」と思った理由でしたが、楽天グループの三木谷浩史氏の現場介入は以前から知っており、そのようなことをするチームが強くなるワケが無いと知っていたにもかかわらずヴィッセル神戸のファンクラブに入会してしまいました。

現場で指揮するのは監督やヘッドコーチの仕事です。

いくらお金を払っているからと言って、オーナーが口を挟むことではありません。

東北楽天ゴールデンイーグルスでそれを嫌と言うほど観ていたにもかかわらず楽天グループのチームを応援してしまった自分の愚かさを恥じております。

結果、あわやJ2リーグ降格というほどの悲惨な成績で、監督も2名解任。

幸い(?)降格は免れましたが、これほどのメンバーを揃えていながら不甲斐ない成績に終わりました。

 

楽天グループのチームを応援してはいけない。

楽天グループに関わってはいけないと分かっていて、いくら「地元だから」という理由でヴィッセル神戸に時間とお金を使ってしまったことを後悔しております。

もう、二度とこのようなことは無いようにしようと思っております。

 

では、今年はどこのチームを応援するか?

別にどこも応援しなくてもいいようにも思いましたが、せっかくDAZNに加入しているので、推しチームが無いのは少し寂しい。

かと言って、ヴィッセル神戸と同じ近畿にあるチーム、ガンバ大阪セレッソ大阪京都サンガを応援する気にはなれません。

 

J1リーグは実際スタジアムへ応援に行くのは年間シートでも購入していない限り、5~6試合くらいです。

カップ戦、天皇杯を除けば年間のリーグ戦の数は34試合。

5~6試合生で観て、あとはDAZNでいいならば、遠く離れたチームでもいいのでは?と思いました。

・・・で、悩んだ末、決めたのが、

川崎フロンターレを推しチームにすることにいたしました。

理由は単純明快。

MF(ミッドフィルダー)・背番号41番・家長昭博選手が好きだからです。

サッカーは移籍が当たり前に行われるので、「○○選手が好きだから、その所属するチームを応援する」というのは危険な考えなのですが、今シーズン中は移籍は無いと信じ、フロンターレに決まりました。

ただ、フロンターレは・・・

マスコットがあまり可愛くないんですよね。

左がふろん太、右がカブレラ

でも、川崎まで応援に行くことは無いと思うので、お会いすることも無いので気にしないようにいたします。

 

大阪での2試合、神戸、京都、頑張って行ければ名古屋と広島の試合を観戦したいと思っております。

もし行けましたら記事にしたいと思っております。

 

 

続いてプロ野球NPB)ですが、昨年後半同様、JERAセントラル・リーグ東京ヤクルトスワローズを応援するつもりでおりました。

ですが、J1リーグと違いプロ野球は試合数が多いです。(年間143試合)

ビジターで甲子園球場の試合を全部行って、頑張って名古屋・広島の数試合も行ったとしても数は限られてしまいます。

当然ホームゲームも観戦に行きたいですが、やはり東京は遠いです。(旅費もかかります)

 

東京ヤクルトスワローズを応援したい気持ちは強いのですが、やはり試合数の多いプロ野球は地元のチームを応援するべきと考えました。

で、当初はパーソル・パシフィック・リーグオリックス・バファローズと考えたのですが、大好きな吉田正尚選手の不在は辛い。

で、考えたのが地元中の地元、自宅から甲子園球場まで20分の距離の阪神タイガースですが、最初は岡田彰布新監督にあまり期待しておりませんでした。

しかし、いざキャンプインして、岡田監督の目指す野球や方向性、的を得た発言など共感できるものが多く、「これは期待していいのでは?」と思うようになりました。

岡田監督は「優勝」のことを「あれ」と言うのですが、

それが、そのまま今シーズンのスローガンになっております。

 

岡田監督の目指す”A.R.E.”を後押ししたいと思い、東京ヤクルトスワローズの思いも捨てきれませんでしたが、やはり近い阪神タイガースを応援しようと決意いたしました。

タイガースは間違っても楽天グループほどの現場介入などありませんし。

 

こちらは15試合くらい生観戦できればと思っております。

(タイガースは人気なのでチケット取りづらい)

 

川崎フロンターレは4月5日現在、第6節まで終え、2勝2分2敗と10位におります。

これからの巻き返しに期待しております。

阪神タイガースは開幕4試合を終え、なんと4連勝!

この勢いでA.R.E.へ突き進んでもらいたいですね。

 

スポーツは熱い感動を与えてくれます。

このブログは映画レビュー記事がメインですが、観戦に行ったときは拙い写真中心の記事を掲載したいと思っております。

 

長々と言い訳を書いてしまい申し訳ありませんでした。

どうぞ、2023年もよろしくお願いいたします。

 

谷村新司さん、「ありがとう!」。

 

アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』

思い、思われ、ふり、ふられ

 

2020年製作/日本映画/上映時間:103分/G/2020年9月18日日本公開

 

  監督:黒柳トシマサ

声の出演:鈴木毬花

     藩めぐみ

     島崎信長 ほか

 

ストロボ・エッジ」、「アオハライド」で人気の漫画家・咲坂伊緒による青春恋愛コミックをアニメーション映画化した作品です。

4人の高校生の恋愛模様や成長物語が描かれます。

 

あらすじ

 

山本朱里と市原由奈、朱里の義理の弟の理央と由奈の幼なじみの乾和臣は同じ高校の1年生で、同じマンションで生活している。由奈は理央に好意を寄せ、理央は朱里に言えない思いを募らせ、朱里は秘密を抱え、和臣はある秘密を目撃する。

シネマトゥデイより)

 

漫画家・咲坂伊緒の原作を劇場用アニメーションとして製作した作品です。

ボイスキャスト島崎信長斉藤壮馬潘めぐみに加えて、劇場アニメ初出演の鈴木毬花が参加。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

間もなく見放題終了だったので、『イニシェリン島の精霊』観たかったのですが(それは前回の記事で書きました)、今回は本作を選びました。

同年、浜辺美波ちゃん主演の実写映画も製作されております。(そちらは、まだ未見)

 

偶然出会ったタイプの全く違う朱里と由奈、朱里の義理の弟の理央と由奈の幼馴染の和臣は同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。

 

理央に憧れる由奈、朱里に言えない想いを抱える理央、秘密を抱える朱里、ある秘密を目撃してしまった和臣。それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違っていき――切なすぎる恋が動き出します・・・。

 

別冊マーガレット」に連載されたコミックスのアニメーション映画化です。

さすがに50過ぎたオッサンが「別冊マーガレット」愛読したらキモいので原作は未読です。

 

たまたま『mid90s ミッドナインティーズ』と連続で青春映画を鑑賞いたしましたが、行き場の無い苦しみを抱える少年とはまったく違うキラキラ感あふれる恋愛関係で悩む女子高生の等身大の姿。

どちらも若さあふれるものだな~と思いながらの鑑賞でした。(すっかり老人と化してしまった)

 

同年に浜辺美波ちゃん主演で実写版も公開されているのですが、本来はこちらのアニメーション作品が先に公開される予定だったのですが、コロナ禍の影響から公開が逆になったそうです。

 

その浜辺美波ちゃんもゲスト声優として参加していた・・・というのはエンドクレジットで知りました。

どの役でどこに出演していたのか分かりませんでした。(汗)

 

劇中、雨のシーンが多く感じました。

アニメーション作品として登場人物の心情を表す手法としても効果的ですし、近年ヒット作を連発している新海誠監督の作品の影響もあるように感じました。

 

夏休み、花火、浴衣、お祭りとこの手の作品のツボを見事押さえていたと思いました。

 

自分が気に入ったキャラクターは山本朱里。

彼女のまっすぐな性格はとても魅力的だと思いました。

ですが、とにもかくにも主要4人のキャラだけで物語が進むので、それ以外のキャラは完全に空気でした。

 

人が人を好きになることのすばらしさは十分に描かれていた作品だと思いました。

ですが4人のキャラを均等に描こうとしたためか、それぞれのキャラの心理描写が薄味になってしまったのが残念だったところ。

バイトしてカメラを買い、映画を作った少年がいきなり秋のコンクールで佳作入賞って、普通はあり得ないんですよね。

スピルバーグの『フェイブルマンズ』のように、本格的に映画を作ろうとしている人は小学生くらいから始めているのが普通です。

 

話題作りの素人起用では無く、プロの声優を揃えてくれたのはアニメ・ファンとして嬉しかったです。

4人のメインキャラの声優さんはもちろん、久川綾さん、井上喜久子さんはやっぱり上手いです。

 

 

 

楽家坂本龍一さんが、3月28日、亡くなられました。

71歳でした。

坂本龍一さんは映画音楽にも縁が深い方で、『ラストエンペラー』(1988)で日本人で初めてアカデミー賞最優秀作曲賞を受賞しております。

氏のご冥福を心からお祈りいたします。

 

 

『mid90s ミッドナインティーズ』

『mid90s ミッドナインティーズ』

原題:Mid90s

 

2018年製作/アメリカ映画/上映時間:85分/PG12/2020年9月4日日本公開

 

監督:ジョナ・ヒル

出演:サニー・スリッチ

   キャサリン・ウォーターストン

   ルーカス・ヘッジズ ほか

 

ウルフ・オブ・ウォールストリート』などの俳優ジョナ・ヒルが初監督・脚本を手がけ、自身が少年時代を過ごした1990年代のロサンゼルスを舞台に、13歳の少年の成長を描いた青春ドラマです。

ルイスと不思議の時計』のサニー・スリッチが主演を務め、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズらが共演。

 

あらすじ

 

1990年代のロサンゼルスで、13歳のスティーヴィー(サニー・スリッチ)は母親のダブニー(キャサリン・ウォーターストン)と兄のイアン(ルーカス・ヘッジズ)と暮らしていた。体格差のある兄にかなわないスティーヴィーは、大きくなったら見返そうと考えていた。そして街のスケートボードショップで知り合った少年たちの自由でかっこいい姿に憧れを抱く。

シネマトゥデイより)

 

1990年代のロサンゼルスで、少年がスケートボードを通して仲間たちと出会い成長していく青春ドラマです。

ニルヴァーナピクシーズなど1990年代のヒット曲が物語を彩ります。

 

今月もよろしくお願いいたします。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

間もなく見放題終了とのことで、『イニシェリン島の精霊』観たかったのですが、今回はこちらを選びました。

A24作品ということで、多少期待値アップ。

 

1990年代半ばのロサンゼルス。13歳のスティーヴィーは兄のイアン、⺟のダブニーと暮らしている。⼩柄なスティーヴィーは⼒の強い兄に全く⻭が⽴たず、早く⼤きくなって彼を⾒返してやりたいと願っていた。

 

そんなある⽇、街のスケートボード・ショップを訪れたスティーヴィーは、店に出⼊りする少年たちと知り合う。彼らは驚くほど⾃由でかっこよく、スティーヴィーは憧れのような気持ちで、そのグループに近付こうとするが・・・。

 

コメディ出身の俳優、ジョナ・ヒル(写真左。間違っても真ん中、右ではありません)の自伝的青春映画です。

’80年代の青春映画ですと、世代が同じなので、どハマりなのですが、’90年代だともうすでに社会人になっていたので、少し世代が違い、分からないものが多かったです。

 

・・・ただ、少し背伸びしたく、ワルに憧れたり、お酒やタバコに手を出したりする姿はどの時代でも同じなのかな~と思ってしまいました。

 

スケートボードがメインなのですが、出演している不良のお兄ちゃんたちはプロの人たちらしく、見事なアクロバティックな滑りを披露しておりました。

 

ただ、イーストウッド監督の『15時17分、パリ行き』と同じで、演技素人を起用してしまうと、やはり演技力という問題点が浮き彫りになってしまいました。

 

パーティで意気投合したお姉さんといい感じになり、動程(←あえて違う漢字を入れております)を捨てちゃうシーンがあるのですが、主人公の少年が小学生くらいにしか観えないので、「これ、男女逆だったらヤバくない?」と思ってしまいました。

 

下品な言葉の連発は気にならなかったのですが、やたら意味のあるとは思えない暴力シーンやドラッグとお酒をやったあとのドライブなど(案の定事故に)あまりよろしくないシーンの多さは少し気になりました。

エンドクレジットでかなり多くの曲が使用されていたと知りましたが、1曲も知っているものがありませんでした。

’80年代ですと、本当にツボなので(今でも”ベスト・オブ・’80”なる洋楽アルバム買ってしまうほどなので)分かるのですが・・・。

 

スケボーが好きで、スケボーに乗って走っている主人公の姿は活き活きしていて良かったと思いました。

この作品を観たあとだったら、2021年の東京オリンピックから正式競技になったスケートボード、もっと関心持ったかもしれないと思いました。

 

不良グループがたむろするお店の主人が「湾岸戦争に行ったのでお前らなんか怖くない」と言うセリフだけ’90年代を感じさせるものでした。

 

青春映画はすでに青春時代が過去になった人が観ても感動できるものだと思います。

スタンド・バイ・ミー』は今観ても泣いてしまうでしょう。

本作も悪い映画ではありませんが、監督の自己満足感が強すぎて、共感できる部分が少なかったのが残念に思いました。

 

シングルマザーの貧しい家庭の中、兄からの暴力を受けている主人公。

もがきながら自分の居場所を探す物語として観ると面白さが増すように感じます。

終盤、不仲だった兄の見せる優しさが少し胸を熱くさせてくれました。

 

喜びもあれば痛みもある。それが青春映画だ・・・と言わんばかりの内容で新鮮味はありませんが、監督がデビュー作と考えると、まずまずの出来と言えると思いました。