『浅田家！』
2020年製作／日本映画／上映時間：127分／G／2020年10月2日日本公開
監督：中野量太
出演：二宮和也
黒木華 ほか
第34回木村伊兵衛写真賞を受賞した浅田政志の著書「浅田家」、「アルバムのチカラ」を原案にした人間ドラマです。
家族写真を撮りながら成長していく主人公の姿が描かれます。
あらすじ
家族を被写体にした卒業制作が高評価を得た浅田政志（二宮和也）は、専門学校卒業後、さまざまな状況を設定して両親、兄と共にコスプレした姿を収めた家族写真を撮影した写真集「浅田家」を出版し、脚光を浴びる。やがてプロの写真家として歩み始めるが、写真を撮ることの意味を模索するうちに撮れなくなってしまう。そんなとき、東日本大震災が発生する。
（シネマトゥデイより）
様々なシチュエーションでコスプレして撮影するユニークな家族写真で注目を集めた写真家・浅田政志の実話をもとに、『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太が監督を務めた人間ドラマです。
主演に『母と暮せば』などの二宮和也、共演に妻夫木聡、黒木華、菅田将暉、風吹ジュンら。
Amazonプライムビデオにて鑑賞。
初めての鑑賞になります。
先日の某芸能事務所の会見の記事で、わたくし、本当にお人好しの大バカなので、スッカリ騙されてしまったことへの怒りを綴るため、またこの事務所の方の作品を選びました。
事務所への怒りだけの記事でも良かったのですが、それでは様にならないように感じ、一応映画もと思いました。
浅田家の次男・政志は、父の影響で幼い頃から写真に興味を持ち、やがて写真専門学校に進学。卒業制作の被写体に家族を選び、浅田家の思い出のシーンを再現した写真で学校長賞を受賞する。卒業後しばらくはくすぶっていたものの、再び写真と向き合うことを決意した政志が被写体に選んだのは、やはり家族だった。
様々なシチュエーションを設定しては家族でコスプレして撮影した写真で個展を開催し、写真集も出版され、権威ある賞も受賞する。プロの写真家として歩み始めた政志は、全国の家族写真の撮影を引き受けるようになる。
しかし、2011年3月11日、東日本大震災が発生。かつて撮影した東北に住む家族のことが心配になった政志は被災地に足を運ぶが、そこで家や家族を失った人々の姿を目の当たりにする・・・。
10月2日に行われた旧ジャニーズ事務所の記者会見で、井ノ原快彦副社長の対応が「大人」などと記載した記事を書いてしまいましたが、とんだ裏があったことがNHKの報道で明らかになりました。
このニュース動画はTBSのものですが、その報道内容ですと、その”NGリスト”なるものは存在していたことは事実と事務所も認めているとのこと。
それに井ノ原快彦副社長が反対したとありますが、もう正直、ここまで来ちゃうと本当のことを言っているとは思えないのが率直な感想です。
（ここからはまた十八番の映画・アニメヲタネタで）
「そんなリストがテレビカメラに映るなどあり得ない」と存在に否定的な意見のジャーナリスト（OK牧場リストの方かな？）もありましたが、ご安心（？）ください。
当ブログはそのリストの作成現場の決定的写真、並びにそのファイルの写真を入手いたしました。
こちらです。（嫌な予感がしますが・・・）
外資系・・・たしかに外国の方ですが、こちらはNGどころか”命のリスト”だった気が。
そして、そのファイルの写真がこちら。
（大概にせい！）
こんなファイルが芸能事務所などに出回ったら、それこそ「ゼーレが黙っちゃいませんぜ」（←加持さん風）。
※これは追記です。※
実際の”NGリスト”がこちらとジャーナリストの鈴木エイト氏から提供がありました。
その写真がこちら。
日本の政治家などの記者会見で、事前に質問を用意し、それ以外のものにはコメントしないようなシステムは昔からあったとは思うのですが、今回のスマイルダウン（寒いよ！）じゃなくスマイルアップの会見は前回大失敗に終わった会見の”汚名返上”の場のはずだったと思います。
前回の会見で「社名は変更しない」、「持ち株は1％も手放さない」など強気の態度だったのは、これまで培ったパワハラの威力を過信してのものだったような気がします。
それが会見後、予想以上に企業のCM契約離れが進み（手のひらを返したように、というヤツですね）、そのうえ株を手放さない理由が相続税対策と文春にスッパ抜かれてしまったことに対し、何らかの手を打たなければと藤島親方と東山新社長、焦ったんでしょうね。
でも、こうした記者会見が外資系の会社が行うというのも、なんか不思議な話しです。
被害者の会の方が藤島ジェリー景子氏が会見に現れなかったことに「そんな甘えた話しがあるか」と激怒されたそうで、後にパニック障害で苦しまれている方への配慮に欠けた発言だったと謝罪されております。
・・・でも、もうここまでウソで塗り固められた事務所の話しは信用できないッスね。
井ノ原氏が手紙を代読しておりましたが、今思えば、あの内容も「自分も喜多川の被害者」みたいな責任転嫁にも捉えられるものだったと思いました。
井ノ原氏の「子どもたちに見せたく無い」、「ルール守って」と言う発言も今考えれば、ヘンな話しです。
その子どもたちを食いものにし、もてあそんでいたのは誰でしょうか？
井ノ原氏の発言に拍手が起こった（そこは観ておりませんでした）そうですが、これもアレ？・・・でしょうかね。
すべてはゼーレのシナリオ通り・・・だった、とんだ茶番でした。（ゼーレは違う）
その井ノ原氏の事を「大人の対応」などと評価してしまった・・・
この、ある意味”ヤラセ会見”発覚でさらにスポンサー離れが加速し、「もうこの事務所と契約する企業は現れない」とまで言われております。
東山新社長も井ノ原副社長もこの記者会見で見事な名演を披露いたしました。
俳優に戻られたらいかがでしょうか？
経営者には向いておりません。
ヤフコメでジャニーズファンの女性が「心機一転、再出発を応援したい気持ちでおりましたが裏切られました」とありました。
こういうこともキョンキョンが言っていた「悪い膿」なのかもしれません。
大人はまあ、ともかくとして、それこそご両親からお小遣いもらって、CD買ってくれたり、安いとは言えないコンサートや舞台のチケットを購入してくれた若い人たちにどう説明するのか？
これは、この事務所だけの問題では無く、日本の芸能界すべてに当てはまってしまう気がします。
もちろん大きなお金を出してくれる大手企業は大切です。
ですが、精いっぱいのお小遣い、事務所からすれば「たかだか￥1,000」と思われるものもファンからすれば、それがタレントさんへの愛情表現だと思います。
きれい事ですが、日本の芸能界はファンを上から目線で見るのを改めるときが来たのではないでしょうか？
”見て見ぬ振りをしていた”東山紀之氏に本当に新社長が務まるのかという声も多いです。
この事務所には将来芸能人を夢見ている子どもさんが大勢いらっしゃると聞いております。
その子どもさんの親御さんはこの人に安心して自分の子どもを預けられるのでしょうか？
外部では無く、内部のそれも経営素人のタレントでは、すでに限界に達してしまっているように思えて仕方ありません。
もうウソや詭弁はウンザリです。
もし、3度目の会見があるなら、今度こそ「三度目の正直」本当のことを話すべきだと思いました。
スマイルアップですか・・・？
その名前の新会社にピッタリの人物に心当たりがあります。（嫌な予感が・・・。いい加減にせいよ！）
こちらが、私の”推しの子”です！
（この方もすでにお亡くなりになられているような気が。でもオスカー受賞の名演はいつまでも残ります）
映画の感想に。
あまり期待していなかったので、予想以上に心が温まる映画で良かったと思いました。
二宮さんを始め、出演者が皆さん、とても自然体の演技だったのがすばらしかったです。
特に黒木華さんの演技が最高でした。
また、人との出会いの大切さが良く描かれていたと思いました。
99人があざ笑っていても、1人の良き理解者がいれば、道は開かれる。
そのようなものを感じ取れる内容でした。
この映画を観ることに、あまり乗り気で無かったのは、菅田将暉さんが出演していたことです。
菅田さんが嫌いというワケでは無く、あまりに出演作が多く、「また菅田将暉さんか～？」という気持ちになってしまったからです。
ですが、やはりこの方は持っております。
出演シーンは中盤からですが、登場して一気に映画が引き締まった感がいたしました。
お父さんが写真が好きで家族の写真を撮影しまくっていた。
我が家も同じでした。
だから、お父さんの写真だけ見当たらない。
この部分が後半の物語のキーワードになるところは「上手い！」と思いました。
『湯を沸かす～』、『長いお別れ』と家族をテーマにしてきた中野監督らしさがあふれた、優しさに満ちた映画だと思いました。
ただ、実話を基にしていたので、事実なのだと思いますが、「泣かせ」のポイントがやはり東日本大震災のところへ行ってしまったのは仕方ないのですが、ありきたり感も強かったです。
二宮さんは実力のある俳優さんだと思います。（でなければイーストウッドの映画に主演できません）
ジャニーズ事務所の”共演NGリスト”なるものに、尾野真千子さんと岸井ゆきのさんのお名前があったそうです。（独立した草彅剛さん、香取慎吾さんと共演されております）
二宮さんが今後、どのような道を進まれるか分かりませんが、今後、このお二人の実力派の女優さんとの共演もあるかもしれません。
ラストまでは結構感動していたのですが、『湯を沸かす～』同様、最後に「やっちまった」中野監督。
それさえ無ければ・・・というのが正直な感想です。
350人を超える被害者がいらっしゃる事件の記事で3度おふざけをしてしまったことは真摯に謝罪しなければと思っております。
申し訳ありませんでした。
被害者の会の方々の心のケアが進むことをお祈りいたします。
重ね重ね申し訳ありませんでした。
ジョン・ウィリアムズ作曲の名曲です。
ぜひ聴いてみてください。
