原題:Stoker
2013年製作/アメリカ映画/上映時間:99分/PG12/2013年5月31日日本公開
監督:パク・チャヌク
出演:ミア・ワシコウスカ
マシュー・グード ほか
『オールド・ボーイ』、『渇き』などで知られる韓国の鬼才、パク・チャヌク初のハリウッド作となるサスペンス・スリラーです。
ニコール・キッドマンや、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカを筆頭に、実力派俳優が集結しております。
製作をリドリー・スコット&トニー・スコット兄弟が担当しております。
あらすじ
外の世界を遮断するように建てられた、大きな屋敷に暮らしている少女インディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)。自身の誕生日に、愛していた父親が交通事故で帰らぬ人となってしまう。彼女は、母(ニコール・キッドマン)と葬儀に参列すると、そこへ行方がわからなくなっていた叔父のチャーリー(マシュー・グード)が突如として姿を現わす。彼と屋敷で暮らすことになるが、それを発端にしてインディアの周囲で不可解な現象が頻発するようになる。
(シネマトゥデイより)
ハリウッド業界人が選ぶ製作前の優秀脚本「ザ・ブラックリスト」2010年版の5位にも選ばれた脚本を映画化したミステリードラマです。
長期間にわたって消息を絶っていた叔父が現れたのを機に、次々と起こる不気味な出来事と、その裏に隠された驚がくの真相が描かれます。
Disney+にて鑑賞。
初めての鑑賞になります。
本日、6月20日はニコール・キッドマン、56歳のお誕生日です。
お祝いの気持ちを込めまして、出演作を・・・と思ったのですが、新作はほとんどが観ている作品しか配信しておらず、10年も前の本作を選びました。
『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』という長いタイトルの2018年製作のA24の映画があるのですが、こちらがAmazonプライムビデオで23日から見放題開始だったので、残念ながら間に合わず。
本作もサーチライト・ピクチャーズなので、多少期待しての鑑賞。
外部と隔絶された大きな屋敷に暮らす繊細な少女インディアは、18歳の誕生日に良き理解者だった父親を事故で失う。
母とともに葬儀に参列していたインディアだったが、そこへ行方不明になっていた叔父が突然現れ、一緒に屋敷で暮らすことになる。そのことをきっかけにインディアの周囲で不可解な現象が起こるはじめ・・・。
ニコール・キッドマン Nicole Mary Kidman
1967年6月20日、アメリカ合衆国・ハワイ州ホノルル生まれ。
アメリカ系オーストラリア人の両親を持ち、4歳のときシドニーへ戻ります。
15歳からドラマやミュージックビデオに出演し、1988年に出演した『デッド・カーム/戦慄の航海』を偶然鑑賞したトム・クルーズに気に入られ、ハリウッドに招かれ、1990年のトニー・スコット監督作『デイズ・オブ・サンダー』で共演し、結婚。
ハリウッドのオシドリ夫婦と呼ばれ、1992年の『遙かなる大地で』、1999年のスタンリー・キューブリックの遺作『アイズ・ワイド・シャット』で夫婦共演をはたしております。
1995年の『誘う女』でゴールデングローブ賞・最優秀主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。
2001年の『ムーラン・ルージュ』で巧みな歌とダンスを披露し、アカデミー賞主演女優賞にノミネート。
2003年の『めぐりあう時間たち』でオーストラリア人として初のアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞いたします。
2016年の『LION/ライオン ~25年目のただいま~』で4度目のアカデミー賞ノミネート。
2019年の『アクアマン』でアクアマンの母親・アトランナを演じております。
この作品、観たのですが、観終わったあと、「3日経ったら、観た内容全部忘れるな」と思う映画だったので、出演していたことスッカリ忘れておりました。(ウィレム・デフォー出演だけは覚えておりました)
お似合いだったトムとは2001年、円満に離婚しております。
本作もですが、少しダークな雰囲気の映画が似合う女優さんのように思います。
お気に入りですが、正直迷います。(『アクアマン』で無いことは確かです)
『冷たい月を抱く女』(1993)、『誘う女』、『アザーズ』(2001)が好きです。
今年のアカデミー賞授賞式で、『トップガン:マーヴェリック』でノミネートされなかったトム避け(会場入りさせない)としてプレゼンターで登壇。
相変わらずアカデミー賞はトムに意地悪で性格が悪い・・・。
HappyBirthday!
yahoo!映画レビューで賞賛の嵐!
韓国の鬼才と呼ばれる監督のパク・チャヌクはとても人気で監督のファンは賛辞を送っております。
自分は過去作1本も観ておらず、代表作と言われる『オールド・ボーイ』もオリジナルは未見でスパイク・リーのリメイクを観ている程度です。
ヘンタイ映画ですね。
それは悪いとは思わないのですが、どうせヘンタイならデヴィッド・リンチの領域まで行っていれば、面白いと思いました。
物語に意外性は少なく、予想通りの真相と予想通りの展開に正直ガッカリ。
やたらとベルトの話題が出るので、何か謎がある・・・と思ったら、何も無し。
ベルトに風車はついていなかった。
26の秘密も無かった・・・。
ミア・ワシコウスカ演じるネクラ(←死語?)な少女が一切笑わず、いつも眉間にしわを寄せて、とにもかくにも暗い。
同級生の男子から「オ○ニーしているんだろ?」と言われますが、実際しております。
でも、何で知っているんだろう?
インディアという名前なのですが、劇中名前を連呼されると、世界一有名な考古学者を思い出して仕方ありませんでした。
「家族もいとこもみんな異常者ならステキね」・・・とでも言いたげな、何とも言えないサイコパスな映画でした。
リンチが映画化していたら、きっと面白い映画になったいたかもしれない題材ですが、ハリウッド映画にキムチは似合わなかったのかもしれません。
とってもえっちな蜘蛛が頻繁にインディアのスカートの中に入り込むシーンがあるのですが、これも意味が分かりませんでした。
一番驚いた(笑った)のが、「私の18歳の誕生日」というセリフ。
・・・18歳には観えなかったのですが。(酒も飲んでいたぞ。アメリカではいいのかな?)
そのBirthdayプレゼントの鍵も何の意味があったのか分からなかった。
とんでもなく不親切な映画だった・・・。
チゲ鍋はしばらく食べない。