第4試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Ａブロック公式戦
裕二郎の試合のときは、どうしてもお供のダンサーのピーターさんの方に目が行ってしまいます。
矢野通入場。
この日も数多くの肩書きを・・・
肩書きをリングアナに読ませる前に裕二郎が矢野に攻撃。
テーピングで体をグルグル巻きに。
ピーターさんもお喜び。
さらにコーナーのポストを外そうとする裕二郎。
しかし、時間が掛かりすぎ、レフェリーに注意。
結局すべてのポストの手を掛け・・・
金具むき出しのコーナーへ矢野を叩きつけます。
場外乱闘での裕二郎の凶器攻撃。
レフェリーの目をそらすためのピーターさんのステキ（？）なダンスタイム。
逆襲の矢野。
矢野のフロントスープレックス。
裕二郎のフィッシャーマンズバスターとようやくプロレスらしくなってきました。
矢野の横入り式エビ固め。
しかし、裕二郎が上手くレフェリーを巻き込んだためカウントが取れない。
「レフェリー、しっかりしろ」と声をかける矢野の背後から急所攻撃。
場外乱闘に。
裕二郎が矢野の腕に手錠をはめます。
プロレスに手錠と言うと、古いですが、両国国技館でのアントニオ猪木VSマサ斉藤のノーロープデスマッチを思い出してしまいます。
両手をうしろでつなごうとしたところ、リングの下へ上手く逃げ込んだ矢野。
のぞき込み「出てこい！」と叫ぶ裕二郎。
裕二郎もリングの下へ。
レフェリーが（仕方なく）カウントを数え始めます。
ピーターさんも心配そう。
カウント17くらいで腕から手錠が無くなった矢野が出てきました。
すぐにリングイン。
少し遅れて裕二郎も出てきましたが、なぜか両腕うしろ側に手錠をはめられた姿に。
カウントが進み、カウント20でリングに戻れず。
まさにイリュージョン。
これで矢野通は4勝3敗＝8点。
高橋裕二郎は2勝5敗＝4点。
第5試合（セミファイナル） 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Ａブロック公式戦
鷹木信悟（4勝2敗＝8点）VS.タンガ・ロア（2勝4敗＝4点）
”ザ。ドラゴン”、IWGP世界ヘビー級チャンピオンの鷹木信悟入場。
この日も気合い十分。
すばらしいファイトに期待しております。
試合開始。
鷹木の胸板を張っていくロア。
しかし、こういうファイトスタイルはむしろ鷹木は大歓迎のはず。
鷹木をスリーパーホールドで締めあげるロア。
コーナーポストへ追いつめてパンチ。
かなり威力があったようで倒れ込む鷹木。
鷹木の反撃。
コーナーポストに追いつめてラリアット。
さらにブレーンバスター。
ロアのハイキックが鷹木の後頭部に炸裂。
コーナーポストに上り、アバランシュホールドを決めます。
かなりの攻撃を喰らった鷹木。
左の肋骨の辺りを痛めたようです。
しかし、このままでは終われないチャンピオン。
雪崩式ブレーンバスターを決めます。
打撃技の応酬。
吠えるロア。
エルボー、ナックル、ヘッドバットと打撃技の連打。
最後は鷹木信悟必殺技、”ラスト・オブ・ザ・ドラゴン”。
19分08秒、鷹木信悟の勝利！
かなり打ち合いの試合になりました。
痛めた肋骨の辺りが辛そうでした。
自力で歩けないかな・・・と思ったのですが、しばらくしてベルトを手に花道を引き下がっていった鷹木信悟。
辛そうでしたが、大事には至らなかったようで良かったです。
これで鷹木信悟は5勝2敗＝10点、タンガ・ロアは2勝5敗＝4点。
第6試合（メインイベント） 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Ａブロック公式戦
飯伏幸太（5勝2敗＝10点）VS.グレート-Ｏ-カーン（4勝3敗＝8点）
Dominator、グレート-Ｏ-カーン入場。
続いて飯伏幸太入場。
試合開始。
しばらく両者にらみ合い。
飯伏をロープに追いつめるＯ-カーン。
ここは、きれいにブレイク。
本当に静かな立ち上がり。
お互い手の内の探り合いのように見えました。
グラウンドの攻防で少し試合が動いてきました。
Ｏ-カーンの攻撃。
さらにアキレス腱固めに。
苦痛の表情の飯伏。
飯伏も反撃。
足4の字固め。
勝利を確信したのかＶサイン。
しかし、Ｏ-カーンもこらえます。
両者の意地の激突。
立ち上がった飯伏にＯ-カーンの強烈なカウンターのパンチ。
プロレスはパンチ攻撃は反則なのですが、あまりにドンピシャなタイミングで入ったので、場内どよめきました。
たまらずダウンの飯伏。
反則攻撃なので、レフェリーはカウントは取りません。
逆にこれが飯伏の闘志に火をつけてしまったか？
場外乱闘後、背後を取る飯伏。
場外乱闘でＯ-カーンは鼻血を。
勝負に出た飯伏。
必殺技・カミゴェを狙います。
飯伏のカミゴェが炸裂・・・と思ったら、なんとＯ-カーンが膝をアイアンクローで受け止めます。
これにはふたたび場内どよめきました。
しかし、ここから次の技にいけなかったＯ-カーン。
最後は飯伏のカミゴェがクリーンヒット。
さすがにこれはもう返せなかった。
カウント3。
20分22秒、飯伏幸太の勝利です。
これで飯伏幸太は6勝2敗＝12点。グレート-Ｏ-カーンは4勝4敗＝8点。
試合後、飯伏がマイクを取り、「絶対に裏切らない！」と絶叫。
場内から大きな拍手が。
後半3試合を紹介いたしました。
第4試合は楽しい試合でした。
これをプロレスリングと呼んでいいものか？という気持ちもありましたが、そんなことはお構いなしに繰り広げられる矢野と裕二郎の反則攻撃は観ていて気分の悪くなるものではありませんでした。
「なんでもあり」というのもプロレスの醍醐味。
そんな試合でした。
セミファイナルは初出場とは思えないロアの奮闘に驚きました。
チャンピオンの鷹木信悟を追いつめるところまではいけなかったにせよ、ダメージを与えたところは評価したいです。
メインイベントは逆にレスリングとしての面白さと打撃技、関節技の凄さを見せつける試合だったと思います。
Ｏ-カーンは格闘技からレスラーになったので、プロレス技のレパートリーの少なさが命取りになってしまったように思いました。
飯伏は初戦、同じエディオンアリーナ大阪で裕二郎に負け、どうなることか？と心配したのですが、今はエンジン全開ですね。
この日、バレットクラブの選手の試合、3試合観ました。
反則攻撃はありましたが、それほど悪質では無く、ＫＥＮＴＡはセコンド無し、ロアには邪道がセコンドについておりましたが、試合に介入することは一切ありませんでした。
それに比べＢブロックで上位にいるＥＶＩＬこと渡辺さん。
あんた、何やってんの？
毎回、毎回同じ東郷乱入からの急所攻撃での勝利。
挙げ句の果てには女性にまで手を上げる始末。
矢野と裕二郎の反則攻撃は観ていて楽しい気分になりましたが、渡辺さんの試合は毎回不快になります。
新日本プロレス、G1 CLIMAXを汚さないためにも、Ｂブロックはほかの選手が決勝に勝ち進んできてもらいたいですね。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
