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『映画 みんな!エスパーだよ!』

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『映画 みんな!エスパーだよ!

 

2015年製作/日本映画/上映時間:114分/PG12/2015年9月4日日本公開

 

監督:園子温

出演:染谷将太

   池田エライザ

   真野恵里菜 ほか

 

デトロイト・メタル・シティ」で知られる若杉公徳の人気コミックを基にした、テレビドラマの劇場版です。

突如として超能力が使えるようになった男子高校生がほかの超能力者たちと織り成す、さまざまな騒動やバトルを映し出されます。

 

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あらすじ

 

クラスではおとなしく、常にスケベな妄想ばかりしている、高校2年生の鴨川嘉郎(染谷将太)。転校生・浅見紗英(真野恵里菜)に心を奪われ、アプローチを繰り返すものの成果はなく、幼なじみのヤンキー少女・平野美由紀(池田エライザ)に笑われていた。ある日、突如として嘉郎にテレパシー能力が備わり、他人の心の声が聞き取れるようになる。また、美由紀をはじめ、ほかにも超能力に目覚める者が次々と現れる。

シネマトゥデイより)

 

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童貞の高校生エスパー・鴨川嘉郎と仲間たちによる戦いや友情を『ヒミズ』などの園子温監督が映画化。

主演は『ヒミズ』で園監督とタッグを組んだ染谷将太

共演に池田エライザ真野恵里菜ら。

 

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Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

間もなく見放題終了とのことで、何の予備知識も無しに観てしまいました。

原作、テレビドラマはまったく知りませんでした。

 

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突然人の心の声が聞こえるようになった高校2年生の鴨川嘉郎。同じ頃、人類滅亡を企む悪のエスパーが「世界エロ化計画」を始動させた。

 

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超能力研究者の浅見教授は、嘉郎や同じく超能力に目覚めたエスパーたちを招集し、彼らが超能力に目覚めた事実と、迫りくる世界危機の阻止を命じるのだが、嘉郎たちの能力はエッチなことにしか発動できず……。

 

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・・・な、何か凄いえっちぃ映画でした。

下ネタ満載、下着姿の女性もいっぱい、男性のアソコがモッコリしているシーンも多い。

よくR指定でなく、PG12で収まったな~と感心してしまいました。

 

ただ、同じ下ネタ満載映画でも、先日鑑賞した『ダーティ・グランパ』に比べるとソフトな感じで(あちらはR15+)気分が悪くなることはありませんでした。

 

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ヒロインがお二人いらっしゃいますが、その一人の池田エライザさん演じる美由紀役はテレビドラマでは夏帆さんが演じていたそうです。

夏帆さんが出演していないことを残念と思うテレビドラマのファンが多かったみたいですが(この時期ですと、夏帆さん、『海街diary』に出演していたのではないでしょうか?)池田エライザさん、とても魅力的だと自分は思いました。

 

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ハラスメントの問題など、何かと女性に言われてしまう2020年代の今では作れないおバカでお下品な映画です。

・・・ですが、動程(あえて違う漢字を入れております)の男子高校生が異性に興味を持ち、えっちぃことを考えるのは、ごく普通のことだと思います。

 

アメリカ映画で、1982年に日本公開された『初体験リッジモンド・ハイ』という映画も同じようなことを描いたコメディです(超能力者は登場いたしませんが)が、後に『ザ・エージェント』の監督を務めるキャメロン・クロウがシナリオを担当し、アカデミー賞俳優のショーン・ペン出世作でもあり、40年近く経った今も語られる人気の青春映画です。

 

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下品で下ネタ満載映画では、1998年の『メリーに首ったけ』も面白かった。

日本では、この手の映画はウケが悪く映画館ガラガラの中、私一人大笑いしておりました。

 

『ダーティ・グランパ』が好きでない理由は笑えなかったことと、ヘタにきれい事を入れてしまった点にあります。

はたして、本作はいかがだったのでしょうか?

 

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くだらないですね。

いい意味で。

 

下品ではありますが、女性の谷間とパンチラ(それでも今では大問題になりますが)くらいにしているので、『ダーティ・グランパ』のようなモロ出し感が(いやらしい表現やな~)無くていいです。

笑いは「爆笑」レベルにはほど遠く、クスっと笑える程度。

出演している女性には、ある意味尊敬に値するものがありました。

 

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超能力者同士のバトルを描いて欲しかったですが、最後の最後までお色気路線で行ってしまった潔さ(?)は「監督も男子高校生と同じレベルのスケベ」だったと思いました。

 

間違っても人に薦められる映画ではありませんし、PG12とは言え、お子ちゃまは絶対観てはいけない映画です。

超能力者が世界を救うストーリーですが、映画としては、池田エライザさんと真野恵里菜さんの可愛さが映画を救ってくれたように思います。

板野友美さんが出演していたのには驚きました。