バレーボールV2女子リーグ女子・リガーレ仙台の選手兼監督で、2016リオデジャネイロ五輪代表リベロの佐藤あり紗選手が自信のSNSで今季をもって現役引退とチームを退団することを発表されました。
佐藤さんはTwitterとInstagramのアカウントにて、「リーグ途中での発表となりますが、今季で現役を引退します。また、監督を退くとともにリガーレ仙台を退団することになりました。今の思いや今後の活動については後日、会見にてお伝えします」と綴っております。
佐藤さんは宮城県仙台市出身。今年春高で優勝した古川学園高を卒業後、東北福祉大を経て2012年に日立リヴァーレ(現・日立Astemoリヴァーレ)に内定選手として入団。
2012/13Vチャレンジリーグ(現V2)ではサーブレシーブ賞を受賞し、Vチャレンジマッチでプレミアリーグ(現V1)昇格に貢献しております。日立在籍中は昇格後もレシーブ賞、サーブレシーブ賞、ベストリベロ賞を受賞。一方で、2013年には日本代表に初選出され、同年11月に行われたワールドグランドチャンピオンズカップ(グラチャン)では銅メダルを獲得。本人もベストリベロ賞を受賞しております。翌2014年は世界選手権に出場。2016年にはリオ五輪代表となっております。
2018年5月に日立を退団。同年8月、出身地の仙台にバレーボールチーム「リガーレ仙台」が創設され、加入することが発表となった。2019-20シーズンより同チームでプレーしており、今シーズンまで選手兼監督として活躍されておりました。
(バレーボールマガジンより)
衝撃が走りました。
20年前くらいから、女子バレーボールを大好きになり、日本代表チーム(火の鳥NIPPON)、Vプレミアリーグ、V1LEAGUEと観てきて、現役選手を含む、これまでコートで活躍された日本人選手、いや全世界の女子バレーボール選手で一番佐藤あり紗選手が大好きでした。
V2LEAGUEの試合は関西では開催されず、生で観戦に行けず、いつか機会があればと思っていた矢先の引退発表。
シーズン途中、しかも佐藤あり紗選手が立ち上げたと言っていいチームを退団というのが、とても気になります。
この写真は2018年5月3日、大阪府で開催された”黒鷲旗 全日本男女選抜大会”で撮影したものです。
トーナメント方式で準々決勝が行われ、佐藤あり紗選手所属する日立リヴァーレVSJTマーヴェラスの試合が行われました。
すでにリヴァーレを退団する話しは伝わってきていたので、この試合はベンチスタート。
おそらく試合には出場しないと思っておりました。
佐藤あり紗選手は控え選手が陣取るところにいらして、そこが私の座った席のすぐ横だったので、ここまでのどアップ写真撮れました。
試合を観ないで、あり紗選手ばかり見ておりました。
ほかの方が前を向いている中、自分だけ左横向いておりました。
熱い視線をコートへ送っておりました。
時より笑顔。
ウォーミングアップはされておりました。
ですが、出場は無いと思っていたら・・・
試合終盤にコートへ。
しかし、この試合、リヴァーレが敗れ、あり紗選手、最後のリヴァーレのプレーになってしまいました。
そして、今回の引退発表で、これが自分が観た最後の佐藤あり紗選手の試合、姿になってしまいました。(涙)
あれほど地元・仙台でバレーボールがやりたいと、それこそゼロからのスタートで立ち上げたチームを退団するというのは、いろいろな事情があるのは間違いありません。
そして、どの球技にも言えますが選手兼監督で上手くいくことは、まず無いと言っていいでしょう。
「SLAM DUNK」でも、そのようなエピソードがありました。
一番好きな選手だっただけに、美しく引退の花道を飾ってもらいたかった。
ですが、今までたくさんの感動を与えてくれたのも事実。
まずは「あり紗選手、お疲れさまでした」と心から言いたいです。