第5試合 3分2ピリオド 30秒インターバル
『KOPW 2021』争奪戦 アマチュアレスリングマッチ
(KOPW 2021保持者)矢野通 VS.(チャレンジャー)グレート-O-カーン
この試合は保持者・矢野通の提案でアマチュアレスリングスタイルで行われます。
試合前、永田裕志からルールの説明が行われました。
・・・ですが、1回聞いただけだとすぐに理解するのは難しかった。
両選手アマレスのコスチュームで試合開始。
大技が決まれば高いポイントになります。
第1ピリオド終了。
この時点で矢野1ポイント、O-カーン4ポイント。
O-カーンがリード。
セコンドにアーロン・ヘナーレの姿が。
第2ピリオド開始。
矢野としては大技を決め、逆転したいところ。
場内、息を呑むような静けさがありました。
矢野のフロントスープレックスが決まります。
これでポイントで逆転。
第2ピリオドが終了。
ポイント6-5で矢野の勝利。
『KOPW 2021』防衛に成功です。
しかし、怒りの収まらないO-カーンとヘナーレ。
矢野をコーナーに追いつめヘナーレのキック。
さらにアイアンクロー。
本当に往生際が悪いO-カーン。
このご時世で無ければ場内大ブーイングです。
第6試合 60分1本勝負
(第90代チャンピオン)ロビー・イーグルス VS.(チャレンジャー)エル・デスペラード
先にチャレンジャー、エル・デスペラード入場。
続いてチャンピオン、イーグルス入場。
2度目の防衛戦になります。
試合開始。
場内に戻りブレーンバスター。
ここまではデスペラードのペース。
デスペラードのフェースロック。
ふたたび場外戦に。
コーナーに追いつめてニーアタック。
吠えるチャンピオン。
逆襲のデスペラード。
マフラーホールドを決めます。
ピンチェ・ロコの体勢に。
しかし、これは決まらず。
こちらも吠えるチャレンジャー。
しかし、カウンターのエルボーが決まります。
両者エルボーの打ち合い。
変形の四の字固めでしょうか?
さらにトランスキック。
チャンピオンのペースと思われましたが、デスペラードも意地の反撃。
今度こそ勝負に出るか?
ヌメロ・ドスの体勢に。
かなりエグい体勢になっております。
さすがにイーグルスもギブアップ。
18分20秒、デスペラードの勝利。
新チャンピオンの誕生です。
第7試合 60分1本勝負
IWGP USヘビー級選手権試合
(第10代チャンピオン)棚橋弘至 VS.(チャレンジャー)KENTA
チャレンジャー、KENTAが先に入場。
続いてチャンピオン、棚橋入場。
いつ観ても華があります。
ベルトも似合ってますね。
試合開始。
観客を盛り上げ、拍手を促す棚橋。
この棚橋を後押しする場内の雰囲気に嫌気が刺したのか?
一度、場外に出て時間を取るKENTA。
両者組み合います。
ヘッドロックを決める棚橋。
場外乱闘でも棚橋が一枚上手。
表情にも余裕が感じられます。
すると本部席からベルトを強奪して花道に戻るKENTA。
追ってきた棚橋にボディスラムを仕掛け、ベルトを手にリングに戻ってきたKENTA。
KENTAのスリーパーホールド。
棚橋のサンセットフリップ。
両者の技が決まりだします。
エプロンで棚橋のドラゴンスクリューが決まります。
場外乱闘に。
KENTAがリング下からテーブルを取り出し棚橋をその上に寝かせ、コーナーに上がり攻撃を仕掛けようとします。
しかし、息を吹き返した棚橋が逆襲。
逆にKENTAをテーブルの上に寝かせ、コーナー最上段から捨て身のハイフライフロー・オン・ザ・テーブル。
テーブル、見事なまでに真っ二つです。
リングに戻ってきたKENTA。
背中が痛々しい・・・。
勝負に出た棚橋。
コーナー最上段からハイフライアタック。
倒れたKENTAにとどめのハイフライフロー。
しかし、これは膝という剣山が待っていた。
棚橋のテキサスクローバーホールドを耐えるKENTA。
逆に金具むき出しのコーナーへ叩きつけます。
今度はKENTAが勝負に出ます。
棚橋を担ぎ上げ、go 2 sleepの体勢に。
これが決まり勝負あり。
23分44秒、KENTAの勝利。
新チャンピオンになります。
中盤3試合を紹介いたしました。
第5試合、矢野がアマレスの猛者というのは意外でした。
その矢野の提案したスタイルでの試合を承諾した段階でO-カーンの敗北は決まっていたのかもしれません。
・・・ただ、この2人はプロレスラーとして面白い引き出しをいっぱい持っていると思うので、また違うスタイルで闘ってもらいたいと思いました。
第6試合、動画でアップしたイーグルスの涙のインタビューが印象に残りました。
チャンピオンになることの難しさ。
チャンピオンの座を守り抜く厳しさ。
それがイーグルスの一言に表れていたと思います。
デスペラードが初めてこのベルトを手にした大阪城ホールの試合も生で観戦しております。
それから様々な選手の元へベルトは移動し、またデスペラードの元へ戻ってきました。
新日本プロレスのジュニアヘビー級戦線は熾烈を極めております。
次にこのベルトをめぐってどんなドラマが待っているのか?
とても楽しみです。
第7試合。
10月のG1、同じエディオンアリーナ大阪でザック・セイバーJrを破ったKENTA。
そして、この試合で棚橋に勝利し、IWGP USヘビー級を手にいたしました。
自分の中で、KENTAの株は大爆上がりです。
新日本プロレス命の自分としては、全日本プロレス出身のレスラーを評価したくは無いのですが、本当にKENTAには底力があり、間違いなくホンモノの強さを持ったレスラーだと思います。
ホンモノの強さを持ったKENTAだからこそ、強いレスラーがいる新日本プロレスのリングを戦場に選んだと思いたいですね。
これからのUSヘビー級の行方も気になるところです。
続く。