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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』

原題:Guardians of the Galaxy Vol. 3

 

2023年製作/アメリカ映画/上映時間:149分/G/2023年5月3日日本公開

 

監督:ジェームズ・ガン

出演:クリス・プラット

   ゾーイ・サルダナ

   デイヴ・バウティスタ ほか

 

銀河のはみ出し者たちから成る異色ヒーローチームの冒険を描く『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ第3弾です。

監督・脚本はシリーズを一貫して手がけてきたジェームズ・ガン

クリス・プラットをはじめ、ブラッドリー・クーパーヴィン・ディーゼルゾーイ・サルダナ、カレン・ギランらおなじみのキャストが集結。

 

あらすじ

 

かつてアベンジャーズの一員として世界を救ったものの、愛するガモーラ(ゾーイ・サルダナ)を亡くして失意に暮れるスター・ロードことピーター・クイル(クリス・プラット)。そんな彼が率いるガーディアンズの前に、銀河を完璧な世界に作り変えようとたくらむ敵「ハイ・エボリューショナリー」が出現し、アライグマのロケットに命の危機が迫る。ガーディアンズは大切な仲間、そして銀河を救うため、壮絶な戦いに挑む。

シネマトゥデイより)

 

クセが強くてワケありな銀河の落ちこぼれたちが結成したチーム「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の活躍を描く、マーベル・シネマティック・ユニバースMCU)の人気シリーズ第3弾です。

落ちこぼれチームのガーディアンズが銀河を救うため、強大な敵に立ち向かう姿が描かれます。

 

Disney+にて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

本当は7月いっぱいでDisney+解約しようと思っていたのですが、本作が8月から見放題に加わると知り、予定を1ヶ月延長いたしました。

それくらい期待度大。

楽しみにしておりました。

これが、Disney+、最後の鑑賞作品になるかもしれません。

 

アベンジャーズの一員としてサノスを倒し、世界を救ったものの、最愛の恋人ガモーラを失ったショックから立ち直れないスター・ロードことピーター・クイルと、ガーディアンズの仲間たち。

そんな彼らの前に、銀河を完璧な世界に作り変えようとする恐るべき敵が現れ、ロケットが命を失う危機にさらされる。

 

固い絆で結ばれた大切な仲間の命を救おうとするガーディアンズだったが、ロケットの命を救う鍵は、ロケット自身の知られざる過去にあった・・・。

『インフィニティ・ウォー』、『エンドゲーム』、『ソー』のゲスト出演を除くと、実に6年ぶりの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ、第3弾であり、完結編(?)でもあります。

 

それだけ待った甲斐のある、本当にすばらしい出来で、思わず涙してしまうシーンもありました。

 

銀河の落ちこぼれチームが、それぞれの思いを乗せ、弱者を救い、強者に立ち向かう姿は本当にカッコいいです!

 

本作の主人公はロケットでしょう。

その彼の知られざる凄惨な過去が語られ、観ていて辛くなるシーンが多かったです。

 

ヴィランの1人、アダム・ウォーロック

マントを着て飛ぶ姿がMCUというよりDCっぽくて面白かったです。

演じているウィル・ポールター、「どこかで観た気が・・・」と思ってしまいましたが、『ミッドサマー』に出ていましたね。

 

スターロードの周囲の仲間たちも個性があって良かったです。

ワンちゃんサイコー!

 

「ヒーローっぽく無い」。

「観ていてダサいし、クサい」。

そのカッコ悪さこそがガーディアンズたちの最大の魅力なんだな~とあらためて思いました。

 

仲間を救うため、命すら捨てられる。

きれい事のように思うかもしれませんが、彼らにはそれが当たり前。

その姿を観て、感動するなという方がムリですね。

 

名作『2001年宇宙の旅』のパロディっぽい描写も用意され、ときに爆笑させてくれます。

 

敵ボスキャラも分かりやすいタイプで、誰もが「コイツ、誰が観ても最悪やな~」と思うヤツでした。(笑)

 

”銀河の落ちこぼれ集団”。

それは彼らへの最大の褒め言葉。

彼らほどカッコ良く、優しく、たくましく、思いやりのある連中はおりません。

本作を観て、いかに弱者をいたわり、手を差し伸べることの大切さが多くの人に伝わる気がいたしました。

 

「人を助けることは、自分を救う」と言ったようなテーマの映画だと思います。

終盤は胸アツシーン連続です。

 

ほかのMCUキャラは一切登場いたしません。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバーオンリーで、見事な有終の美を飾ったジェームズ・ガンの手腕に脱帽です。

 

彼らにお別れを言うのは辛いですね。

でも、彼らの活躍はいつまでも心に残り続けます。

「ありがとう、最高の落ちこぼれたち」。

 

・・・ただ、スタローンだけはいらなかったな。