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『君の名前で僕を呼んで』

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君の名前で僕を呼んで

原題:Call Me by Your Name

 

2017年製作/イタリア・フランス・ブラジル・アメリカ合作映画/上映時間:132分/PG12/2018年4月27日日本公開

 

監督:ルカ・グァダニーノ

出演:アーミー・ハマー

   ティモシー・シャラメ

   マイケル・スタールバーグ ほか

 

1980年代のイタリアを舞台に、17歳と24歳の青年が織りなすひと夏の情熱的な恋の行方を描いたラブストーリーです。

第90回(2018年)アカデミー賞において、作品賞、主演男優賞(ティモシー・シャラメ)など4部門ノミネートされ、自ら同性愛者を公表しているジェームズ・アイヴォリーが脚色賞を受賞。

 

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あらすじ

 

1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と過ごす17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)は、大学教授の父が招待した年上の大学院生オリヴァー(アーミー・ハマー)と出会う。一緒に自転車で散策したり泳いだり、読書したり音楽を聴いたりするうちに、エリオはオリヴァーに恋心を抱く。やがてその思いは通じるが、夏の終わりが近づくにつれてオリヴァーが避暑地を去る日が近くなり……。

シネマトゥデイより)

 

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アンドレ・アシマンの小説を基に、17歳の少年が大学教授の父親に招かれた大学院生と出会い、惹かれ合うさまを綴ったラブストーリーです。

監督は『ミラノ、愛に生きる』、『胸騒ぎのシチリア』などのルカ・グァダニーノ

 

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Amazonプライムビデオにて鑑賞。

初めての鑑賞になります。

 

どうも同性愛の映画は食わず嫌いで今まで敬遠しておりましたが、アカデミー賞作品賞ノミネートは気になっていたので、今回勇気を出して(?)鑑賞いたしました。

監督の名前が”ルカ”と知り、思わず、”ブラージ”?と思ってしまう『ゴッドファーザー』大好き人間。

「ルカの名前でタッタリアに潜入して」。

 

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1983年、夏。家族に連れられて北イタリアの避暑地にやって来た17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。

 

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一緒に泳いだり、自転車で街を散策したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオはオリヴァーに特別な思いを抱くようになっていく。ふたりはやがて激しい恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてきて……。

 

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・・・まあ、なんと言いましょうか?

リアル、アニメ問わず、自分が女性を好きで良かったと確認させられた映画でした。

 

男が男にキスをする。

ブロークバック・マウンテン』を観ているから平気でした。

男が男のあそこを触る。

『ムーンライト』を観ていたから、多少抵抗はあったものの大丈夫でした。

男が男のあそこを口にする。

ロケットマン』でも出ておりましたが、これくらいになるときつい。

桃のシーンは・・・もう、ここまで来るとポルノですよ。

 

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とにかく女性向けに作られている映画だと思いました。

主人公・エリオを演じるティモシー・シャラメくんはほとんどのシーンで上半身裸。

 

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アーミー・ハマーティモシー・シャラメの美青年・美少年カップルだけなら女性も喜ばれるかもしれませんが、本作、ご親切に中年ゲイカップルも登場させるサービス精神旺盛さを発揮。

 

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イタリアの田舎町の美しい光景・・・みたいなことが書いてあったのですが、それほどとも思わず。

頻繁に主人公2人が泳ぎに行く川(池?沼?)はボウフラの巣のようなところで、思いっきり虫刺されしそうで、自分なら絶対泳ぎたくないと思わせるようなところでした。

 

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「初恋のときめき」、「初めての激しい恋のきらめき」などと評論家は高く評価しておりますが、エリオ、オリヴァーとこういう関係になる前に女の子とエッチしちゃっていますよね。

そのあと、オリヴァーとの関係があり、本当の自分はゲイだったと自覚したというのは分かるのですが、オリヴァーを初恋の相手と呼ぶのはどうなのかな~?

 

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’80年代が舞台ということもあり、少し同性愛者に対する理解がある時代を描いております。

エリオの父親のセリフがすばらしく、その気持ちを代弁しているように思いました。

 

また、『ブロークバック・マウンテン』に冷たかったアカデミー賞が本作に脚色賞を与えたことも、アカデミー賞も同性愛者への理解を深めたという意思表示だと思いました。

 

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・・・ですけどね~。

同性愛者のジェームズ・アイヴォリーが書いたシナリオは、野球で例えると巨人ファンが書いた野球マンガと同じで、それをオリ党の私が観て面白いと思わないのと同じで、とにかく苦痛の2時間13分でした。

同性愛推奨映画と呼ばれても仕方ない映画になっておりますし、そういう行為のシーンの効果音など艶めかし過ぎ。

 

ティモシー・シャラメは頑張っていたと思いますが、美少年にときめく趣味は無いので。

唖然としたのはラストにエリオが着ていた趣味の悪すぎるシャツと本来悲しすぎる真冬の暖炉の前で涙ぐむシーンになぜかハエが映り込む場面。

あれは一体何だったんだろう?

 

日本ではこういう映画は作られませんね。(幸いなことに)

「のんの名前で能年玲奈を呼ばないで」とか。

「クワトロの名前でシャアを呼んで」とか作られたら面白い・・・ワケ無い!