One today is worth two tomorrow.

当ブログへ起しいただき、心から感謝いたします。映画の感想やスポーツ観戦の記事、写真中心のブログです。

『ドント・ウォーリー・ダーリン』

『ドント・ウォーリー・ダーリン』

原題:Don't Worry Darling

 

2022年製作/アメリカ映画/上映時間:123分/PG12/2022年11月11日日本公開

 

監督:オリヴィア・ワイルド

出演:フローレンス・ピュー

   ハリー・スタイルズ

   クリス・パイン ほか

 

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で長編監督デビューを飾った女優オリヴィア・ワイルドが、『ミッドサマー』のフローレンス・ピューを主演に迎えて描いたユートピアスリラーです。

共演に、『ダンケルク』で俳優としても注目を集めたイギリスの人気歌手ハリー・スタイルズ、『ワンダーウーマン』シリーズのクリス・パイン、ワイルド監督自身も出演。

 

あらすじ

 

完璧な生活が保証された理想の街ビクトリーで、愛する夫ジャック(ハリー・スタイルズ)と暮らすアリス(フローレンス・ピュー)。この街には「夫は働き、妻は専業主婦でなければならない」「街から勝手に出てはいけない」といったルールが定められていた。あるとき、隣人が見知らぬ男たちに連れ去られるのを見かけて以降、彼女の周りで不可解な出来事が頻発するようになる。精神的に不安定になり周囲から心配されるアリスだったが、あるきっかけから街の存在に疑問を抱き始める。

シネマトゥデイより)

 

『ミッドサマー』などのフローレンス・ピュー主演のスリラー映画です。

完璧な生活が保証された街を舞台に、理想の生活を送る女性の周囲で続発する不可解な現象が描かれます。

 

Netflixにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

今、注目度の高い女優であるフローレンス・ピューお目当てでの鑑賞です。

 

完璧な生活が保証された街で、アリスは愛する夫ジャックと平穏な日々を送っていた。

 

そんなある日、隣人が赤い服の男達に連れ去られるのを目撃する。それ以降、彼女の周りで頻繁に不気味な出来事が起きるようになる。

 

次第に精神が乱れ、周囲からもおかしくなったと心配されるアリスだったが、あることをきっかけにこの街に疑問を持ち始める・・・。

 

女優のオリヴィア・ワイルドの監督第2作目になります。

デビュー作は全米はもちろん、日本の評論家からも高評価だったのですが、残念ながら未見です。

前作は青春映画でしたが、今回は”ユートピア・サスペンス”(初めて聞く言葉ですが)という、まったく異なるジャンルというところが興味深いです。

 

 

2022年7月、「ヴァレンティノ」のオートクチュールのショーに訪れたフローレンス・ピュー。

そのドレスがいろんな意味で大注目、大騒動になりました。

それを、そのまま掲載して大丈夫か?・・・と思いましたが、ヘタに加工することの方に抵抗があり、またフローレンスの意に反すると思い、そのまま掲載いたします。

その話題になったドレスがこちら。

お顔のお美しい女優さんですが、このドレスに関しては、お顔より別のところに目が行ってしまいます。

あの部分(野原しんのすけ風に言うと「よろち○び」)が透けて見えていることにヘイターから猛バッシングを受けたフローレンスはSNSで毅然と反論。

原文そのまま掲載いたします・・・が、かなり過激な言葉もあります。

「興味深いのは、男性にとって公の場所で誇らしげにみんなに見えるように女性の体を批判することがいかに簡単かということだ」。

「なぜあなたはそんなに胸に怯えるのか? 何がそんなに恐ろしいのだろう」。

「セクシーだとか性的魅力があるとか言われるように自分の身体を変えることを期待されたら、どんなときでも『クソ食らえ』というのがこの業界での私の使命だ。私はわかっていてあのドレスを着た。2022年に公の場所で女性をあからさまに罵倒することがそんなに簡単だと思うなら、わかっていないのはあなたの方だ」。

(過去にも、かなり過激なドレスで公の場に登場したフローレンス)

「私が自分の体についてこうやって話すのは、私が太もものセルライトや二の腕と胸の間のたるみを隠そうとしていないから。私はむしろすべてをさらけ出したい」。

「私にとって一番怖いのは、自分を見せすぎだとみんなが怒ったことだと思う」。

「残念なことに私たちは人間の身体に恐怖を感じている。そのせいで、布の後ろにある私の2つの小さなかわいらしい(野原しんのすけ風に言うと「よろち○び」)を性的でないやり方で見ることすらできなくなってしまっている」。

「女性の身体が存在する理由は1つではない。そのことを私たちはみんなに思い出させる必要がある」と女性の身体にあるのは性的な意味だけではないと主張しております。

フローレンスによるとこのピンクのドレスを着ていたとき「すれ違う女性たちはみんな『すごく楽しそうだね』って言っていた。実際楽しかった!」と話されております。

(ELLEの記事より抜粋)

 

バッシングした側もフローレンスの意見も間違いでは無いと思います。

ただ、ひとつ言えることは嫌がるフローレンスにこのドレスを着せたのなら大問題ですが、本人の意思でこのドレスを着て、そして「楽しかった」と言っているのですから、(スケベオヤヂ的見解として)「いいんじゃないかな~?」と思いました。

ですが、このフローレンスのドレスを見て不快に感じられた方もいらっしゃると思います。

そこは掲載したことを心から謝罪しなければいけません。

 

最近、水着撮影会のモデルさんに対して「男性の前に肌の露出した格好で出ている」などと言った批判がありましたが、モデルさん自身、それを承知の上で、なおかつ、その姿を撮影してもらいたいと思っているので、モデルさんを悪者のように言うのは違う気がいたします。

・・・なんか、住みづらい世の中になっちゃったように感じる今日このごろ。

 

そんな嫌な世の中を捨て、理想郷とも言える世界に住む、ある夫婦(このドレスネタと映画を上手くつなげた。自画自賛?)。

しかし、妻のアリスはこの自分たちが住む世界に徐々に違和感を感じていきます。

 

アリスという名前はおそらく「不思議の国のアリス」から来ているのだと思います。

 

・・・ただ、どこかおかしいと思う、このユートピアなのですが、デヴィッド・リンチのモノマネ的な映像のフラッシュバックを連発することで描いているところに、逆に観ている自分がヘンな違和感感じてしまいました。

 

監督のオリヴィア・ワイルドは『マトリックス』や『トゥルーマン・ショー』と、1990年代の傑作映画から発想を得たと言っていたそうですが、発想と言うより、ほとんどコピー(特に『トゥルーマン・ショー』は)にしか思えませんでした。

 

近年の作品ですと、『ゲットアウト』や『アス』と言ったジョーダン・ピール監督作を彷彿させる作りになっていたと思いました。

つまり、ほとんどオリジナリティが無い映画になってしまったのが残念でした。

 

「『めまい』を連想させる・・・」なる評論もありましたが、ヒッチコックほどで無いにせよ、監督にもっと演出力がもっとあれば、使い古しのネタでも面白くなれたと思います。

オリヴィア・ワイルドの演出が冒頭から、真相が分かる終盤、見せ場になるカーチェイスシーン、そしてエンディングまで、ず~と単調なんですよね。

メリハリが欲しかったです。

 

主演のフローレンス・ピューは良かったです。

何やら”2代目ブラック・ウィドウ”のウワサがあり、「彼女もいよいよアベンジャーズ入り?」と期待もしてしまいますが、先ほど紹介したドレスの写真でそう思われた方も多いと思うのですが、彼女、かなりポッチャリな体型なんですよね。

もちろん、それは悪いことではありません。

 

2019年に出演した『ファイティング・ファミリー』(未見です)という作品でプロレスラーを演じているのですが、辛口のアメリカの評論家からは「実際の女子レスラーよりたくましい二の腕」なるきつ~いコメントも・・・。

 

スカーレット・ヨハンソンと比較するつもりはありませんが、MCUドラマの「ホーク・アイ」でも少し体が重そうで派手なアクション無かったので、『アベンジャーズ』の新作に出るのであれば、少し体絞った方がいいかもしれません。

 

フローレンス・ピューはことごとく、摩訶不思議な”理想郷”へ行ってしまうヒロインが似合ってしまう女優さんだな~と思ってしまいました。

 

この映画をいい解釈で観ると、アメリカにとっての最高の理想郷と言えるのは1960年代初頭の生活、風習なんだな~と思いました。

アメリカが一番光輝いていた時代。

ベトナム戦争も、ニクソン大統領も、イラク戦争も無かったこの時代、夫は仕事へ、妻は家庭で・・・と言う、当時は当たり前、今では遙か遠い理想郷。

そのように、’60年代への愛が感じられる作品ではありました。

 

フローレンスに関する本作とまったく関係ないネタがこの後も用意されておりますので、よろしければ最後までお付き合いいただけたら光栄です。

 

 

”世界一ご飯が美味しくない”と「ガールズ&パンツァー 最終章」でもディスられた英国料理。

何か、食べているフローレンスもあまり美味しそうに食べていないように観えます。オスカーノミネートもされた彼女でも、思わず顔に出ちゃってます。(苦笑)

やたらケチャップつけているのは、味があまりしないからかな?

私はあの考古学者ではありませんが、”スネイク”は食べたくありません。(さらなる苦笑)

紅茶だけ美味しそうでした。

「こんな格言を知っている?」(・・・やめておきます)

 

 

 

皆様のおかげで、本ブログ、2周年を迎えることができました。

今回の記事のように、おバカ路線でこれからも頑張っていきたい(?)と思っております。

本当にありがとうございます。

そして、これからも、よろしくお願いいたします。