『ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~』
原題:Midnight Sun
2018年製作/アメリカ映画/上映時間:92分/G/2018年5月11日日本公開
監督:スコット・スピアー
出演:ベラ・ソーン
パトリック・シュワルツェネッガー
ロブ・リグル ほか
2006年の日本映画『タイヨウのうた』をハリウッドでリメイクしたラブストーリーです。
太陽の光に当たることができない病を抱えた少女と夢を諦めた青年の愛の物語が描かれます。
あらすじ
太陽の光線に過剰反応する“XP(色素性乾皮症)”という難病を患う17歳のケイティ(ベラ・ソーン)は、幼いころから日中は父親と二人でずっと家にこもっていた。夜しか外出できない彼女のたった一つの楽しみは、毎晩駅前でギターを手に歌うことだった。ある日、ケイティはチャーリー(パトリック・シュワルツェネッガー)と出会い……。
(シネマトゥデイより)
YUI主演の日本映画『タイヨウのうた』をハリウッドでリメイクしたラブストーリーです。
ドラマ「シェキラ!」などのベラ・ソーンと、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリック・シュワルツェネッガーがカップルを演じております。
dTVにて鑑賞。
初めての鑑賞になります。
特に理由は無く本作を選びました。
監督&キャストは誰も知りませんでした。
原作は日本のものというのはエンドクレジットで知りました。
太陽の光に当たれない病「XP」を抱える17歳のケイティは、幼い頃から昼間は外出できず、父親と2人で時間が経つのを待つだけの毎日を送ってきた。
そんな彼女の唯一の楽しみは、夜の駅前で通行人相手にギターの弾き語りをすること。ある夜、同年代の青年チャーリーと出会ったケイティは、チャーリーに病気のことを隠したまま、急速に惹かれ合っていく・・・。
シュワちゃんの息子さんが映画デビューしていたとは知りませんでした。
映画『ジュニア』のとき、シュワちゃんのお腹から出てきた子どもさんでしょうか?(んなワケない)
かなりのイケメンさんでした。
ただ、まだ演技は多少ぎこちなさもありました。
ですが、お父さんも間違っても”演技派俳優”ではありませんので、息子さんもマイペースで頑張っていってもらえればと思います。
そう言えばスタローンの息子も『ロッキー5/最後のドラマ』に出演しておりましたが、どこかへ消えてしまいましたね。(悪い例を引き合いに出してはいけない・・・)
オリジナルはまったく知りませんでした。
2006年公開の日本映画ですが、原案は1993年の香港映画『つきせぬ想い』。
2006年、映画公開の年にTBS系でドラマ化もされ、沢尻エリカさん&山田孝之さん主演(結構豪華ですね)。
色素性乾皮症(XP)という病気は本当にあるとのこと。
沢尻エリカさんは別の意味でお天道さまの下を歩けなくなってしまいましたね。(そんなことを言ってはいけない。そこまでの重罪じゃないし)
健常者の2千倍の確率で皮膚がんになる可能性のある、10万人に一人と言われる難病を患った歌を愛する少女と、手術で水泳を諦めたイケメン青年のラブロマンスなのですが、ヒロインのおバカぶりに少し呆れてしまいました。
ストリートミュージシャンとして歌を披露しているとき、偶然憧れていたチャーリーと出会い、瞬く間に恋に落ちます。
しかし、自分が特別な病気と知られたくなく、それを隠し続けるケイティ。
ある晩、真夜中に海で遊び(塩水に浸かって大丈夫なのかな?)、気づくと日の出の時刻に。
「(時計が)防水じゃない」と怒りだし、チャーリーに「全速力で家へ帰れ」と命令。
何事か分からないまま、言われるがまま車を走らせるチャーリー。
しかし、残酷にも日光がケイティの皮膚に当たってしまう・・・。
本当に愛するのであれば、逆に隠し事はご法度のように思います。
しかも命に関わることです。
XPの患者さんは万が一のため、宇宙服のような紫外線防護用の服を持ち運んでいるとWikipediaにありましたが、ケイティはパーカーのフードも毛布だけ。
この辺りのリアリティの無さが評価が分かれるところのように思いました。
歌がある意味メインであるはずなのですが、ケイティの歌が心に響かないんですよね~。
これが、とても残念に思いました。
彼女がレコーディングした曲がラジオに流れますが、それが同じ病気で苦しんでいる人たちに勇気を与える・・・みたいな感じだったら感動できたのですが、身内だけが喜んでいるのでは何とも言えません。
yahoo!レビューも映画.comのレビューも賞賛の嵐でしたが、申し訳ありませんが、自分はダメでした。
ですが、直射日光を浴びて溶けてしまったストライプグレムリンよりはケイティに感情移入できるのは間違いありません。