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当ブログへ起しいただき、心から感謝いたします。映画の感想やスポーツ観戦の記事、写真中心のブログです。

『スクリーム』(2022年)

『スクリーム』

原題:Scream

 

2022年製作/アメリカ映画/上映時間:114分/日本劇場未公開作品

 

監督:マット・ベティネッリ=オルピン&タイラー・ジレット

出演:メリッサ・バネラ

   ジェナ・オルテガ

   ネーヴ・キャンベル ほか

 

ゴーストフェイスによる惨劇を描いてきた『スクリーム』シリーズの、第1作から26年後に生まれた第5作です。

他界したシリーズ生みの親であるウェス・クレイヴン監督の跡を継ぎ、『レディ・オア・ノット』のマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットが監督を務めております。

 

あらすじ

 

殺人鬼ゴーストフェイスに何度も襲われた、カリフォルニア郊外の街ウッズボロー。ある晩、女子高校生タラ(ジェナ・オルテガ)は新たなゴーストフェイスに襲われ、刃物で刺されて病院に担ぎ込まれる。5年間、タラの姉サム(メリッサ・バネラ)は別の町で暮らしていたが、恋人リッチー(ジャック・クエイド)を連れて帰省し、タラと再会。サムはかつてゴーストフェイスと戦った元保安官デューイ(デヴィッド・アークエット)に協力を求め、犯人捜しへ。タラのある友人はホラー映画「スタブ」シリーズにヒントがあると考え……。

(WOWOWホームページより)

 

1996年に第1作が公開され、大ヒットを記録したホラー映画『スクリーム』の第5作になります。(2作目までしか知らない・・・)

第1~4作のメインキャラクターが再登場する同窓会的な側面もあるのがシリーズのファンサービスぅ・・・だそうです。

 

今月もよろしくお願いいたします。

 

Netflixにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

昨日、9月2日はキアヌ・リーヴス、59歳のお誕生日でした。

当然、お祝いの気持ちを込めまして主演作品を・・・と思い観ていたのですが、様々な映画サイトでの低評価どおり、本当につまらなく途中でギブアップ。

(キアヌの名誉のため、作品名は伏せますが『レ』で始まる映画です)

違う映画・・・と思っていたらプロ野球の開始時刻になり、この日はJ1リーグの中継もあり、キアヌには申し訳ありませんが、作品紹介はできませんでした。

 

試合観戦後、コンビニへ買い物へ行ったあと、違う作品を・・・と思い、この作品の冒頭シーンを観て、「ウエンズデー」のジェナ・オルテガが出ていることで、「これは観たい!」と思い、今回は本作を選びました。

 

キアヌは2010年以降、『ジョン・ウィック』シリーズ以外の作品は厳しいですね。

 

連続猟奇殺人事件から25年が経ったウッズボローの街。ティーンエイジャーの少女タラのもとに、謎のゲームに誘う不気味な電話が掛かってくる。恐怖心を抱き玄関から外へ出ようとしたタラは、待ち構えていたゴーストフェイスの仮面姿の人物に襲われてしまう。

 

この事件から、かつてと同じく殺人鬼が街の若者たちを狙っていることを知ったデューイは、シドニーやゲイルとともに再びゴーストフェイスに立ち向かう・・・。

 

2015年8月30日、76歳で亡くなられたウェス・クレイヴンの『エルム街の悪夢』と並ぶ代表作で最大のヒット作『スクリーム』。

この映画は日本でも大ヒットしましたが、私は劇場へ足を運びませんでした。

この監督は『サランドラ』(1977)というと~っても残念なホラー映画をデビュー2作目で製作しており、その映画が日本で7年遅れの1984年夏に公開され、隣の映画館でロバート・レッドフォード主演の『ナチュラル』というすばらしい映画が上映しているにもかかわらず、このおバカホラー映画を選んでしまったことを後悔し、その後、この監督の映画を映画館まで足を運ぶことは無くなりました。

(1986年の『デッドリー・フレンド』という映画は少し観たかったのですが、公開2週間で上映終了。未だ観ておりません)

 

話題になった映画なので、WOWOWのOAで『1』、『2』と鑑賞いたしました。

ドリュー・バリモアが冒頭シーンで殺される役で出演(お顔が『E.T.』初めて見て驚いたときと変わってないですね)など、面白いところもありました。

 

それ以上に面白いと思ったのは映画(特にホラー映画)のうんちくを語るシーンが多かったところ。

「このような行動を取ると殺人鬼に殺される」などなど。

『2』のときはシリーズ映画2作目のネタが語られるシーンで「映画のシリーズで『1』より『2』が上回った出来だったのは『ゴッドファーザー』だけだ。『エイリアン』?、『ターミネーター』?、『1』には及ばない。『ゴッドファーザー』だけだ!」というセリフにとてつもなく共鳴。(J・キャメロン批判?)

ビト・アンドリーニ(コルレオーネ)は”ブランド”では無く”デ・ニーロ”だと思っている私はこのシーン、セリフがクレイヴン作品で一番好きでした。

・・・ただ、今、このシーンをやるとなると、おそらく『トップガン』も入ると思います。

 

ちなみに、私の周りでは『インディ・ジョーンズ』は3作目が一番人気があり、『マッドマックス』は4作目が「サイコー!」という例外的なものもあります。

 

・・・で、ここからが本作のお話しに。

冒頭シーンはオリジナル1作目同様、殺人鬼から電話が掛かってくるシーンから始まります。

その電話を受けるのがジェナ・オルテガ演じるので、彼女、早々に退却・・・かと思っていたら、数ヵ所刺されますが、辛うじて命は助かります。

 

妹が殺されかけたという知らせを聞いて姉のサム(サマンサ)が街に戻ってきます。

ここで、また映画のうんちくが。

カレシとの会話で、妹の名前がタラ(フグ田ではありません)と言うのですが、カレシが「『風と共に去りぬ』を観ていなくても誰も困らない」と言ったセリフが。

 

この姉妹の苗字が”カーペンター”。

大工さん・・・から来ているのでは無く、当然、あのホラー映画の大傑作『ハロウィン』を生み出したジョン・カーペンターから来ていると思われます。

 

過去に惨劇が繰り返された街にふたたびゴーストフェイスが現れたと聞いて、過去作のヒロイン再登場。

ネーヴ・キャンベル(写真右)はなんとなく覚えておりましたが、コートニー・コックス(写真右から2番目)はまったく覚えておりません。

 

テクノロジーの発達した現代でも、ホラー映画ではお約束のまったく役に立たない保安官。

また、逆にスマホなど便利なものがあるが故、GPSなどで居場所がバレてしまうなど、1作目の時代とは違ったものも上手く描かれておりました。

 

テクノロジーの発展はある意味”諸刃の剣”とも言えますね。

偶然ですが、この映画鑑賞前に観戦していたJ1リーグの中継、柏VS.横浜FMだったのですが、審判の無線機が故障し試合が一時ストップすることがあり、解説の福田正博氏が「テクノロジーは便利ですが、こうなると考えものですね。ムダな時間を使うことになります」と皮肉混じりにコメントしておりました。

 

1作目のときは真犯人、それほど驚きは無かったのですが、それに比べると、今回の方が多少ビックリはあったかな?と思いました。

 

お姉さんのカレシを演じている俳優がジャック・クエイドとエンドクレジットであったので、「まさかね」と思っていたら、その「まさか」でした。

メグ・ライアンの息子さんでした。

 

「『ナイブス・アウト』の監督が撮った、とんでもなく酷い続編」など、遠回しに『最後のジェダイ』をディスるところは痛快。

 

過去作のキャラクターは分かりづらいところもありましたが、基本的にはリメイク、リブート版と言っていいような作りになっていたと思いました。

 

シリーズはこの後『6』が製作され、『7』も作られるそうです。

どうでもいいことですが、枝豆はアメリカでも”Edamame”と言うんですね。

 

ジェナ・オルテガは本作でも魅力的で良かったです。

本当にこれからが楽しみな女優さんです。

 

仕事で使い慣れている保安官より射撃の腕前がいい狙われるヒロインや、頭部を撃たれるまで死なない殺人鬼など、ホラー映画の鉄則、お約束をキッチリ描いておりました。

 

トップガン マーヴェリック』のメグ・ライアンの息子役、ご本人でなく、マイルズ・テラーで本当に良かったと思ってしまいました。(←失礼やろ!)

 

 

私事でたいへん恐縮ですが、今月から自宅マンション売却、引っ越しの準備で忙しくなるので、あまり記事更新できなくなると思います。

申し訳ありませんが、ご了承いただけたら光栄です。