9月30日(金)、JERAセ・リーグ公式戦 2022 広島東洋カープVS東京ヤクルトスワローズ 第25回戦(最終戦・Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島)を観戦してきました。
初の広島でのプロ野球観戦。
しかし、このスタジアムはビジターファンからとても評判が悪いです。
私が座ったのはビジターパフォーマンスという席。
反対側に見えるライトの上段スタンドと同じくらいの高さの席。
もの凄く選手が小さく観える。
しかし、それが問題では無かった・・・。
腰掛けてビックリ。
矢印のところがバッターボックスなのですが、なぜか目に前に意味不明な鉄柵があり邪魔。
後ろの席の燕党のカップルも「観づらいな~。こりゃ酷い」と怒っておりました。
いつも以上に今回は障害物があるため、ひじょ~に見づらい写真が多くなります。
ご了承ください。
両チームのスターティングラインアップ。
試合開始20分前くらいにベンチから村上が出てきました。
かなり念入りに柔軟運動をしておりました。
広島東洋カープから今シーズン限りで現役を引退する東京ヤクルトスワローズ・背番号45番・嶋基宏選手に花束が贈られました。
試合開始。
1回表、スワローズの攻撃。
先頭バッターの塩見がヒットで出塁。
盗塁を試みますがアウト。
2アウトからキブレハンがヒットで出塁。
村上の最初の打席はライトフライでした。
スワローズ、先発はルーキー・背番号15番・山下輝。
プロ初勝利目指して頑張ってもらいたいです。
3回表、スワローズの攻撃。
2アウトから塩見が四球で出塁。
続く背番号65番・松本友もヒットで続き、2アウト一、二塁のチャンス。
続くバッターはキブレハン。
レフトスタンドへ運ぶ5号スリーランホームラン。
スワローズ、一気に3点先制。
山下にはこれ以上ない援護点になりました。
続く村上もヒットで出塁。
しかし、オスナ倒れ、更なる追加点はならず。
3回裏、哀しきビジターパフォーマンス席のスワローズ・ファンの拍手に帽子を取って応えるキブレハン。
5回裏のマウンドへ上がる山下。
この回も得点を与えず、これで勝利投手の権利を得ました。
5回裏攻撃終了後のパフォーマンス・・・がまったく行われないマツダスタジアム。
仕方ないのでお月さまの写真でも・・・。
と、思っていたら広島東洋のマスコット、スライリー登場。
ド派手なパフォーマンスを披露してくれるのかと思っていたら、一塁側スタンド前でくねくねダンスを踊るだけで、思わず目が点になってしまいました。
6回表、先頭バッターは村上。
四球で出塁。
続くバッターは前日の殊勲者、オスナ。
レフトスタンドへツーランホームラン。
スワローズ、5-0とリードを広げます。
7回表、スワローズの攻撃。
2アウト一、二塁のチャンスでバッター村上。
村上シフトを敷いていたセカンドへのフライに倒れ、ここで村上交代。
8回裏のマウンドに上がる山下。
球数的にこのイニングまでだと思いますが、ここまで得点を許さないすばらしいピッチング。
1アウトから野間にヒット。
続く菊池に四球。
西川倒れ2アウト。
右バッターの大砲・マクブルームを迎えるところでピッチャー交代。
ルーキー・山下、ここまで本当に頑張りました。
スワローズ、2番手に石山。
マクブルームを打ち取り得点を許さず。
山下は7 2/3を投げ、投球数106、被安打5、奪三振3、与四死球2、失点・自責点0という内容でした。
9回裏、スワローズ、3番手に今野。
いきなり坂倉にホームランを打たれてしまいますが、後続を打ち取り・・・
スワローズ勝ちました!
快勝です。
勝利投手はもちろん山下。
プロ、初勝利です!
スワローズ、今シーズンマツダスタジアム最終戦ということで、虚しさのビジターパフォーマンス席近くに選手が集まってきてくれました。
帽子を取って拍手に応えてくれました。
嶋選手(右から2番目)、本当にお疲れさまでした。
勝:山下(1勝1敗)
セ:
敗:九里(6勝9敗)
ホームランでしか得点できませんでしたが、とにもかくにも山下の好投に尽きると思います。
自分の席からは撮影できなかったので、東京ヤクルトスワローズ、公式Twitterからお写真拝借。
高津監督との握手とウィニングボールを手にする山下。
プロ初勝利おめでとう!
応援団の方と同じ席で試合観戦する機会がほとんど無いので、それは嬉しかったですね。
まず、新幹線が無事定刻通りに広島駅に到着したことは嬉しかったです。
ここから、また愚痴になってしまいますが、ウワサには聞いていたのですが、本当にマツダスタジアムのビジターパフォーマンス席は酷かった。
昔はここすべてビジターファン専用の座席だったそうですが・・・
2018年から1/3だけビジターパフォーマンス席に。
残りを広島東洋ファン用の座席にするという暴挙に・・・。
日本一ビジターファンに冷たいスタジアム。
ファンだけでなく、NPBのフランチャイズスタジアムで唯一、ビジターチーム用の浴室(シャワールーム)を設置していないことでも知られるマツダスタジアム。
自宅から2番目に近いJERAセ・リーグの本拠地ですが、このビジターパフォーマンス席での観戦はもうしたくないかな~と思ってしまいました。
12球団で唯一DAZN中継が無いなど、ほかのチームと足並みを揃えず我が道を往く広島東洋。
しかし、このやり方が近年、地元の広島東洋のファンからも批難されるようになり、2015年は黒田・新井の出戻り大活躍で全試合完売だったチケットも、この日、スタンドかなりの空席が目立つようになりました。
試合前、ビジョンで「カープ愛」を熱く語る映像が映し出された新日本プロレスの内藤哲也。
まあ、内藤がどこのチームを好きになろうと自由なのですが、一言言ってやりたいです。
「新日本プロレスの内藤さん、目を覚ましてください。カブロン!」。
エンタメ性でも言いたいことがいっぱいです。
北海道日本ハムファイターズのきつねダンスに代表されるように、今のプロ野球、そしてプロスポーツはその競技だけでなく、いろんなイベントなどで盛り上げる試みが多く行われております。
オリックス・バファローズのBsGirlsのパフォーマンスや、競技は違いますが、Jリーグ・ガンバ大阪のほとんど半裸(不謹慎な言い方ですが、間違ってはおりません)のお姉さまのすばらしいダンス。
阪神もイニング間に子どもさんのファン対象にクイズを出題したり、スワローズはつば九郎の空中くるりんぱなどファンを楽しませようとしております。
しかし、広島東洋はここでも、テコでも意地を曲げず、何のパフォーマンスも無し。
イニング間にビジョンで面白い映像を流すことは多くの球団で行われておりますが、マツダスタジアムは毎イニングごとに「観戦は指定された席で」、「コンコースでの観戦は禁止」、「試合終了後は規制退場」と毎回同じ注意事項を言うだけ。
7回くらいになって、いい加減しつこく感じ、「うるせぇ~!」と思ってしまいました。
応援もホームチームはもちろんまだ声出しは出来ませんが、応援歌をスピーカーから流し、それに合わせてファンが手拍子やメガホンで応援しているのですが、それも無し。
しかも、ライトスタンドと内野席でまったく異なるリズムでの応援が繰り返され、スタジアムに一体感が無く、「何なんだ、これは・・・」と思ってしまいました。
ただ、広島東洋のファンの人たちは「エンタメ性など一切必要ない。オレたちは野球だけ楽しめればいいんだ」という考えかもしれません。(勝手な憶測ですが)
では、その肝心の野球の方は(この試合)いかがでしたでしょうか?
負けたらその瞬間Bクラス決定。
「意地でも負けられない」という執念が申し訳ないですが、広島東洋の選手から感じられませんでした。
スワローズは消化試合で、ピッチャーはルーキー。
その山下に手も足も出ない状態でした。
これで4年連続のBクラス決定。
それでも笑顔で球場を後にできる広島東洋のファンの方の心の広さは凄いと思いました。(甲子園球場だったら暴動が起こっていたかも?)
スワローズは残り2試合。
村上を途中交代させたのは、もしかすると高津監督は56号より「3冠王」を重視し、これ以上打率を下げない方を選択したのかもしれません。
令和初の3冠王目指して頑張ってもらいたいです。
今年のわたくしのブログでのプロ野球観戦の記事はこれが最後になると思います。
応援するチームもほぼ決まりましたし(阪神の監督に微かな期待を抱いていたのですが、見事砕かれました)、来年はもう少し多く記事を書けたらと思っております。
2022年、本当にありがとうございました。
輝け 我らの スワローズ!