『イコライザー2』
原題：The Equalizer 2
2018年製作／アメリカ映画／上映時間：121分／PG12／2018年10月5日日本公開
監督：アントワン・フークア
出演：デンゼル・ワシントン
ペドロ・パルカス
アシュトン・サンダース ほか
デンゼル・ワシントンが、『トレーニング デイ』のアントワン・フークア監督とタッグを組んだアクションサスペンス「イコライザー」の続編です。
元CIAの工作員が、親友の死の真相を追う姿が描かれます。
あらすじ
表向きはタクシー運転手として働くマッコール（デンゼル・ワシントン）は、CIA時代の上官で親友のスーザン（メリッサ・レオ）が何者かに殺害されことを知る。独自に捜査を進める彼は、スーザンが死の直前まで手掛けていた任務の真相に近づき危険にさらされる。その手口からCIAの関与が浮かび上がり、敵はマッコールと同じ特殊訓練を受けていることが判明する。
（シネマトゥデイより）
『トレーニング デイ』のオスカー俳優デンゼル・ワシントンとアントワン・フークア監督が組んだクライムアクション『イコライザー』の続編です。
ワシントンは、自身のキャリアで初の続編映画出演になります。
Amazonプライムビデオにて鑑賞。
初めての鑑賞になります。
前作が面白かったので、見放題になるのを楽しみにしておりました。
元CIAエージェントで、昼間の表の顔とは別に、世の裁けない悪人を19秒で抹殺していく「イコライザー」としての顔を持つ主人公ロバート・マッコールの戦いを描く。現在の表の職業として、日中はタクシー運転手として働いているマッコールだったが、CIA時代の元上官で親友のスーザンが何者かに殺害されてしまう。
独自に捜査を開始したマッコールは、スーザンが死の直前まで手がけていた任務の真相に近づいていくが、やがてマッコール自身にも危険が迫る。そして、その手口から相手はマッコールと同じ特殊訓練を受けていることが判明。同時に身内であるはずのCIAの関与も明らかになっていく・・・。
日本公開時、総理大臣だった安倍晋三氏と同い年（？）のデンゼル・ワシントンが体を張ったアクションで魅せる元CIAエージェントの”必殺仕事人”を演じた『イコライザー』の続編です。
前作ではホームセンターに働いていたマッコール。
現在はタクシードライバーを勤めております。
本作では元上官の謎の殺害。
同じアパートで暮らす少年との交流。
そして、1作目では明かされなかったマッコールの過去が描かれます。
ウルトラマンの3分間、快傑ズバットの5分間と言うのは理由が分かるのですが、マッコールが19秒で敵を倒す理由は今ひとつ分かりません。
ですが、それだけ素早く悪を討つ姿は爽快です。
マッコールがタクシードライバーに転職し、乗客の老人との交流など人間としての優しい一面を見せるシーンが増えました。
ですが、日用品を武器に戦ったアイディアのあった前作に比べると、そういった面白さは減ってしまった感がありました。
同じアパートに住む少年とのエピソードがいいですね。
まるで『カラテ・キッド』（邦題・ベスト・キッド）のミヤギとダニエルのような関係。（ペンキ塗りからスタートするところなど）
マッコールの過去が明かされ、彼には子どもがいなかったようなので、この少年が息子のような存在になっていくのが、また前作に無かった新たな一面だと思いました。
さすがにアップになると、少し「老けたな～」と思うデンゼル・ワシントンですが、年齢を感じさせない動きを見せ、この無敵のヒーローを違和感なく演じているところは凄いの一言！
「スピード感より重量感を出した」と評している評論家の方がおりましたが、本当にそんな感じに仕上がっておりました。
しかし、キレ味のあった前作のアクションに比べると、どことなくおっとりした感じになってしまった感は否めません。
続編映画の宿命か？
やはり前作を超えるものを作るのは難しかったかと思いました。
ストーリーも少し矛盾もありましたし、CGもショボい。
マッコールを追いかける悪党たちも、なぜ嵐の日に、わざわざ敵の本拠地に足を運ぶのか分かりません。
少しネタバレになりますが、この悪党たちの親玉の俳優さん、『ワンダーウーマン1984』でも魅力無い悪の親玉演じており、ヒーローに太刀打ちできる役柄でも無く、演技力も無い、とっても哀しい俳優さんでした。
映画としては約2時間、十分楽しめました。
・・・ただ、クロエたんの不在はオヂさん的にはちょっと寂しかった。
