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『キャラクター』

『キャラクター』

 

2021年製作/日本映画/上映時間:125分/PG12/2021年6月11日日本公開

 

監督:永井聡

出演:菅田将暉

   Fukase

   高畑充希 ほか

 

『花束みたいな恋をした』などの菅田将暉と、バンド「SEKAI NO OWARI」のメンバーで本作が俳優デビューとなるFukaseが共演する猟奇サスペンスです。

悪を描けない漫画家が、偶然目撃した猟奇的な殺人犯を参考に漫画のキャラクターを生み出すも、それにより人生を翻弄される恐怖が描かれます。

 

あらすじ

 

漫画家のアシスタントをしている山城圭吾(菅田将暉)は、画力は高いが、お人好しな性格のためか悪役をリアルに描けない。ある日、圭吾はスケッチに訪れた一軒家で、殺害された家族と犯人(Fukase)の顔を見てしまう。圭吾は犯人をモデルにキャラクターを創り上げ、ついに売れっ子漫画家になるが、漫画をなぞるような事件が次々と発生。そして、犯人の男が圭吾の前に現れる。

シネマトゥデイより)

 

20世紀少年」など数多くの浦沢直樹作品にストーリー共同制作者として携わってきた長崎尚志によるオリジナル脚本を、『世界から猫が消えたなら』の永井聡監督のメガホンにより映画化したサスペンスです。

出演に菅田将暉高畑充希中村獅童小栗旬ら。

 

Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

本日、12月14日は女優・歌手の高畑充希さん、32歳の(も、もうそんな年齢なのですね?)お誕生日です。

お祝いの気持ちを込めて・・・と思ったのですが、主演では無い本作の方を選びました。

主演の作品は福田雄一監督の映画なので、自らわざわざ地雷原に脚を踏み入れる勇気はございませんでした。

 

漫画家として売れることを夢見て、アシスタント生活を送る山城圭吾。ある日、一家殺人事件とその犯人を目撃してしまった山城は、警察の取り調べに「犯人の顔は見ていない」と嘘をつき、自分だけが知っている犯人をキャラクターにサスペンス漫画「34」を描き始めます。

 

お人好しな性格の山城に欠けていた本物の悪を描いた漫画は大ヒットし、山城は一躍売れっ子漫画家の道を歩んでいく。そんな中、「34」で描かれた物語を模した事件が次々と発生していきます・・・。

 

高畑充希

 

1991年12月14日、大阪府東大阪市生まれ。

小学校のころから歌手を目指し、様々な芸能事務所のオーディションを受けますが全滅。

2005年、中学校在学中、ホリプロ創業45周年記念の「山口百恵 トリビュートミュージカル プレイバックpart2~屋上の天使」(タイトル長い)に9,621人の応募者の中から主役の座を獲得し、女優デビュー。

以降、2007年から2012年まで「ピーターパン」で8代目ピーターパンを務め、ほかには「奇跡の人」などの舞台に出演。

ドラマは「3年B組金八先生」(第8シリーズ)などに出演。

2016年4月から放映開始したNHK連続テレビ小説とと姉ちゃん」でヒロインを務め、2016年ブレイクした女優1位に輝きます。

Wikipediaを参考にさせていただきました)

 

初めて知った作品が2014年の『女子ーズ』(何だかんだで、これも福田雄一監督)。

その初日舞台挨拶のチケットが運良く取れまして、生・桐谷美玲さん&有村架純さんを楽しみに行ったのですが、「イエローを演じた人がなかなかいい!」と思い、同年、ホリプロとしては珍しいファンクラブが立ち上がり、青田買い・・・ではありませんが、創設、即入会いたしました。

ファンクラブ名は「MIKKAI」。

イベントで握手とお話しもさせていただきました。

ファンクラブの恩恵で2015年8月の舞台「靑い種子は太陽の中にある」(この舞台は某J事務所の所属タレント・亀梨和也さんW主演でチケット、プラチナ化しちゃっておりました)のホリプロ様々の腕力で最前列のチケット取れた・・・のですが、ウチのババぁ・・・じゃない母親の納骨の日と重なってしまい行けませんでした。

2020年、大阪での舞台「ミス・サイゴン」もファンクラブの恩恵でチケット取れたのですが新型コロナウィルスの影響で公演中止。

同年、ファンクラブは解散してしまい、2022年の公演はチケット取れませんでした。

一度舞台で生の演技観てみたかったですね。

 

お誕生日おめでとうございます。

 

映画の感想に戻ります。

この手のシリアルキラー系スリラーは日本ではなかなか面白い作品が生まれませんが、かなりツッコミどころはありましたが、最後まで飽きずに楽しむことができる映画だったと思います。

 

わたくし個人的に一番衝撃的だったのが、最初容疑者として逮捕される辺見役がエンドクレジットで松田洋治さんと知ったとき。

20代くらいまでの方はご存じ無い方がほとんどだと思いますが、30~40代くらいの方は『風の谷のナウシカ』のアスベルや『もののけ姫』の主人公・アシタカの声を演じられた声優として知られていると思います。

私くらいの世代では・・・

1974年、7歳のとき出演された「仮面ライダー」シリーズ第4作「仮面ライダーアマゾン」で主人公・山本大介の親友のまさひこ役で出演し、昭和ライダーファンは知らない人はいないくらいの方です。

放映当時、小学生だった松田さんはスタジオまで立花藤兵衛役の小林昭二さんの自動車で送ってもらっていたそうで、大介役の岡崎徹氏(写真・右)は「演技は天才的だった」と賞賛しております。

写真は「仮面ライダーアマゾンBlu-ray発売記念の映像特典のときのものですが、岡崎氏は芸能界を引退されているので、この対談は当時を知る私は涙が止まりませんでした。

(またまたWikipediaを参考にさせていただきました)

 

その「仮面ライダー」の後輩にあたる・・・って、松田さんはライダーに変身しないですし、違うかもしれない。

し、しかし、石ノ森章太郎先生が本郷ライダー、BLACKと並んで特にお気に入りだったアマゾンに重要な役で出演した松田さんは正真正銘の「ライダー」出身俳優と称していいようにも思うのですが・・・。

もう、ワケが分かんなくなってきた。

でも、アマゾンならこう言うでしょう。

「フィリップ(菅田将暉さんが「W」で演じた役名)、ト・モ・ダ・チ」。

 

菅田将暉さんは安定した演技力で、とても良かったです。

充希さんとの息もピッタリ。

 

小栗旬さんも印象に残る演技だったと思います。

犯罪者より刑事の方が似合っているような気がいたします。

・・・早く「ルパ○三世」実写版の黒歴史を払拭できるといいですね。

 

以降、ダメだったところを。

まず、殺人鬼・両角を演じたFukaseさん。

もう自ら✖出しちゃったいますが、本当に演技が酷いと言いますが、演技にもなっていないような感じでした。

 

一部映画ファンや評論家も賞賛しております。

ですが、私も『セブン』、『ダークナイト』を観ていなければ、それなりの評価はしても良かったのですが、あまりに4人家族を好んで殺害するサイコ野郎に観えないのが残念。

まあ『セブン』の犯人役は最高にすばらしい狂気演技でしたが、ご自身はもっとサイコ野郎(喜多川U.S.A.)だったので、ホンモノには敵わないですね。

 

菅田将暉さん演じるマンガ家のアシスタントをやっている圭吾が担当の先生から「お前はあまりにお人よしで善人過ぎるから、悪のキャラクターが描けない」と言われてしまいます。

・・・しかし、後々思い返してみると、最初の殺人現場で犯人の両角の顔を見ているのに、そのことを警察に言わない。

そ、そんなに善人では無いんじゃないかな~?

 

日本映画のお約束事項なのですが、あまりに警察が無能。

そこにエルキュール・ポワロ並に小栗旬さんの刑事の名推理が的中するという展開はアガサ・クリスティもビックリでしょう。

 

※少しネタバレがあります。これからご覧になられる方はご注意を。※

 

 

実際の温もりのある家を書きたいと真夜中にアシスタントに住宅地にデッサンさせるマンガ家、あり得ません。

善人には悪役キャラクターを書けないという決めつけも不自然です。

やなせたかし先生はアンパンマンよりばいきんまんを重視してマンガを書いていたと聞いております。

やなせたかし先生は悪人なのでしょうか?

あんな100円ショップで買えるような包丁で何人殺せるんですか?

両角の共犯者との文通。

一方的で無ければ、当然相手側にも両角からの手紙があるように思うのですが・・・。

 

なぜ両角はお腹の子どものことを知っていたのか・・・?

以上がツッコミどころでした。

 

日本映画で頑張って目を背けたくなる顔からウジ虫がわいた遺体などの描写はそれなりに評価はできますが、できれば人間の持つ狂気をもっと深く描いて欲しかったですね。

 

フジテレビジョンの伝えたかったこと。

「神奈○県警はおバカの集まり」。

「怪しげな宗教コミュニティには入っちゃダメよ~」というメッセージは十分伝わったので、良しといたしましょう。

 

 

 

 

以前、本家ザ・モンキーズのを紹介しましたので、今回は充希さんヴァージョン。

 

CMも頑張っている充希さん。

あらためて、お誕生日おめでとうございます!

 

 

こちらは、オマケ。